中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初秋の西丹沢・屏風岩山・二本杉峠を一巡り

2012年01月20日 04時00分35秒 | 丹沢の山旅

                                <屏風岩付近の紅葉>

[復刻版]   初秋の西丹沢・屏風岩山・二本杉峠を一巡り
       (太田わたすげの会・湘南カラビナ隊合同)
          2005年11月20日(日)

<登山地図>



<プロフィールマップ>




■御殿場線谷峨駅集合
 太田わたすげの会の定例会に湘南カラビナ隊が合流する.湘南カラビナ隊からは.消防隊長,隊員,山欠菌こと私(注;現在のFH)の3人が参加する.リーダーは太田わたすげ会K女史.山旅スクール5期同窓生である.不肖,私めが本日の案内役を務めることになっている.全部で10人のパーティである.
 御殿場線谷峨駅に8:30集合.同駅前発8時36分のバスに乗車.大滝橋バス停に9時14分に到着する.
 折から秋たけなわの休日で,バスは中高年登山者の群れで満員であった.
 バスに乗り遅れた同行者が,タクシーで到着するのを待って,9時38分,大滝橋から歩き出す.日照時間の短いこの時期に遅刻者が居ると,はなはだ迷惑である.

■大滝橋から大滝沢を遡る
 大滝橋で下車したのは私達一行だけ.辺りは閑散としている.バスが行ってしまうと,私たち4人だけが,ポツンと取り残されたような気分になる.
 ストレッチを終えて,9時38分に,登山を開始する.
 バス停近くの大滝橋三叉路を左折して,大滝沢沿いの林道に入る.すぐにゲートを通過する.川の右岸沿いに数分登って,大滝橋を渡って左岸沿いの道を辿る.
 やがて林道が終わり,本格的な登山道に入る.大滝沢の川沿いの道がくねくねと続く.ときには川の縁を通ったり,少し高きしたりしながら次第に高度を増していく.雑木林の中を行く素晴らしい登山道である.

<大滝沢素意の心地良い登山道を登る>

■一軒家避難小屋
 大滝沢の支流,鬼石沢に架かる小さな木橋を渡って,11時05分,一軒家避難小屋に到着する.大滝橋を歩き出してから1時間27分経過している.昭文社発行のガイドマップに記載されている所要時間は1時間20分である.どうやら,私たちの歩行速度は,標準より少々遅いようである.
 ザワザワと流下する川の音を聞きながら,7分ほど休憩を取る.

<避難小屋>

■大滝峠上
 11時12分,一軒屋避難小屋を出発する.
 ここからは,ステタロー沢沿いの道をひたすら登り続ける.登山道の勾配が幾分きつくなり,つづら折りの道となる.
 11時56分,畦ヶ丸から権現山に連なる尾根,大滝峠上に到着する.右折して,この尾根道を北上すれば畦ヶ丸,左折して南へ下れば,今日の目的地である屏風岩山に到着する.
 大滝峠上のベンチで,昼食を摂ることに決定.
 ちなみに,一軒家避難小屋から大滝峠上までの標準所要時間は50分.そこを私たちは一軒家避難小屋の休憩時間7分を含めて51分で登っている.まあまあ標準時間で登っていることになる.
 昼食を摂りながら,皆でここから屏風岩山に至るルートの確認作業を行う.

<一休みしながら地図をチェック>

■紛らわしい尾根道を南下する
 12時丁度に大滝峠上を出発する.
 暫くの間,尾根沿いの下り坂を進む.小さな上り下りを何回も繰り返す.子細に地形図を眺めているが,だんだんと自分たちがどの辺りを歩いているのか分からなくなる.
 尾根沿いに微かに残る踏み跡をたどりながら,南へ,南へと進む.
 途中,朽ち果てたベンチの残骸がある.近くに東海自然歩道の旧道への分岐があるが,この旧道は荒廃が進んでいて,今ではどうやら通行不能のようである.
 程なく,大滝峠を通過する.地図を見ると,ここから西へ下ってセギノ沢に降りる道があるようだが,ここもどうやら荒廃しているようである.
 やがて竹藪の中の細い道になる.右側(東側)から,なだらかな尾根が合流する.さらに南へ向かうと,道路の真ん中に大きな倒木が横たわっているところがある.
 さらに南下して,標高989メートル峰らしいコルを通過する.同じようなコルが次々に現れるので,ここが本当に989メートル峰なのかハッキリとは分からない.

