<大野山山頂から富士山を望む>
[復刻版] 丹沢:大野山・大室山・加入堂山縦走
(湘南カラビナ隊)
2005年12月22日(木)~23日(金)
第1日目。12月22日(木)。晴れのち曇り。強風。
<登山地図>
<プロフィールマップ>
<大野山を目指して>
■前方に大野山が見える
私達湘南カラビナ隊有志9名は,師走の丹沢で忘年山行を実施した。
第1日目は,軽く大野山を縦走して,中川温泉へ抜け,河鹿荘へ宿泊して忘年会を行った。
新松田駅8時15分発西丹沢自然教室行きのバスに乗車,8時32分,バス停大野山入口で下車。軽くストレッチを行った後,8時37分に歩き出す。
<前方に大野山が見える>
■共和小学校
大野山登山口までは,単調な舗装道路が続く。ここからは道幅の狭い舗装道路や集落の中の狭い道を辿りながら,9時22分,立野小学校の前を通過する。この先からだんだんと登山道らしくなる。50分ばかり山道を歩くと,前方に明るい尾根が見え始める。
<共和小学校>
■大野山山頂
長い,長い階段を一気に上り詰めると見晴らしの良い尾根に出る。ここのベンチで一休みする。折から強風が絶え間なく吹き付けるので結構寒い。
10時50分,大野山山頂(標高723m)に到着する。ここから素晴らしい富士山の眺めを楽しむことができる。南を望むと,太陽を反射して白く輝く駿河湾の先に大島が見える。集合写真を撮ろうとしていると,外国人が近付いてきて,ボデーランゲージで,
「シャッターを押します」
という。彼は英国人で,たった3日間だけ日本に滞在するのだという。
<大野山の稜線間近;見晴らしがよい>
<大野山山頂>
<大野山山頂>
<秦野峠分岐から丹沢湖へ>
■秦野峠分岐
山頂を後にした私達は再び尾根道を分岐まで戻り,そこから林道に沿って北の方向に下る。なだらかな下り坂が続くが,土砂を積載したダンプが絶え間なく通り過ぎる。その旅に砂塵が舞い上がる。これには閉口した。
林道終点から,いよいよ山道に入る。狭いトラバース道や,雑木林の中の散策路が続く。細かいアップダウンが連続する。ときどき瓦礫混じりの歩きにくい場所や,狭いナイフエッジの山稜もある。なかなか変化のある道である。
<林道を過ぎると野趣豊かな山道になる>
<秦野峠分岐>
■鎖場を通過
秦野峠分岐を過ぎると,急な下り坂になる。幸いなことに雪はない。300メートルほどの下り坂を一気に下ると鞍部の神縄隧道の上にでる。ここから60メートルほど登り返す。今度は,鉄塔巡回路に沿って一旦下り,また登り返すと展望台に出る。そこを下りはじめると眼下に丹沢湖が見え始める。
<鎖場を通過>
■神社から丹沢湖を望む
名前は分からないが神社の境内を通り過ぎ,参道の階段を下りるとバス道路に出る。
14時15分,丹沢湖記念館に到着する。
<眺望の良い神社>
<神社から丹沢湖を見下ろす>
■中川温泉河鹿荘
丹沢湖記念館で時間をつぶし,バス停丹沢湖からバスに乗って,中川温泉に向かう。
今日の宿泊は,中川温泉の一番奥にある河鹿荘である。今年の春に一度訪れたことのある宿である。
<私たちを歓迎する河鹿荘>
<夕食>
第2日目。12月23日(金)。晴れ。
<登山地図>
<プロフィールマップ>
<大室山を目指して>
■中川温泉からタクシーで用木沢出合へ
6時30分に,ソソクサと朝食を摂る.
7時02分,9人乗りのタクシーに乗って,中川温泉河鹿荘を出発し,7時13分に用木沢出合に到着する。
<朝食>
<大型タクシーで河鹿荘を出発>
<用木沢へ到着>
■犬越路避難小屋
7時20分,歩き出し。川を何回も渡って,用木沢沿いに犬越路を目指す。
急坂を登って9時05分の犬越路に到着する,途中,残雪が所どこにある。犬越路の避難小屋は新築されたばかりで,明るく清潔な雰囲気である。
<犬越路避難小屋>
■大室山山頂
ここから,さらに登り詰めて,11時13分に大室山山頂に到着する。少々寒いが見晴らしがよい。ここで20分ばかり休憩を取る。ここから西の肩まで往路を戻り,加入堂山へ向かう。富士山の眺望が良い。一旦,200メートルばかり下り,前大室まで登り返す。残雪があり,急な下り坂もときどきあって,油断ができない。
<大室山山頂>
<加入道山・白石ノ滝から西丹沢自然教室へ>
■加入道山山頂
前大室から加入堂山までは,伸びやかな木陰道を辿る。残雪があって滑りやすい。
加入堂山で10分ばかり休憩を取ってから,いよいよ急傾斜の下り坂を一気に下り白石峠に到着する。
途中の道路は荒れている。かなりの残雪があり,気が抜けない。
<加入道山山頂>
■白石ノ滝
白石峠から先はさらに急なザレた下り坂が続く。ときどき残雪が凍り付いたトラバース道もあって歩きにくい。薄暗い白石沢に沿って,長い下り坂を慎重に降り続ける。
やがて,白石滝を見下ろす展望台に到着する。枯れ枝の向こうに滝が見えるが,水量が少なくて,あまり迫力はない。
<木の枝の間から滝が見える>
<もうすぐ舗装道路だ>
■西丹沢自然教室
さらに下り坂を下り続け,舗装道路に出る。県立白石沢青年キャンプ場を経て,15時28分,西丹沢自然教室に到着する。
<西丹沢自然教室が見えている>
<ラップタイム>
第1日目
8:37 大野山入口歩き出し
8:56 大野山登山口
8:25 立野小学校
10:28 イヌクビリ(10:39まで休憩)
10:50 大野山山頂(11:20まで展望休憩)
11:54 林道終点
13:34 秦野分岐
13:42 展望台(13:46まで休憩)
14:04 神社(14:06まで休憩)
14:12 バス停丹沢湖着
15:18 〃 発
15:23 中川温泉着
第2日目
7:00 中川温泉発(タクシー)
7:13 用木沢出合(7:20歩き出し)
9:05 犬越路(9:17まで休憩)
11:13 大室山(11:34まで休憩)
12:44 前大室
12:56 加入堂山(13:08まで休憩)
13:23 白石峠
14:02 展望台(14:12まで休憩)
15:06 ゲート
15:28 西丹沢自然教室着
15:40 〃 発(バス)
16:23 谷峨
[山行記録]
第1日目 第2日目 合計
■水平歩行距離(km) 11.2 12.1 23.3
■累積登攀高度(m) 937 1265 2202
■累積下降高度(m) 717 1327 2044
■所要時間(休憩時間込み)
歩き始め 8:37 7:20 …
歩き終り 14:12 15:28 …
(所要時間) 5時間35分(5.58h) 8時間28分(8.47h)
水平歩行速度(km/h) 2.01km/h 1.43km/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e8c654ab6c05dbdbc724515691648b05
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c43f2e35a17c2e5c0abe157d13ce774c
最新の画像[もっと見る]
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前
- 精密検査から戻って;長女が老夫婦を日比谷花壇大船フラワーセンターへ招待・・・ 4年前