中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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桜が咲き始めた鎌倉;鎌倉中央公園・天神山・玉泉寺・岡本神社・谷戸池周遊

2018年03月23日 13時39分36秒 | 鎌倉あれこれ

                                <谷戸池の桜>

          桜が咲き始めた鎌倉;鎌倉中央公園・天神山・玉泉寺・岡本神社・谷戸池周遊
                      (独りハイキング)
                   2018年3月22日(木) 晴

<ルート地図>


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<鎌倉中央公園>

▇淸水塚口から歩き出す
 昨日(3月21日)は,時ならぬ雪の中,所用があって,信州小諸まで日帰り旅をしたばかりである.信州は気絶外れの大雪で,無事日帰りできるかヒヤヒヤし通しだった.それにしてもとにかく寒い1日だった.その翌日の今日,今度は昨日とは打って変わっていかにも春らしい陽気となった.気温は正確には計測していないが,多分,10数℃になっているだろう.
 ”こんなに気持ちの良い日は,とにかくお散歩だ…!”
 午前中に所用を済ませた私は,早速,午後からブラブラ歩きを開始する.
 まずは,何時ものお散歩出発点である鎌倉中央公園淸水塚口へ.
 13時50分,淸水塚口からお散歩開始である.

▇淸水塚公園の桜
 まずは,淸水塚口隣接の淸水塚口公園の桜を仰ぎ見る.
 青空の中に,ようやく咲き始めた桜の花がチラホラと見えている.
 「…やっと咲き始めましたね…」
と居合わせた近隣の男性と,桜の開花を喜び合う.

<淸水塚公園の桜>

▇ハーブ園のスモモ
 淸水塚猛煙から階段道を下って,ハーブ園へ.
 ”ここの桜は大分開花しているな…”
と思いながら,デジカメを構える.
 写真を撮った後に,この木の幹に「スモモ」と書いた板切れが取り付けてあるのを見つける.
 「…なるほど,これがスモモか…!」
 草花オンチの私には,桜もスモモも全く同じに見えてしまう.

<ハーブ園のスモモ>

▇梅と惜別
 休憩舎の前の梅を見に行く.
 つい先日まで,楽しんでいた梅はもう完全に散ってしまった.
 ”季節が完全に進んだな…”
 何だか奇妙に寂しい気分である. 

<休憩舎前の梅>

▇山崎口近くのコブシ
 園内のノンビリと散策する.
 山崎口近くのコブシがちょうど見頃を迎えている.ここでまた何枚かの写真を撮る.

<山崎口付近のコブシ>

<山崎を散策>

▇十王堂跡から高台へ
 14時03分,山崎口から公園の外へ出る.
 しし石付近に幼児を連れた母親が沢山集まっている.可愛い幼児達と遠目で眺めながら,
 ”さて,ぢっちへ行こうか…”
と何時ものように迷う.
 迷っている内に,足が勝手に動いて山崎の集落の方へ向かう.
 ”まあ,良いか…”
で自分の足に従う.
 14時12分,山崎集会場(十王堂跡)に到着する.
 ここで,どこへ行こうかと,また,迷うが,
 ”たまには高台に登ってみようか…”
 十王堂跡から道路の南側にあるちょっと長い石段を登って高台へ.
 石段を登り切ると視界が開ける.前方には天神山が見えている.その手前を湘南モノレールの線路が横切っている.丁度具合良く湘南モノレールの電車が通過する.急いでデジカメを取り出すが,タイミングが遅くて電車入りの写真は撮れなかった.

<十王堂跡から高台に登る>

▇興宗鏡考の墓
 高台入口付近は畑になっている.その奥は墓地.墓地の一番奥に,興宗鏡考の墓がある.さらにその先も農地になっている,農地の両側には民家が1~2軒建っている.とてものどかな雰囲気である.
 興宗鏡考は十王堂を中興開山した高層である(『かまくら子ども風土記』p.255).

<興宗鏡考の墓>

▇江ノ島道標
 高台から階段を降りて下の道をバス停山崎方面に向けて歩きはじめる.
 14時19分,江ノ島道標の前で立ち止まる.
 ”さて,どっちへ行こうか…”
 ここでも,また,30秒ほど行き先で迷う…が,結局はバス停山崎方面へ向かう.

