中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初春の三浦アルプス南尾根縦走

2007年02月10日 06時22分46秒 | 鎌倉あれこれ

         初春の三浦半島横断旅
        三浦アルプス南尾根縦走
          (某社OB三人旅)
         2007年2月8日(木)


 まだ2月初旬だというのに,この所,毎日,春のような暖かい日が続いている。
 flower-hillは,つい先日,2月6日に,丹沢の塔ノ岳へ登ったばかりだが,心地よい春の日差しを浴びていると,ついつい,また,山へ出掛けたくなる。
 幸いなことに,今日は,つい先日,flower-hillの勤務先であった某社のOB2人と約束していた三浦アルプス横断の日である。私は,2日前に塔ノ岳へ登ったときの装備がそのまま入っているリュックを担いで家を出発する。
 大船から横須賀線に乗って,9時56分にJR田浦駅へ到着する。今日,同行する2人は,flower-hillの同僚男性である。何れも60歳代,M氏とO氏である。まだまだ元気。お2人とも,つい最近,ハイキングを始めたばかりの新人である。私は,この2人に,以前から,
 「ハイキングをするンなら,何はともあれ,良い靴を購入してください・・・・必ず山の専門店で,よく相談して買って下さい・・・・街の靴屋やデパートで買ってはダメですよ・・・」
と口酸っぱくお願いしていた。
 私は,今日,お2人がどんな靴を履いてくるか,大変興味を持っていた。今日,お会いすると,私は,すぐにお2人の靴を見せて貰う。お2人とも横浜桜木町付近にある山の専門店「K」で購入したという。なかなか立派な良い靴を仕入れている。お2人の履いている靴に較べると,flower-hillの靴は,如何にも草臥れていてみすぼらしい。私は,お2人が,私の進言を素直に聞き入れて,申し分のない靴を仕入れてくれたので,とても嬉しくなる。
 簡単なストレッチをしてウオームアップした後,10時13分に歩き出す。実はこのとき,私は南尾根,中尾根,北尾根のどの尾根を選んで横断するか迷っていた。
 10時30分頃,田浦梅林入口に到着する。

      <田浦梅林の梅は1分咲き>
 私達と前後して10名ほどのご年輩の観光客が田浦梅林を目指して歩いている。梅林入口から長い階段が続く。私が3人の先頭に立って,SUUNTOの高度計を見ながら,毎時350メートルの登攀速度で階段を登る。M氏が少々汗ばんでいるようだが,お2人とも何の問題もなく付いてくる。

        <田浦梅林の可憐な花>
 梅林の梅は,まだ1分咲き程度である。しかし,気の早い観光客が沢山訪れている。10時53分,展望台に到着する。ここで衣服調整と給水のために,数分間の休憩を取る。
 10時57分に展望台を出発する。公園を横断して,やがて下り坂の山道に入る。早速,下り坂の歩き方をお2人に実践して貰う・・・とは言いながら,flower-hillは“ど素人”の登山愛好家である。ましてや,他人をコーチする資格など持っていない。でも,登山学校に3年ばかり通っている内に,多少の知識や技術を習得しているので,それを新人のお2人に,早く身につけて貰いたいと思っている。
 「歩幅を小さくして・・・フラットフッティングですよ。上体は真っ直ぐに・・・へっぴり腰にならないように・・・」
 「・・・両足の間隔は肩の幅ぐらいに開けて・・後ろ足で蹴らないように・・・身体の重心が必ずどちらかの足の上にあるように・・・」
等々,同僚のよしみから,登山学校で教わったノウハウを,遠慮なくお2人に押しつける。
 12時丁度に,鉄塔に到着する。鉄塔下の芝生を利用して,ここで昼食を摂ることにする。昼食の合間に,一昨日丹沢へ行ったときそのままのリュックを開いて,いろいろとお話をする・・・
 *雨除けの対策として防水袋をリュックの中に入れる
 *ストックを購入するときの注意点
 (最初はストックなしでバランス良く歩くことを習得する)
 *非常食と行動食をどう準備するか
 *地形図とコンパスの使い方
 *雨具・下着の選び方
等々である。
 私達が昼食を摂っていると,私達が歩いてきた道の反対側から,ガヤガヤと賑やかな声が聞こえ始める。やがて,20人ばかりの大集団が現れて,私達の近くに腰を下ろして昼食を取り始める。集団の大半は女性である。残りの男性群はかなりご年輩の方が多い。男性陣はかなり疲労しているように見受けられる。
 この大集団のリーダーは,偶然にもflower-hillが勤務していた会社のOBで,M氏の部下だった方だという。偶然とは面白いものである。
 12時34分,私達は折角暖まった足腰が冷えない内に,早々と出発する。
 なだらかな尾根道が続いたかと思うと,急な下り坂や上り坂が繰り返し,繰り返し,現れる。小さな枝道が沢山分岐する。それがこのコースの面白さである。13時58分に三角点のある丘陵(#26)の上に到着する。沢山のドングリ散らばっている。私が心の中で予定していた到着時間より,かなり早い。
 「お2人とも,案外歩けるな・・・」
と内心で安堵するが,2人には何も言わなかった。
 途中で道を迷いそうになったが,14時13分に観音像がある丘を通過する。そして,14時27分に仙元山ハイキングコースの周回道路に出る。進行方向右手に二子山が良く見えている。なだらかな尾根道を歩き続けると,急な階段が現れる。同行のO氏が少し疲労しているように見える。ついで,急な階段を降りる。そしてまた急な階段を登る。
 最後の階段を登り詰めて,15時01分に仙元山展望台に到着する。ここから逗子の海岸を見下ろしながら最後の休憩を取る。O氏から高級な煎餅,M氏から飴が提供される。そして,flower-hillの安物デジカメで記念写真を撮る。

    <仙元山展望台から逗子湾を望む>
 15時14分に展望台を出発する。教会の脇を通り抜けて,15時31分に風早橋に到着する。

[山行記録]

■累積登攀・下降高度
    約600m
■水平移動距離       約8.5キロメートル
■所要時間(休憩時間を含む)約5時間20分
                              (おわり)



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