ネコと出会った鎌倉散策(1)
（単独山行）
２００７年１月２５日（木）
■今日は良い天気
朝，明るくなるにつれて，今日は素晴らしい晴天であることに気が付く。こんなに良い天気になるのなら，塔ノ岳へ出掛ければ良かった。まことに残念である。そこで，気を取り直して，久々に鎌倉散策をしようと思い立った。
９時４８分に家を出発する。１００円ショップで購入したナップザックに，500ccの水，それに薄っぺらなヤッケを持っただけの軽装である。鎌倉中央公園入口近くの自宅から尾根伝いに山之内浄水場を経由して北鎌倉に向かう。
■行きつけのコンビニにて
北鎌倉駅近くのコンビニに立ち寄る。私の姿を見つけたコンビニの店長が，
「いや～ぁ・・・flower-hillさん・・・暫くです・・・」
と嬉しい挨拶をしてくれる。続けて私に，
「まだ，体調が悪くて，なかなか思うように動けないんですよ・・」
と愚痴を言う。店長は私より大分若い。
「お散歩を続けたいかがですか・・・元気になりますよ」
と当たり障りのない会話を交わす。
昼食用のオニギリなどを選ぶ。それに，もし天園の峠の茶屋で，この前，焼き鳥（？）をご馳走になったＥさんに会えたら，ちょっとした肴をお返しをしたいと思って，一品選ぶ。
レジで代金を支払おうとする。ところが，財布をどこに入れたのかなかなか出てこない。
「あれ・・・財布忘れたかな」
と独り言を言う。すると，レジ番をしている店長の奥さんが，
「flower-hillさんなら，お代は立て替えますよ」
と嬉しいことを言ってくれる。結局，財布は何時も入れているポケットとは違うところから出てきた。
■「プリンちゃん」と「ごはんチャン」
コンビニを出て北鎌倉駅近くの踏切を渡り，円覚寺側に出る。横須賀線の線路沿いに建長寺の方に向かう。ネコの「プリンちゃん」が居る「ネコの店」を覗く。お店の前で，看板ネコちゃんがお店の奥さんに甘えている。
「おはようございます。プリンちゃん・・・おはよう。少し大きくなったようですね・・・」
とプリンちゃんと奥さんに話しかける。
「いえ，，，，この子は「プリンちゃん」ではなく，「ごはんチャン」です」
と新顔のネコを私に紹介する。そして，
「プリンちゃんも呼びましょう」
と言いながら，お店の奥に向かって，
「プリンちゃん・・・プリンちゃ～ぁん・・・」
と呼ぶ。
でも，肝心のプリンちゃんは，どこかに行っているのか，姿が見えない。
＜「ごはんチャン」がお客さんを出迎える＞
■勝上嶽へ
名月谷を経由して山道に入る。この道は余り知られていないためか，勝上嶽(標高145m)に到着するまで，誰にも会わなかった。しかし，山頂に着くと，展望台付近は建長寺から半僧坊を経由して登ってきた観光客で大変賑わっている。
今日は上天気。展望台から富士山が良く見える。ただ，この頃，見慣れている塔ノ岳からの富士山に較べると，ここからの富士山は，茫洋としている。それに随分と遠くに見える。しかし，右手に丹沢山塊，左手に箱根から伊豆半島の山並みがパノラマのように連なる富士山はなかなかなものである。その手前には駿河湾を挟んで藤沢から茅ヶ崎辺りの町並みが見える。さらにその手前に，鎌倉の山並みが，うねうねと幾重にも重なっている。flower-hillの家も山並みの間に隠れてしまい，どこにあるのか全く分からない。
「やっぱり，鎌倉の山も良いな・・・」
と改めて見直してしまう。
＜勝上嶽展望台からの眺望＞
暫くすると，３人連れのうるさいオバサン達が展望台に登ってくる。そろそろ退散する潮時だと思った私は，十王岩に向かう。
