中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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春の三浦半島;按針塚・大楠山・前田川縦走(2)

2011年04月26日 16時40分42秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                                   <立石公園>

       春の三浦半島;按針塚・大楠山・前田川縦走(2)
             (ARENAオフミ)
          2011年4月24日(日)
  (つづき)

<前田川遊歩道>

■新緑の下山道
 大楠山で昼食を済ませた私達は尾根道を辿って下る.途中,菜の花が群生している場所を通過する.
 時々,ハイカーとすれ違いながら,滑りやすい坂道を南南西に下り続ける.山道に馴れていない方がどうしても遅れ勝ちになる.
 深い新緑の木立の中を下る素晴らしい散策路が続く.足許には桜の花びらがビッシリと落ちている.1週間ほど前に,この道を通ったら,素晴らしい桜のトンネル道だったに違いない.




■前田川遊歩道を散策
 13時43分,前田川に突き当たる.
 橋の手前で左折して川沿いの遊歩道に入る.暫く土手道を進むと,川の中の飛び石伝いの道に変わる.河原の中を川が蛇行する度に,飛び石伝いの徒渉を繰り返す.実に楽しいコースである.
 先頭のロングテイル氏と雑談をしながら歩き続ける.ときどき振り返ると,飛び石が苦手なのか,後続と随分間が空いてしまう.
 「一本道だから,良いだろう・・先へ行きましょう・・」
 やがて,後ろから
 「待って~ぇ・・・休憩!」
の声が掛かる.苦笑して,
 「待ちましょう・・」
 暫く休憩.改めて全員が揃ったところで,続きの川下りを続ける.
 ここはなかなかの所である.両岸は高さ5~6メートルの断崖になっている.両岸から新緑の木々が川に覆い被さるように繁茂している.だれかが,
 「ここは良いところですね・・」
と言う.私も同感.

<前田川に突き当たる>





■バス停前田橋
 14時04分,前田川遊歩道が終わる.階段を登って自動車道に出る.
 当初,今日の終着点は,バス停前田橋を予定していた.でも,まだ,14時である.バス停には,バス待ちのハイカーが数名並んでいる.
 「まだ,早すぎるよ・・もう少し歩きましょう」
と2~3人が言い出す.
 一同に異存はないので,どなたかの発案で,少し離れた所にある立石公園とやらを訪れることになる.私は立石公園には行ったことがないので,どんなところか全く分からない.
 ロングテイルさんと雑談しながら,国道134号線を西北西に歩き続ける.

<立石公園>

■秋谷神明社
 歩き出してみると,立石公園まで,結構,歩き出がある.硬いアスファルト道で,しかも自動車の往来が多い道を歩くので,神経が苛立ってくる.気忙しいが我慢である.随分とユックリ歩いているつもりだが,振り替えてみると,私達の列が随分と長くなっている.一同が纏まるまで,少し待つ.
 14時12分,秋谷神明社入口を通過する.どんな神社か分からないが,モダンな感じがする.


■秋谷の立石
 さらに歩き続けると,進行方向左手に松の木が見え始める.
 「あそこ,あそこですよ,立石公園は・・・」
とロングテイルさんが言う.
 緩やかな登り坂を登り切って,松の並木の途中にある横断歩道を渡る.そして,14時22分に立石公園に到着する.公園を訪れている人たちが結構居る.
 目の前の海岸には,この公園のシンボルである立石が聳えている.資料によると,この岩は凝灰岩,高さ12メートル,周囲30メートルとのことである.
 少し高いところにある“あずま屋”で休憩.大部分の方々があずま屋の日陰に座り込んで動かない.
 何人かは,海岸まで下りていく.私も休んでいても仕方がないので,その先にある高台で辺りを見回す.なかなかの眺望である.遠くにお馴染みの江の島が少し靄って見えている.その後,海岸まで下りてみる.磯では子ども達が元気に遊んでいる.

