中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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終始富士山が見事だった沼津アルプス縦走

2011年01月31日 19時27分58秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                                  <徳倉山からの富士山>

             終始富士山が見事だった沼津アルプス縦走
            (ARENAオフミ)
          2011年1月30日(日)

<登山地図>



<プロフィールマップ>



■今日は寒いな~ぁ・・!
 久々の沼津アルプス縦走である.
 昨夜は,久々の研究部会に出席したために,今朝の私は気分が十分に登山に切り替わっていない.そのためか,何時も塔ノ岳に向かうときよりも,1時間も出発時間が遅いのに,朝の寒さが身に堪える.でも,出掛けるときは,すっかり夜が明けて,辺りは明るくなっている.
 お揃いのジャケットを着た沢山の中学生に混じって,大船から東海道本線熱海行の電車に乗車する.今日は休日なのに,電車は結構混雑している.
 熱海でJR東海の静岡行電車に乗り換える.そして,大船を出発して約2時間後の9時58分に沼津駅に到着する.
 本日の参加者は男性6人,女性2人,計8人.20歳代(?)と思われる男女も含まれている.実はこの若いカップルは幹事長のロングテイル氏の息子夫妻.・・ま,とにかく若手が,この夫婦を交えて3人も居るのは嬉しいことである.
 沼津駅前からバスに乗車,9時55分,バス停重坂峠に到着する.乗車賃290円.


■横山
 10時05分,八重坂峠から歩き出す.
 いきなり急な登り坂である.ただ,このところのカラカラ天気で,足許は細かい砂がすぐに舞い上がるほどに乾燥している.
 私達の前後に何組かのグループが前後して登っている.その中の年配の男性3人のグループは,当初勢いよく私達を抜いて先に登っていたが,すぐに疲労して,見えなくなる.私達より少し若手の女性10名ほどのグループが,ここから先,暫くの間,私達と前になったり後になったりしながら同じコースを歩いている.
 10時26分,最初の急登が終わって,横山(標高183m)の山頂に到着する.


■横山峠
 横山山頂を過ぎると,やや急な下り坂が連続する.そして,10時50分,横山峠に到着する.ここから再び登り返し急坂になる.
 私達のグループには大変登山に熱心な若手女性が居られる.この方は少々登り坂に弱いので,登り坂が連続すると,途端に進行速度が遅くなる.しかし,登山は頑張らないことが一番大切なので,時々,後ろから, 
 「ゆっくりマイペースで行きましょう・・」
と声を掛ける.




■徳倉山
 11時21分,徳倉山山頂(標高256m)に到着する.
 山頂は広場になっている.先発のグループが広場の一角で休憩を取っている.私達もここで数分の間休憩を取る.
 何と言っても,ここからの眺望は素晴らしい.目の前には富士山が大きく聳えている.丹沢辺りで見る富士山に比較すると,ここは富士山に近いだけあって,とにかく迫力満点の風景が広がっている.ここで,数枚の写真をデジカメに収める.




■千金岩で昼食
 徳倉山から小さなアップダウンが連続する尾根道を南へ進む.進行方向右手には沼津の市街地と駿河湾が連続して見えている.私達は素晴らしいパノラマを満喫しながら歩き続ける.
 途中で振り返ると,相変わらず富士山の雄姿が見えている.
 稜線を歩いている内に,駿河湾から冷たい風が次第に吹き始める.歩いていても寒い.霊によって,デジカメのレンズ蓋がうまく開かなくなる.
 やがて長い下り坂に差し掛かる.前方の視界が一気に開ける.これから登る鷲頭山が目の前に聳えている.
  12時05分,千金岩に到着する.ここで冷たい風を避けながら昼食を摂る.
 私達が昼食を摂っている間に,先ほどのグループが私達を追い越していく.


■見晴らしの良い稜線
 昼食を終えて,12時25分,千金岩を出発する.暫くの間,急な下り坂が連続する.
 そして,12時33分に志下坂峠を通過する.






■中将宮
 急で長い登り坂が連続する.やがて,下鷲頭山山頂近くに達すると,以前は直登していた道が閉鎖されて,中将宮を迂回するルートを通るように,登山道が変更されている.
 13時05分,中将宮に到着する.この辺りは,2年前に訪れたときよりも随分と整備されているように思える.
 傍らに中将宮の案内板が設置されている.随分と詳しく説明されているが,今回は省略.


■小鷲頭山
 少々厳しいトラバース道を進むと再び急登になる.坂を登り切って,13時26分,小鷲頭山山頂に到着する.
 眼下には駿河湾が良く見えている.
 先ほど,私達を追い抜いていったグループが休憩を取っている.私達はそのまま通過する.


