中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ボンボリの鎌倉;金沢八景・朝夷奈切通・初弁天・鶴岡八幡宮へ(1)

2012年08月06日 22時58分34秒 | 鎌倉あれこれ

 

                                 <瀬戸神社にて>

 ボンボリの鎌倉;金沢八景・朝夷奈切通・初弁天・鶴岡八幡宮へ(1)
          (五十三次洛遊会)
     2012年8月6日(月)  晴後曇一時雨後曇

<ハイキング地図>



<プロフィールマップ>


      ↑             ↑     ↑    ↑   ↑           ↑   ↑
  金沢八景駅               朝夷奈切通入口    市境   十二所神社  初め弁天             鶴岡八幡宮 鎌倉駅           
   
            水平歩行距離   10.9km
            累積登攀高度   329m
            累積下降高度   330m

<金沢八景駅周辺>

■懐かしいバス道を金沢八景へ
 今日は久々の五十三次洛遊会の皆様をご案内して,金沢八景から鎌倉駅まで散策する日である.
 今日の出発点は京浜急行金沢八景駅前である.金沢八景には,数年前まで,私が勤務していた大学がある.大船から神奈中バスに乗って金沢八景まで通っていた懐かしい場所でもある.
 金沢八景付近は,勤務の合間によく散策したところなので,大方の土地勘はあるが,退職してから一度も訪れたことがない.したがって,記憶があやふやになっているところもあるので,その辺が気がかりである.
 私はバスの車窓から,周辺の風景を眺めながら,往時の記憶を確かめる積もりである.そして,もし「おかしいな」と思うところがあったら途中下車して,この目で確かめることにする.
 私は十分に時間を取って,大船駅8時45分発金沢八景行のバスに乗車する.
 数年ぶりに見る社葬の景色は,何処を見ても懐かしい.バスが通る環状4号線も,私が通勤していた頃に比較すると随分と整備され,見違えるように立派になっている.
 やがて,総武隧道を潜って金沢区に入る.この辺りからが要注意である.特に朝夷奈切通への入口,上総介広常の墓,鼻欠け地蔵,宝樹院,光傳寺,上行寺,泥牛庵などの名刹,史跡の位置を確認しながら車窓の眺めを楽しんでいる.
 私は,塩場と上行寺東遺跡の位置を確認してから,金沢八景駅までの裏通りを歩いてみたかったので,国道16号線との合流点でバスを降りる.
 懐かしい!
 でも,滅多矢鱈に蒸し暑い!
 早速,携帯電話を取りだして,気温を測定する.日の当たる歩道は照り返しが強くて,35℃にも達している.
 「・・・熱射病に気を付けなければ・・・」
 現役時代は,ここから国道16号線沿いの裏道を通って勤務先まで通ったものだ.懐かしい通勤道を歩きたいなという強い衝動に駆られるが,それをしていると,集合時間の10時に遅刻してしまう.諦めるしかない.
 上行寺の境内を一周してから,急階段を登って上行寺東遺跡を目視確認する.ここは兼好法師ゆかりの史跡なので,是非,皆さんを案内したいなと表居るところである.
 続いて,泥牛庵を通過してから,国道16号線の裏道に入る.ここには沢山の飲食店,雑貨屋などが軒を連ねる繁華街である.ここも懐かしい.でも,当時とは大分様子が変わっている.
 駅前の国道16号線に面したところに建っていたユニークな老骨ビルはさすがに取り壊されている.あちこちにヒビが入っていて何ともユニークなビルだったのに・・・

■金沢八景駅から歩き出す
 9時45分,集合場所の金沢八景駅前に顔を出す.
 すでに大半のメンバーが集まっている.何時もながらパンクチュアルなのが素晴らしい.遙か遠く東京の多摩地区からの参加者も居られるので感激である.参加者は13名.男性7人,女性6人,なかなか盛況である.なんとも嬉しいことである.
 私は今日散策するコース地図を皆様にお渡ししながら,
 「・・・絶対にユックリ歩いて下さい,水は十分に持って下さい・・・ときどき給水して下さい・・・」
と何度も繰り返す.万一,何かが起きても責任は持てないし,対処もできない.せいぜい救急車を呼ぶ程度が精一杯.この頃の世相では,何かあるとすぐにグループの年長者や計画した人に,もの凄い賠償金を求められるケースが多いので,うっかり「一緒に歩きましょう」なんて言えなくなっている.絆が大切と言われながら,何とも寂しい現実である.
 そんな気持ちが多少あって,必要以上に,ユックリ歩け,水を用意してを何回も繰り返す.
 10時05分,予定より5分遅れて,いよいよ金沢八景駅前を歩き出す.
 駅周辺で絶対に押さえておきたいのは,瀬戸神社と枇杷島弁財天.特に今日は2箇所の弁財天を廻る予定なので,少々時間が掛かっても是非見物しておきたい.
 駅の北側に廻る.
 数年の内に随分と様変わりしているのにビックリする.以前のバス停の前にあった小さな山がすっかり削り取られ,広場になっている.広場はまだ整備中だが,瀬戸神社と横浜市大のナントカ(シーガル××? 忘れた!)がむき出しに見えているのに,随分,ビックリさせられる.

■まずは瀬戸神社
 10時19分,まずは瀬戸神社に到着する.
 厳粛な雰囲気が漂う威厳のある神社である. 
 インターネットでウイキペディアを引くと,「
代、現在の泥亀町から釜利谷東にわたる一帯は入江となっており,現在瀬戸神社のあるあたりの狭い水路によって平潟湾につながっていた.この水路は罪穢を流し去る神聖な場所として,海神が祀られるようになった.1180年(治承4年),源頼朝は,伊豆で挙兵した際に加護を貰った伊豆三島明神をこの地に勧請し,社殿を建立した.これが今日の瀬戸神社の創建である」と記されている.
 神社前の案内分によると,主神は大山祇神,配祭神として素戔嗚尊,菅原道真など11柱.社格は郷社.


<瀬戸神社>

■枇杷島弁財天
 続いて枇杷島弁財天に廻る.
 弁財天の全景を眺めるために,わざわざシーサイドライン八景島駅への跨線橋を渡る.
 跨線橋の上から枇杷島弁財天の全景を眺めてから,エレベーターで地上へ降りて,枇杷島弁財天を拝む.
 ここは北条政子が夫の源頼朝にならって,琵琶湖竹生島弁財天を勧請したところで,瀬戸神社の海中に島を築いて創建したと伝えられる(横浜市金沢区ホームページより引用).

<枇杷島全景>



<枇杷島弁財天>

■泥牛庵
 枇杷島弁財天から,一旦,金沢八景駅前に戻る.
 釜沢八景駅前から国道16号線沿いに南へ進む.
 10時40分,泥牛庵に到着する.希望者だけ石段を登って参拝する.
 横浜市金沢区の資料によると,ここは臨済宗円覚寺の末寺.鎌倉時代末期に創建された寺である.関東管領上杉憲方が創建したと言われる能仁寺(廃寺)の塔頭を現在地に移築したものだという.

<泥牛庵の階段を登る>

                                 (つづく)
                                                               

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「鎌倉あれこれ」の続きの記事
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