<左端の岩が立石>



■バスで逗子へ
 14時43分,立石公園を出発する.誰かが,
 「逗子まで歩きましょう・・」
と言い出すが,ここからまだ8キロメートルもある.ちゃんとした歩道があるかどうかも怪しい道を歩くのも難儀である.結局は,近場のバス停からバスを利用して逗子に戻ることに決める.
 国道沿いに逗子方面を目指して,バス停を探しながら歩き出す.すぐにバス停があるだろうと思って歩き出したが,なかなかバス停に辿り着かない.ただ,海沿いの高いところを歩くので,海の見晴らしは最高である.歩いていても気分が良い.

<バスの中で流れ解散>

■新逗子駅近くの喫茶店
 14時49分,バス停久留和にようやく到着する.5~6分待っていると,逗子行のバスが到着する.全員乗車.バスは空いているので,全員が座れる.しかし,バスは逗子に近付くにつれて,だんだんと混雑し始める.
 15時20分頃,バスが新逗子駅前に到着する.わざわざ郵便局前を回ってJR逗子駅まで乗っているのがシンキクサイので,私もここで下車してしまう.ここで下車したのはノシイカさん,トドさんなど5人.後の方々はJR逗子駅まで.従って,結果的に,バスの中で流れ解散となる.
 成り行きで,直ぐ帰ってしまったノシイカさん以外の4人は,新逗子駅近くの喫茶店に入ってコーヒーブレーク.ホットコーヒー1杯350円也と少々高めだが,味ははとても良い.
 結局,16時55分までの長時間,とりとめもない雑談で費やす.ここで解散.

■鎌倉駅からバスで帰宅
 皆さんは新逗子から京浜急行で帰ると言う.私だけJR逗子駅に向かう.鎌倉駅で下車しようか,それとも大船まで行こうか迷う.電車が鎌倉駅のホームに滑り込む.鎌倉駅のホームは観光客で大混雑である.こんなに沢山の方々と一緒に電車に乗っているのはかなわないなと思った途端に,反射的に下車してしまう.
 鎌倉駅西口に出る.
 鎌倉市役所前が起点になっている鎌倉中央公園行のバスに乗車する.乗客はたった5名.拍子抜けする.
 17時35分頃,無事帰宅する.家には誰も居ない.何処へ行ったのかなと訝りながら,テレビの電源を入れる.「笑点」が始まっている.
 私が帰宅して,10分ほど経過した頃,息子の自動車が我が家に到着する.私の留守中に,息子一家が孫娘を連れて来訪し,ばあさんも一緒になって,江の島まで遊びに行ってきたという.
 「ありゃ~ぁ・・・,孫が来ると分かっていたら,ARENAなどほったらかして,孫娘と一緒に江の島へ行ったのに・・・でも,まあ,いいか.ARENAとも長いお付き合いだから・・」
 家内と息子の嫁さんが,江の島で仕入れた魚を料理する.そして,息子一家と一緒に団欒の夕食である.何時ものことながら,孫どもを肴にしての夕食はなかなか楽しいものである.
 息子から,私達夫婦の金婚式祝いだといって鉢植えの花を頂戴する.
 「あれ! もう金婚式か! 」
 当の本人である自分がビックリ.いろいろあったが,もう金婚式か!
 年を取るわけだよ・・・馬齢を重ねるって私のことか!
    

<ラップタイム>

 9:40  安針塚駅歩き出し
10:00  塚山公園(10:15発)
10:17  三浦按針墓
10:53  高架道潜る
11:02  大楠山登山口
11:18  横浜横須賀道路跨線橋
11:52  大楠山山頂(12:50まで昼食)
14:09  前田橋バス停
14:21  立石(14:43発)
14:49  久留和バス停着

[ハイキング記録]

■水平歩行距離
   10.1km

■累積登攀高度    467m

累積下降高度    470m

■所要時間(休憩時間込み)
  安針塚     発   9:40
  久留和バス停 着   14:49
 (所要時間)     5時間09分(5.15h)
 水平歩行速度   10.1km/5.15h=1.96km/h
                                  (おわり)

「関東の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4d5965092d18ca06016e6f47978cb3c6
「関東の山旅」の次回の記事
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