■鷲頭山
 小鷲頭山から,暫く登り坂を歩いて,13時38分に鷲頭山山頂(標高392m)に到着する.本日のコースの最高地点である.
 冷たくて強い風が駿河湾から吹き上げている,寒い.
 山頂には小さな祠がある.祠の先に原っぱが広がっている.ここからは,樹木が邪魔をして,富士山は見えないが,眼下に真っ青な駿河湾が広がっている.
 ここで風景を眺めながら,10分ほど休憩を取る.




■ヤセ尾根の連続
 13時47分,鷲頭山を出発する.
 えらく急な下り坂が連続する.私は加齢とともに足許が見えにくくなっている.そこで,文字通り「転ばぬ先の杖」で,急な下り坂ではストックを使用することに決める.下り坂で転倒したら百年目.慎重に下り続ける.
 多比峠を過ぎて,ヤセ尾根に入る.やっぱり,ここは緊張する.どこまでヤセ尾根が続くのか,まだか,まだかと思いながら慎重に通過する.




■多比口から下山
 やがてヤセ尾根が終わり,やや急な下り坂を下りて,13時55分に多比口峠に到着する.ここから,ほんのひと登りで太平山山頂(標高356m)まで往復できるが,もう時間もそろそろ14時に近い.
 万一のことを考えて,ヘッドランプを持参している方が何人居るか伺うと,大半の参加者が持参していない.この辺りが,登山学校へ通っていない方々の平均値.薄暗くなってからの下山になっても困るので安全第一.大平山山頂往復は諦めて,ここからバス停多比へ向かって下山することに決定する.


■美味しいミカン
 暫くの間,やや急な下り坂が続くが,やがてのどかな林道になる.
 14時45分,登山口の林道に到着する.林道は舗装されている.林道を5分ほど下ると,ミカンの無人販売スタンドがある.大きなミカンが10個ほど入っているネットが沢山置いてある.1ネットが100円と安い.私達の殆ど全員が1ネットずつ購入する.勿論私も.
 さらに坂道を下って,15時頃,とある農家の前に到着する.農家の女将さんが,
 「・・ミカン食べて行きなさい.捨てるのは勿体ないので・・」
と私達を手招きする.
 実は,例年,ここでミカンをご馳走になっている.寸法が規格外のミカンとはいえ,味そのものは規格品と全く同じ.大変美味しい.女将さんのお言葉に甘えて,3~4個のミカンをご馳走になる.




■バス停多比からバスと電車を乗り継いで帰宅
 頂戴したミカンをポッケに入れて,聚落の中の舗装道路を下る.そして,15時16分,無事にバス停多比に到着する.5分ほど待って,沼津駅行のバスに乗車する.
 登山口から水平距離で7キロメートルほど,沼津駅から南へ遠ざかっただけあって.バスは乗り出がある.料金も470円に跳ね上がっている.往路が290円だったので,バス料金で180円分歩いた計算になる.
 15時50分に沼津駅に到着する.一同,沼津駅前の回転寿司屋で一杯やってから帰るという.私は,この寒い中,一刻も早く家に帰りたい.
 沼津駅ホームで10分余り電車が来るのを待つ.冷たい風が吹き抜けるホームは実に寒い.イヤになるほどの寒さである.やっと電車に乗り込んだときには,ホッとする.その後,熱海駅で東京行の電車に乗り継ぐ.そして,18時過ぎにやっと帰宅する.
 全くのところ,寒さには参った1日であった.

<ラップタイム>

10:05  八重坂峠歩き出し
10:28  横山(標高183m)(10:33まで休憩)
11:25  徳倉山(256m)(11:32まで休憩)
12:05  千金岩(12:25まで昼食)
13:26  小鷲頭山
13:38  鷲頭山(13:47まで休憩)
14:55  多比口峠
15:16  バス停多比

[登山記録]

■水平歩行距離
   6.7km

■累積登攀高度   732m

■累積下降高度   757m

■所要時間
   八重坂峠 発   10:05
   多比    着   15:16
  (所要時間)  5時間11分(5.18h)

 歩行速度  6.7km/5.18h=1.29km/h
                                   (おわり)

「伊豆・箱根・富士山の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/20065eaf2382a5f6881f421141a72ec5
「沼津アルプス」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8b197685e0417ba28d6c66e24748f0bc
「伊豆・箱根・富士山の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e6b49b431b202190894a2b249a4cb82f
「沼津アルプス」の次回の記事
(なし)



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