（つづく）
（単独山行）
２００７年１月２５日（木）
■今日は良い天気
朝，明るくなるにつれて，今日は素晴らしい晴天であることに気が付く。こんなに良い天気になるのなら，塔ノ岳へ出掛ければ良かった。まことに残念である。そこで，気を取り直して，久々に鎌倉散策をしようと思い立った。
９時４８分に家を出発する。１００円ショップで購入したナップザックに，500ccの水，それに薄っぺらなヤッケを持っただけの軽装である。鎌倉中央公園入口近くの自宅から尾根伝いに山之内浄水場を経由して北鎌倉に向かう。
■行きつけのコンビニにて
北鎌倉駅近くのコンビニに立ち寄る。私の姿を見つけたコンビニの店長が，
「いや～ぁ・・・flower-hillさん・・・暫くです・・・」
と嬉しい挨拶をしてくれる。続けて私に，
「まだ，体調が悪くて，なかなか思うように動けないんですよ・・」
と愚痴を言う。店長は私より大分若い。
「お散歩を続けたいかがですか・・・元気になりますよ」
と当たり障りのない会話を交わす。
昼食用のオニギリなどを選ぶ。それに，もし天園の峠の茶屋で，この前，焼き鳥（？）をご馳走になったＥさんに会えたら，ちょっとした肴をお返しをしたいと思って，一品選ぶ。
レジで代金を支払おうとする。ところが，財布をどこに入れたのかなかなか出てこない。
「あれ・・・財布忘れたかな」
と独り言を言う。すると，レジ番をしている店長の奥さんが，
「flower-hillさんなら，お代は立て替えますよ」
と嬉しいことを言ってくれる。結局，財布は何時も入れているポケットとは違うところから出てきた。
■「プリンちゃん」と「ごはんチャン」
コンビニを出て北鎌倉駅近くの踏切を渡り，円覚寺側に出る。横須賀線の線路沿いに建長寺の方に向かう。ネコの「プリンちゃん」が居る「ネコの店」を覗く。お店の前で，看板ネコちゃんがお店の奥さんに甘えている。
「おはようございます。プリンちゃん・・・おはよう。少し大きくなったようですね・・・」
とプリンちゃんと奥さんに話しかける。
「いえ，，，，この子は「プリンちゃん」ではなく，「ごはんチャン」です」
と新顔のネコを私に紹介する。そして，
「プリンちゃんも呼びましょう」
と言いながら，お店の奥に向かって，
「プリンちゃん・・・プリンちゃ～ぁん・・・」
と呼ぶ。
でも，肝心のプリンちゃんは，どこかに行っているのか，姿が見えない。
＜「ごはんチャン」がお客さんを出迎える＞
■勝上嶽へ
名月谷を経由して山道に入る。この道は余り知られていないためか，勝上嶽(標高145m)に到着するまで，誰にも会わなかった。しかし，山頂に着くと，展望台付近は建長寺から半僧坊を経由して登ってきた観光客で大変賑わっている。
今日は上天気。展望台から富士山が良く見える。ただ，この頃，見慣れている塔ノ岳からの富士山に較べると，ここからの富士山は，茫洋としている。それに随分と遠くに見える。しかし，右手に丹沢山塊，左手に箱根から伊豆半島の山並みがパノラマのように連なる富士山はなかなかなものである。その手前には駿河湾を挟んで藤沢から茅ヶ崎辺りの町並みが見える。さらにその手前に，鎌倉の山並みが，うねうねと幾重にも重なっている。flower-hillの家も山並みの間に隠れてしまい，どこにあるのか全く分からない。
「やっぱり，鎌倉の山も良いな・・・」
と改めて見直してしまう。
＜勝上嶽展望台からの眺望＞
暫くすると，３人連れのうるさいオバサン達が展望台に登ってくる。そろそろ退散する潮時だと思った私は，十王岩に向かう。
（つづく）