<江ノ島道標>

▇宝積寺跡
 14時22分,バス停山崎に到着する.この辺りの谷戸が宝積寺跡である.
 成り行きで,近くにるコンビニ「ローソン100」に何となく立ち寄る.とりあえずは飲料水(お茶)を購入する.

<バス停山崎付近>

<天神山の北野神社>

▇北野神社参道
 14時30分,コンビニから外へ.
 久々に天神山に登ってみようかと,急に思い立つ.山崎交差点を渡って裏道に入る.モノレールが通っている道から一本奥の道を北に向かって歩く.ここは車の往来が少ないので,ノンビリ気分で歩けるのが良い.
 14時33分,北野神社参道入口(天神山登山口)に到着する.
 前方置くに,天神山山頂付近まで延々と続く石段が見えている.
 ”(あの石段を)登るぞ…”
と気合いを入れる.
 
<北野神社参道入口>

北野神社
 長い階段を登る.
 昨日降り続いた雨で,階段はグズグズに濡れている.
 ”こんなにずぶ濡れでは,山道を歩くのは無理だな…”
と観念する.
 階段の最上部は現在改修工事中のため,正面鳥居からちょっと手前にある脇の階段を登って,14時37分,北野神社に到着する.
 祭神はもちろん菅原道真である.
 境内には人の気配はなく静まりかえっている.
 経大の一角に宝筐印塔がある.これは宝積寺の僧教音という方が建立したものだという(前掲書p.253).なお,この宝筐印塔の後ろに祠が2基並んで祀られている.これらの写真も撮ったが,冗長になるので,ここでは割愛することにしよう.

<北野神社>

▇北野神社の桜
 拝殿に向かって右手手前の桜(かな?)が咲き始めている.
 北野神社と言えば菅原道真.菅原道真と言えば「梅」だが,梅の見頃の時期にはここを訪れなかったので,境内に梅があるのかどうか良く分からない.
 折角,久々に天神山に登ったので,山の南側に散乱する四国八十八カ所巡りの石塔を見に行きたかったが,雨上がりで地面が泥濘んでいる可能性があるので,またの機会に訪れることにして,今回はおとなしく退散することにする.

<北野神社の桜>

<妙法寺から山崎跨線橋へ>

▇裏参道を下
 14時40分,参拝を終えてフラ参道を下る.
 裏参道は終始勾配が急な土道である.昨日までの雨で路面は少し泥濘んでいて滑りやすいが,平素,泥濘んだ山道のしばしば歩いている私にはとうということもないが,平素,山道を歩いていない方はちょっとビビるかもしれない.
 土道を下り続けると,一番最後に妙法寺近くの階段道に合流する.この階段道の入口が裏参道の入口である.

<裏参道を下る>

▇妙法寺
 14時47分,妙法寺に到着する.日蓮宗の寺.山号は宝珠山.元は山梨県にあった寺だという.境内に祀られている子育地蔵が有名だが,今回は境内に入らずに写真だけ撮って通過する.

<妙本寺>

▇山崎跨線橋
 妙法寺の前を通り抜けて県道に突き当たる.
 右折して,最初の三叉路を左折.14時53分,山崎跨線橋に到着する.橋の中央付近を歩いているときに成田エキスプレスの車両が,車両基地からユックリとホームに移動しているのを見下ろす.
 ”なかなか良い景色だな…”
と思いながら写真を撮る.

<山崎跨線橋>

<フラワーセンター前から玉泉寺へ>

▇フラワーセンター前を通過
 15時01分,フラワーセンター大船に到着する.フラワーセンターは,残念ながら4月1日まで休園中である.
 ”今頃,園内は多分花盛りだろうな,残念!”
ということで通過する.

<フラワーセンター大船>

▇玉泉寺
 もし足許が濡れていなければ龍宝寺裏山を通って,岡本神社に出たいなと思っていたが,今日の山道はぐちゃぐちゃになっているに違いない.そこで,玉泉寺経由で岡本神社に立ち寄ることにする.
 龍宝寺トンネルの手前で右折して住宅地内の閑静な道路に入る.
 この道を直進して,15時07分,玉泉寺に到着する.
 玉泉寺は真言宗大覚寺派の寺.山号は聖天山.玉縄城の東側に位置している.
 珍しく本堂の扉が開いている.どうやら法事中のようである.邪魔をしては申し訳ないので,そっと境内を拝観する.

