<中山道の資料>
閑話休題:ほっと一息の中山道記事
2011年1月29日(土)
■やっと終わった中山道の記事
もう,本当に長い間,チョビチョビと書き続けてきた中山道六十九宿巡り第8回のブログ記事を,漸く書き終えて,今朝方,ブログの投稿した.正直なところ,心底からホッとしている.我ながら実に大変だったなと思っている.
冒頭の写真に写っているのは,当該記事に関連する資料類を一カ所に集めたものである.
まず,左上は,これまで書き続けてきた中山道関係のブログ記事をプリントアウトしたもの.そして,右上は,中山道に限らず山歩きや街道歩きのなどの写真を日にち順にアルバムに纏めてプリントしたもの.真ん中編は中山道関連で購入した文献や地図.左下は現地で見掛けた案内板や説明碑を,ほぼ全部,拡大プリントしたファイルである.そして,最後に右下の地図は,各種資料を勘案しながら作成した中山道歩行地図である.私の場合,予め作成したこの地図を頼りに,毎回歩いている.
私のモットーは,登山や旅は,毎回3回楽しむことをモットーにしている.
第1回目の楽しみは,これから訪れようとする場所の概略を,文献資料やインターネットなどを使って調べまくることである.そして調べた結果を何枚かの地図に纏める.この作業が実に楽しいし,この作業をすると,実際の旅行に先立って,旅行先の知識がある程度身についてしまう.これが,実際に旅先で随分と役立つことになる.
第2回目の楽しみは,自分で作った資料を確かめながら,実際に旅をすることである.現地の様子が,予め自分が調べたとおりならは,とても嬉しいし,もし違っていれば,どうして違いが生じたかを調べるのが,また楽しい.そして,旅をしながら,データを克明に記録する.こればまた,煩わしいけれども楽しい.
第3回目の楽しみは,帰宅後,旅行中の資料,データを整理することである.この段階ではパソコンも大いに使用する.旅行中の記録や写真などを吟味しながら,旅行中に記録したデータ類を克明に整理する.これが,実に楽しいのである.
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それにしても,第9回の中山道の旅は昨年9月に実施した.あれから,もう4ヶ月も経過している.そしてやっと是までの旅の記録を書き終えたのだ.なんとまあ,息の長いこと.
でも,この記録が,旅に追いつたので,心は晴れ晴れとしている.
■久々の研究会出席:さび付いた脳みそにワサビ
不思議なもので,サンデー毎日を謳歌しているつもりの私でも,ときには昔のことがたまらなくなつかしくなることがある.
実は以前から某学会の研究会の開催案内をメールで頂戴していた.もうかれこれ数年前まで,私が主査をしていたこともある研究会である.
今でこそ,天気さえ良ければ,あちこちを気儘に彷徨き廻っているが,こんな私でも,過去には熱心に研究生活をしていた時期があった.
古巣の研究会の開催案内を見ると,かつて一緒に仕事をしたことがある某コンサルタントが何か発表するようである.題して「グローバル展開とマインドセット」.
もう現役を去ってから,4年以上の歳月が経っているので,私の脳みそには白カビが生えていて,いろいろなことを深く考えるのには適さなくなっている.でも,報告者のお名前を拝見した途端に,体内のどこからともなく血が騒いでくる.本当に久々に知的欲求が沸々と湧いてくる.
私は久々にこの研究会に出席することにした.そして,開催場所である横浜市関内の某大学サテライトキャンパスを訪れる.
研究会への出席者は20人弱.私の昔からの知人も沢山出席している.
「おや,FHさん,今日は天気が良いのに,山じゃなかったんですか」
と数名の方が私を冷やかす.
「いや,まあ,本当は丹沢へ行きたかったんですが・・・報告者の発表テーマに惹かれたんで,やってきたんですよた・・」
本音は,丹沢へ行きたかったのだが,明日(1月30日),某山グループの皆さんと沼津アルプスへ登る予定になっている.いくら山好きの私でも2日連チャンで登山をするのはきついので,山行きを研究会出席にきりかえただけ.
********************
久々に拝聴する若手(でもないか)の研究発表は,わたしにとっても刺激的だった.
最初のテーマ「グローバル展開とマインドセット」は,長い間,お付き合いさせて戴いているウッドビレージ氏の報告である.
話を伺っている内に,さび付いていた私の脳みそが刺激を受けて,次々に言いたいことが,頭の中に湧出してくる.
論点は,
1.グローバル展開
2.クロスカルチャーマネジメント
の2点.
拝聴した正直な感想は,
*論点が絞り切れていない
*抽象的な用語が目立つ
*研究の枠組みが少々粗い
という欠点もあるが,研究態度が熱心だし,今後への期待感も十分に感じられる好印象の発表であった.
私は話を伺いながら,ずっと以前,現役時代に傾倒したドンタプスコットの論文や,中村陽吉氏の『集団の心理』などの内容を勘案すれば,素晴らしい研究が展開されるような印象を持つ.
時間の合間に,報告者にこの感想を伝える.これからも,さびた脳みそながら,彼の研究を支援したいなと思う.
そして,山,街道歩き,水彩画と,あれこれと一口ずつ食べ散らかしている現在の趣味の上に,さらにまた研究支援などという大逸れたことに手を出しそうになっている自分に苦笑する.
第2の発表テーマは「クラウトシステムの現状とそれを支える技術動向」である.報告者は某社代表取締役T氏.
報告を拝聴していると,
「私はITの発達に付いていけないな・・・」
という諦めに近い焦りを感じる.
一方では,自分のデータが,一体何処に存在しているのだろうかというクラウドに対する不安がどうしても残る.一方,従来からのアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)が,今後,どのような発展過程を辿るのか興味津々である.
ITの発達は確かに好ましいが,大学生のコピペだけの安易な論文も多い現実には不安を覚える.
確かに,私も何か調べ物をするときに,安易にインターネットに頼っている.自分の足で,丹念に調べて一次資料を自分の手で作るという努力をしなくなったという自覚はある.
*********************
■明日は沼津アルプスだ!
最初は出席する気がなかった研究会の懇親会に出席した.
正直なところ,懇親会は楽しかった.久々に現役時代に戻ったような気分になった.そして,また現役の研究者として復帰したくもなった(無理だが・・).
懇談中に,
「・・健康のために散歩がしたい,鎌倉を案内して欲しい・・」
という依頼を受ける.もちろん快諾.まずは鄙びた古刹と畑中の梅を楽しむ3時間コースを設定することに決定.
私は上機嫌の内に帰宅.
明日は,某グループの皆様と沼津アルプスを縦走する予定である.
(おわり)
「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d54473c99042ec593f6b15c00f22bd78
「閑話休題」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ac5556a372a1a018149eafabe3d9237a
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