中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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小諸市立小山敬三美術館:浅間山登頂記(7)

2006年10月16日 20時16分19秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

       小諸市立小山敬三美術館:浅間山登頂記(7)
           (小諸グループ)
       2006年10月7日(土)~8日(日)


   ※http://ameblo.jp/flower-hillもご覧ください。

■素敵な遊歩道
  郷土博物館を出た私は,斜め前にある小山敬三美術館(以下美術館)へ向かう。美術館の前には,浅間周辺から収集された岩を展示した遊歩道が設置されている。この遊歩道は美術館の方に向かって曲がりくねりながら通じるようになっている。
 遊歩道を50メートルほど歩くと,美術館入口の前に出る。

           <素敵な遊歩道>

■小山敬三美術館
この美術館に入るには,靴を脱いで,スリッパ履きにならなければならない。登山用のリュックを背負って,登山靴を履いている私には,わざわざ靴を脱ぐのが面倒である。一瞬,美術館を見学せずに引き返そうかと思ったが,気を取り直して,登山靴を脱ぎ始める。そして,漸く靴を脱いで館内にはいると,係員が待っていましたとばかり,
 「いらっしゃい!」
と私に声を掛ける。

           <小山敬三美術館>
 小山敬三は,私達,小諸にゆかりのある人達にとっては,とても誇りに思う洋画家である。文化勲章を受章している。この美術館は,小山敬三ご自身が建設して,小諸市に寄贈したものだという。
 館内には見物客は誰も居ない。中に入るのに,一寸気後れがする。しかし,展示室に一歩踏み込むと,たちまちの内に,小山敬三の大きな作品の迫力に圧倒される。私は吸い込まれるように展示場に入る。真正面に浅間山の絵がある。次回このブログで披露するがもの凄い迫力である。まず,浅間山の姿だが,実際の姿より,随分とデフォルメされている。でも,一目で浅間山と分かる。それに,山肌がこの世のものとは思えない朱色に燃えている。何とも言えない迫力である。私は,暫くの間,絵の前に釘付けになる。
 館内を廻る。
 ブルースドブルガリという絵の前に立つ。ブラウスを着た女性の絵である。実に写実的。素晴らしい絵である。こんなにきちんとした絵を画く方が,凄くデフォルメされた絵を画くことは,率直に驚きである。
 作品の圧倒された私は,館内の売店で,特に気に入った絵の絵はがきを数枚購入した。
 丁度そのとき,数名の観光客がドヤドヤと美術館に入ってきた。急に辺りが騒がしくなった。
 「この辺が,退散する潮時だな・・・」
と思った私は,静かに美術館を出た。
                              (つづく)



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