<玉泉寺>

▇玉泉寺の桜
 本堂左手に回ってみる.桜(かな?)がそろそろ見頃を迎えている.
 写真撮ってから静かに立ち去る.

<玉泉寺の桜>

<岡本神社と伏見稲荷>

▇路地に入る
 15時13分,岡本神社参道に入る路地入口に到着する.少々分かりにくいところなので,初めて訪れた方には分かりにくいかもしれない.
 ここを左折して路地に入る.
 
<岡本神社入口>

▇岡本神社参道
 路地は山裾に突き当たる.右手には古井戸,その先に六地蔵が安置されている.
 ここから先は,結構急な石段の参道が連続する.
 ”しんどいな…でも,折角ここまで来たんだから参拝しなければ…”
ということで石段を登る.

<岡本神社参道>

▇岡本神社
 階段を登り切って,15時15分,岡本神社に到着する.小さな山の山頂を平にした境内である.広さは100平方メートル程度かな.
 社殿は,小振りながら,なかなか立派な造りである.まずは参拝.その後,境内入口にあるベンチで辺りの風景を眺めながら一休みする.


<岡本神社>

▇岡本神社の由来
 境内の一角に岡本神社の由来が書いてある案内板が設置されている.
 この案内文によると,この神社は平良文の配下であった角田家が約1000年前に建立されたが,玉縄北条氏によって取り壊されたという.別名を伊勢山神明社というらしい.

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▇伏見稲荷
 岡本神社境内から伏見稲荷を見下ろすことができる.
 この伏見稲荷の脇を通る道は,この先ですぐに山道になる.この山道を登るとやがて切通になり,さらにその先で龍宝寺裏山に這い上がることができる.
 今日,もし山道が濡れていなければ,龍宝寺から岡本神社まで,この山道を通って来たかった.

<伏見稲荷>

大船観音の横顔を拝む
 岡本神社境内から大船観音の横顔が良く見える.
 手前の山の向こうに,ニョッキリと大船観音の首から上だけが見えるので,一瞬,ビックリする.

<岡本神社から大船観音を望む>

<谷戸池の桜と子育地蔵>

▇矢戸池へ
 15時18分,岡本神社から歩き出す.
 往路を戻って,もとの道に戻る.そして北北西に向かって歩き続ける.
 バス通りを横切って,15時23分,鎌倉の桜の名所の一つである谷戸池に到着する.
 池の周囲に張り巡らされている金網の柵が少々目障りだが,安全確保のためにやむを得ないなと思う.
 この辺りの桜は2~3分咲きという所だろうか.とにかくそろそろ見頃である.今週末は,多分,沢山の花見客が訪れるに違いない.
 池の周囲を一周してみる.なかなかの風情である.

<矢戸池の桜>

▇水鳥の群れ
 谷戸池には沢山の水鳥(鴨かな?)が群れている.いかにも平和そうで愛らしい.水面に対岸に立ち並ぶ民家が写っている.
 ”なんだか絵になりそうだな…”

<池に遊ぶ水鳥>

▇子育地蔵
 谷戸池を一周して,池の畔からちょっとは晴れたところにある子育地蔵に到着する(3時28分).ここを詣でるのも久々である.
 中を覗いてみる.おだやかな優しい顔をした地蔵が座っている.この地蔵を作ったのは大和市の市川茂助という仏師で江戸幕末から明治にかけて活躍された方のようである(前掲書p.233).


