利根川河岸散策:武尊山登頂記(2)
(太田わたすげの会)
2006年10月14日(土)~15日(日)
3.登山概況(つづき)
(1)第1日目 10月14日(土)(つづき)
■水上:利根川河岸散策
私は駅前の土産店を一回りした後,利根川河畔をブラブラ歩きすることにした。
水上駅前広場を向かって右側に少しばかり歩く。狭い下り坂の道がある。その道の袂に「奥利根緑と水の散策道」と書いた案内板が建っている。
<利根川河岸散策路の案内板>
案内板を見て,私はどんなところだろうかと気になる。とりあえず狭い路地のような坂道を下ってみる。100メートルほども下っただろうか,目の前に雑草に被われた広場が広がる。広場の先に吾妻屋が建っている。広場には人影はない。吾妻屋を通り越すと,利根川の河岸に出た。河岸の堤防の上に遊歩道が作られている。
個人的なことだが,私の連れ合いの故郷は利根川の河口にある銚子である。結婚前に銚子を訪れたときに,私は初めて利根川を見た。川幅は何百メートルあるだろうか,川幅一杯に滔々と水が流れている。銚子で見た利根川は,正に大河の風格があった。この利根川も水上まで遡ると随分狭い川になっているなという印象を受ける。それでも広い河原からそよ風が吹いてくる。
河岸の散策路を川下へ向かって歩いてみる。途中で河原に降りられるところがある。少々傾斜がきつい階段を辿って河岸に降りてみる。対岸にも公園が見える。地図によると芦間というところらしい。遙か川下には橋が架かっているのが見える。湯原橋らしい。そこまで歩いてみたいなと思ったが,あまり時間がないので諦める。
<利根川の流れ>
10分ほど川下に歩くと,「水上駅方面」と書いた案内板がある。その案内板に沿って左折する。すぐに駐車場に入る。目の前には旅館らしい大きな建物が建っている。近づいてみると,どうやらこの旅館は廃業しているようである。窓ガラスが,所々,破れたままになっている。建物の壁の隙間からベンベン草が生えている。何とも痛ましい光景である。
狭い坂道を登る。坂道の両側には民家が並んでいる。曲がりくねった道を進むと,先ほどの駅前広場に出た。
■湯ノ小屋「照葉荘」に到着
水上駅10時40分発関越交通バス湯ノ小屋行に乗車する。私達以外にはあまり乗客はいない。バスは曲がりくねった静かな山道を進む。そして,11時43分に終点湯ノ小屋停留所に到着する(標高780m)。地図を頼りに今夜の宿泊旅館「照葉荘」を目指す。少し迷いながら,坂道を登り,11時55分に照葉荘に到着する。
照葉荘は芯壁造りの白壁が美しい建物である。玄関前の大きな栗の木から,栗のイガがポトン,ポトンと落ちてくる。栗のイガを取り除いて中の栗を食べてみる。渋いが子供の頃が懐かしい味がする。
<照葉荘の正面>
まだ時間が早いのでチェックインすることはできないが,とりあえず1階突き当たりのタタミ部屋に荷物を置かせて貰い,近くの奈良俣湖散策に出掛けることにする。リーダーのKさんが,照葉荘の主人お薦めの散策路を伺う。私達は,主人お薦めの奈良俣湖南側の山道を一回りして,奈良俣湖へ出る道を辿ることにした。
(つづく)
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