☆ナギの日記☆

家族5人。
両親と私と娘と、おっさんの日常を綴ります。

人生の岐路

2017-07-11 03:58:21 | その他女性日記
若い頃、漠然といろんな事を見て聞いて世界を知りたいと思っていた。
できるだけいろんな事を体験したいと思っていた。
自分が未熟だと思っていた。いろんな考え方を学びたかった。
今より若くて元気な私。メンタルの病気があったけど今、この機会を逃したら
一生、勉強できないような気がしていた。

首都の東京へ出た。いろんな夢を叶えにいろんな思いを抱えた人達が集まる所。
いろんなプロフェッショナルな人達がいる所。
私にも夢があり叶えたかった。
一流の人達が集まる所でどれだけ頑張れるかと若すぎた私は思っていた。
永住したかった。貪欲にいろんな経験がしたいと思っていたが
病気は治らなかった。私は病気だと痛感した。
今になり東京の病院に行けばよかったな~と思う。
でも若い私は夢を手離した。人間が弱かったのだと思う。
それでも、いろんな出会いがあった。いろんな思いを抱えた人達に出会えた事は大きな
収穫だった。出身地が様々でみんな魅力的だった。生粋の江戸っ子もいた。
本当に魅力的だった。いろんな考え方の人達がいていろんな事を自由に語っている。
病気じゃなかったらどんなに良かっただろう。
私はずっと東京にいただろうと思う。

あれから何十年経ったろう。私は地元に戻り辛い日々を送っていた。
統合失調症にもなっていたし・・・。
結婚もしてバツイチにもなった。(苦笑)
そして、娘があの頃の私の年齢になろうとしている。
私は専門学校へ行ったが娘はいきなり特別な資格もなく就職する事になる。

東京なんていいんじゃない?ここにいるよりずっと幸せになれると思うよ。


私は娘に何度も言った。こんな田舎だけれど娘には大切な故郷みたいだ。
娘は修学旅行で東京へ行ったことがある。
「心労でダメになっちゃうよ」と笑いながら言う。
遊ぶには最高の所だが住むとなると刺激が強すぎてダメだと思うのだろう。
私としては娘のほうが東京でもやっていけるんじゃないかと思う。
もったいないと思う。娘のほうが自分の実力を知っているのかもしれないけれど。
北海道にいたいと言う。
地元で悪口を言われて生きていくよりずっといいと思うと言ったのだが・・・。
親の都合で住む場所も決められちゃたまったものではないんだろう。
離婚してから元夫の地元でもあるこの土地で何かと辛い思いをして生きてきたのだ。
娘には幸せになってもらいたい。長い目で考えたら本州でもいいではないかと思うのだが
娘はここで暮らすと決めているようだ。
未来に夢や希望を持てないでいるのか・・・。
私の持病の病院の院長先生は娘の事も心配してくれて「広い世界へ出してあげたら?」と言う。
私がこんなメンタルの病気をもっているから離れたほうがいいと思うんだろう。

今週、娘の学校で三者面談がある。
娘の人生は娘が決めなきゃね。でも、幸せになってほしいから
戦争になるかもしれない。娘もそう思っている。
よその土地でいじめられるより、ここのほうがまし。ぐらいのものだと思う。
小さな世界にいると翼を切られた小鳥のようだ・・・。
私の考えのほうが甘いのか・・・?すぐ帰ってくるかもしれないぞ。
いろんな思いが交錯している。
生き方なんて何通りもあるけれど保守的な娘が不憫でならない。

大人がしっかりしていないと子供が辛い思いをするんだね。

今すぐ結果を出さなくてもいい。
私はサポートしてあげられたらと思う。
ささやかでいいから・・・。