<尾根沿いの踏み跡道を辿る>

■屏風岩山山頂に到着
 紛らわしいコルや,迷いやすい分岐をいくつか通過して,急登の坂道を登り切って,13時04分,漸く屏風岩山山頂(標高1051m)に到着する.
 無事,屏風岩山頂に到着したので,ホッとする.
 山頂で記念写真を撮る.

<屏風岩山山頂で記念写真>
 ※公開について,一部の方の了承を取っていないので,クレームがあったら,この写真は削除することあり..

■迷路のような二本杉峠への登山道
 13時14分に屏風岩山山頂を出発する.
 出発してしらバクの間は穏やかな尾根道が続くが,やがてザレた急な下り坂になる.滑りやすい急坂を木の枝に掴まりながら慎重に下り続ける.途中,ミツマタの群生とを通過するので心が和む.
 途中,沢山の枝尾根があり,踏み跡が不明瞭なところもあって,とても迷いやすい.方向を誤らないように,絶えず地形図を確認しながら,慎重に歩き続ける.

<地図を見ながら深い森の中を進む>

■二本杉峠からバス停細川橋へ
 両川沿いの道を歩き続けて,14時18分,ようやく二本杉峠に到着する.残念ながらカメラが不調で,二本杉峠の写真はないが,二本杉峠の標識を確認したときには,正直なところ,ホッとする.
 14時26分,二本杉峠を出発する.尾根の東側斜面の沢沿いの道を下る.やがて,沢を越えて尾根筋の下り道になる.さらに急坂を下って,星川沢右岸沿いの道をひたすら下る.
 地形図には左岸沿いの道も表記されているが,探し方が悪いのか,この左岸沿いの道がどこにあるのか分からなかった.
 やがて,眼下に上の原の集落が見え始める.正直なところ,やっと迷わずに到着かと安堵する.集落の中の道を適当に下って,15時17分,無事,バス停細川橋に到着する.
 天候に恵まれ,良かった,良かった.
 バス停から見上げると,神経を張り詰めて通ってきた屏風岩山の稜線が高いところの見えている.


<バス停細川橋に到着>

■大船で懇親会
 バスの便が悪い.
 折角15時17分にバス停細川橋に到着したのに,16時04分までバスがない.辺りには時間を潰す喫茶店もないので,何もせずにひたすらバスを待つしかない.退屈なことこの上もない.
 やっと,バスに乗車する.乗客が少なく,バスは空いている.
 17時07分に,JR谷峨駅に到着する.谷峨発17時09分の国府津行電車にすれすれで間に合う.
 17時38分に国府津駅に到着.ここでもギリギリで東海道本線上り電車に飛び乗る.
 18時26分,大船に到着する.ここで湘南カラビナ隊のメンバーは途中下車.大船駅西口近くの台湾料理店「登龍閣」で懇親会を開催する.小一時間で解散.
 19時30分頃,無事帰宅する.
    注;2012年現在,登龍閣は既に閉店した.
 
<ラップタイム>

 8:36  谷峨(バス)
 9:14  大滝橋(9:38歩き出し)
11:05  一軒家避難小屋(11:12まで休憩)
11:56  大滝峠上(12:00まで休憩)
13:04  屏風岩山山頂(13:14まで休憩)
14:18  二本杉峠(14:26まで休憩)
15:17  バス停細川橋

[山行記録]

■水平歩行距離
          9.7km
   
■累積登攀高度          846m

■累積下降高度          936m

■所要時間(休憩時間込み)
   大滝橋発       9:38
   細川橋着              15:17
  (所要時間)       5時間39分(5.65h)
  水平歩行速度    9.7km/5.65h=1.72km/h
                           (おわり)

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5b774409d6f87f74b0a845e963d580eb
「丹沢の山旅」の次回の記事
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