小諸市立郷土博物館:浅間山登頂記(6)
(小諸グループ)
2006年10月7日(土)~8日(日)
※http://ameblo.jp/flower-hillもご覧ください。
■小諸市立郷土博物館
寅さん記念館を大急ぎで一回りした私は,寅さん記念館のすぐ隣にある小諸市立郷土博物館に立ち寄った。私こと,flower-hill_2005は,小諸に生まれ育った人間だが,この博物館を訪問するのは,今回が初めてである。白い壁で長方形の建物の中に入る。一見無愛想な係員が,チケットもぎりをしている。
<小諸市立博物館>
館内には小諸市の自然,歴史,生活文化などの資料が多数展示されていて,なかなか見応えがある。この博物館だけは,後日,もう一度ユックリと尋ねたいと思っている。
展示コーナーを眺める。そこには昔懐かしい農具や生活用品が多数展示されている。幼少の頃,身の回りに普通にあった脱穀機や精米器が,もう過去の遺産になっているのを見て,自分も随分と年を取ったものだなと実感する。
地形や地質の説明も,簡潔で分かりやすい。小諸の川西地区は淡水の湖沼性堆積物で形成されていることは,高校時代にも習った覚えがある。懐古園から千曲川を見下ろすと,顕著な河岸段丘が見られるのも,良く覚えている。それに対して,川東地区は火山の堆積物で被われている。言い換えれば,黒斑山,高峰山,牙山(ギッパヤマ)などの浅間山連峰の扇状地になっている。
私は,小諸に生まれてから,高等学校を卒業するまで,この広大な扇状地が千曲川に接するところに位置する小諸市内で過ごしていた。台地そのものが斜めに傾斜している場所である。何処へ行くにも大抵は坂を上り下りしなければならなかった。
中学(旧制),高校(新制)の学生時代は,小諸発7時15分の信越線下り列車に乗って,上田まで通学していた。7時に起きて,大急ぎで朝食を頬張ってから,坂道を走り下って,列車に飛び乗っていた・・・扇状地の説明を眺めている内に,遠い昔のことを沸々と思い出してしまった。
■屋上からの展望
展示物を大急ぎで斜め読みしてから屋上へ出てみる。曇り空の下で,屋上は少し寒い。北の方角を眺めると,明日登山する予定の黒斑山,前掛山や,牙山が良く見える。ただ,標高2000メートル付近から上は厚い雲に被われていて何も見えない。明日は是非晴れて欲しいなと思う。
手前には小諸市内の家並みが見える。沢山の樹木に囲まれた市街地は,落ち着いた雰囲気を醸し出している。Flower-hillも,事情が許せば,将来,是非,小諸に戻って,余生を過ごしたいなと思っている・・・・が,多分叶わない夢だろう。
<浅間連峰のパノラマ>
私と相前後して,若い男女が寄り添うようにしながら屋上へ上ってきた。私は折角の二人きりの邪魔をしたくない。それに屋上には冷たい風が吹き付けている。そこで,早々に屋上から降りてしまう。
外へ出る。
私は,次に,郷土博物館の斜め前にある小山敬三美術館を訪れることにした。
(つづく)
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