<子育地蔵>

<久々の展望を楽しむ>

▇新しい階段
 谷戸池から住宅地内の細い路地を辿って,大船駅方面へ向かう.
 途中で「蕎谷戸」という蕎屋の前を通る.
 以前から,ここの蕎は美味しいと聞いていたので,ちょっと立ち寄ってみようかという出来心が湧いたが,幸か不幸か今の時間は「支度中」.またの機会にしよう.
 路地をいけるところまで行って,遂にバス通りに突き当たる.
 男子学生達がぞろぞろと歩いている.多分,栄光学園の生徒さん達だろう.この辺りではトップクラスの学校である.皆さんさぞかし優秀なんだろうなと想像する.田舎の学校出身の私には実にウラヤマシイ存在である.
 緩やかな登り坂を進むと,進行方向右手に立派な階段が何時の間にか完成している.
 ここは,長い間,取り壊されたままでもめていたところである.
 ”おつ,久々に通れるようになったな…”
 これは,是非,階段を登ってみなければ…ということで,躊躇なく階段を登る.
 階段を登り切ったところは,400~500平方メートルほどの広場になっている.広場の片隅に水道もある.天気のよい日に,ここで弁当でも開いたら気分が良いだろうなと思いながら,広場の前を通過する.

<新しい階段道を登る>

▇大船観音寺全景
 一番高いところに立つと,目の前に大船観音寺が見えている.
 例の係争が起こる前は,ときどきここを訪れて観音様を拝んでいた.かれこれ10年ほど前のことである.それが今,再びここから観音様が拝めるとは…実に嬉しい.

<大船観音寺全景>

▇六国見山遠望
 ここから六国見山も良く見える.
 手前の市街地は,もちろん大船である.眼下には神奈川中央交通のバスターミナルが見える.その上に大きな歩道橋が見えている.また,六国見山の手前に見えている茶色の建物は大船駅前にビジネスホテルである.
 私はこれから下に降りて,この歩道橋を渡って大船駅に向かうつもりである.

<六国見山遠望>

<大船駅経由で無事帰宅>

▇大船軒
 急坂を下って,15時41分,大船軒脇で下の道路に突き当たる.ここを左折して,大船駅方面に向かう.
 途中から,大船駅に向かう大歩道橋を渡る.進行方向左手に大船観音を見上げながら,大船駅方面へ足を速める.
 もう,大分時間が押している.

<大船駅前の大歩道橋>

▇Becker'sのコーヒー
 15時48分,大船駅に到着する.
 今日のお散歩の歩行距離は5.6キロメートル.所要時間1時間58分.プチプチお散歩である.歩数は約12,500歩であった.従って,5,600m/12,500歩=0.45m/歩.平均歩幅は僅か45センチメートルというヨチヨチ歩きをしていたことになる.
 ”まあ,いいや…,今日は久々にBecker'sでコーヒーだ…!”
 今日のコーヒーは,何となくほろ苦い味がする.
 ”どうしてだろう…”

<BecKer'sのコーヒー>

▇無事帰宅
 大分時間が押しているので,今日も路線バスを利用して帰宅する.
 バスに乗車したときにシルバーシートしか空席がない.
 ”まあ,いいか!”
でシルバーシートに座る.
 別に寄る年波に不足はないが,シルバーシートに座るのは何となく気が引ける.
 夕方無事帰宅.
 今日一日も,まあ,元気だった.だから”良かった,良かった”ということにしておこう.

<ラップタイム>

13:50  鎌倉中央公園淸水塚口歩き出し
14:03    〃   山崎口
14:15  興宗鏡考墓
14:19  江ノ島道標
14:22  バス停山崎(コンビニ)(14:30まで買い物)
14:33  北野神社参道入口
14:37  北野神社(14:40まで参拝)
14:47  妙法寺
14:53  山崎跨線橋
15:01  フラワーセンター大船
15:07  玉泉寺
15:13  岡本神社入口
15:15  岡本神社(15:18まで参拝)
15:23  谷戸池
15:28  子育地蔵
15:37  バス停手前の階段
15:39  大船観音寺遠望
15:41  大船軒
15:48  大船駅

[散策記録]

▇水平歩行距離                5.6km

▇累積登攀高度                111m

▇累積下降高度                                              156m

▇所要時間(休憩時間を含む)
 鎌倉中央公園淸水塚口発           13:50
  大船駅着                   15:48   
 (所要時間)              1時間58分(1.97h)
 水平歩行速度                  5.6km/1.97h=2.84km/h
                                    (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/889ab24b0d483a89ae36765d90169350
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e042ec1464ec564a2e484b13ffa8dedc
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