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7月16日「水鉄砲BBQ ~2023~」を開催しました。

2023-07-19 17:37:17 | NERF -ナーフ-


コロナウィルス蔓延の影響で開催できなかった事もありましたが、毎年恒例となってきたイベント「水鉄砲BBQ」を今年も開催致しました。

早いもので、自分が主催するようになり、もう5年以上続けているイベントになります。

2009年に行われた国内NERF発売時のファンイベント「ナーフェスト」において、サブイベントとして開催されたのをきっかけに、主催が変わったり、行われない年もありましたが、どうにかその系譜を繋いでいるイベントです。


とは言え、もはや毎年の事ですが、水鉄砲そっちのけでBBQに私が専念するというイベントになっています。



今回も、自分では写真を撮る事を諦めて、参加者の方から頂いた写真でのレポートです。









10時すぎに挨拶→乾杯で始まったイベント。

「肉焼けるまで一回バトル行こうぜ!」という参加者に、負けないよう急ぎ一品目を提供。

最初はタコスサラダとソーセージグリルからBBQはスタートです。










タコスサラダは、冬に行っている「極寒BBQ」でも提供して、好評を得たメニュー。

ここ最近の定番メニューにしています。

もともと「ドリロドス」というメキシコ屋台料理を参考に、お手軽に作れるメニューとして我が家でも良く食べていた品をアウトドア用にアレンジしたメニューです。

よく作り方を聞かれるので、簡単にレシピを載せておきます。

【材料】
・牛豚合挽
・レタス
・きゅうり
・非加熱用シュレッドチーズ
・市販サルサソース
・タコスシーズニング
・トルティーヤチップス菓子(ドリトス、ドンタコスなどトウモロコシのチップス)

1・フライパンでひき肉を炒め、市販のタコス用のスパイス(シーズニング)で味付けします。
2・1の挽肉に野菜類、チーズ、サルサソースを入れてかき混ぜる。
3・手でバキバキに砕いたトルティーヤチップスを2の材料に混ぜる。

これだけです。

野菜は、自分の好みでレタス&きゅうりを使っていますが、アボカドやキャベツ、刻みタマネギなんか入れても美味しいです。
トルティーヤチップスも、私は細かく砕いて入れるのが好きですが、子供なんかはあまり砕きすぎないスナック感ある食感の方が好きだと思います。
もっと言えば、挽肉ではなくツナ缶を使っても美味しいです。

アレンジの方法が山のようにあるので、作っていても食べていても飽きないお手軽料理です。







今回は挽肉だけで1キロを用意したので、一回では炒めきれず、3回に分けてタコスサラダを提供しました。

その一方、同時進行で他のお肉も焼いていきます。

手前のファイアグリル、中の銀色のボールはジャガイモ、上の網では鶏もも肉を焼いています。







鶏もも肉は火入れが難しい食材の一つ。

皮はパリっと焼きたいけど、身は水分量が少なくならないようにふわっと仕上げたい。

薪火と炭火を交互に使い、どうにか焼き上げました。









やはり牛肉がたくさんあると、豪華さを感じます。

とは言え、高い部位は予算的にも出せません・・・

今回は王道であるモモ肉のローストビーフを2㎏以上焼きました。









ローストビーフは、中心温度が60度になったあたりがベストの火入れ。

これはTwitterでも何度も書いているんですが「レア(焼き加減)=中心が生」ではないのです。

そういう焼き方も在りますが、そちらは「ブルー」と呼びます。

ローストビーフの作り方を検索すると、焼き加減の確認で「金串を差したあと、唇に当ててみて熱さを感じたらOK」という表記をよく目にします。

つまり、中心まで熱が入らない=生肉はローストビーフではありません。

60度前後というと、お風呂としてはとても入れる温度じゃないですが、口に入れる物としては「ぬるいな」と感じる温度です。







さてさて、毎回、いろいろなトラブルが起きて思った通りに行かないのがイベントという物ですが、今回のトラブルは・・・

「イベントのために買った成型炭の燃焼温度が低すぎる」という問題。

成型炭とは、オガクズなどを圧縮した木質バイオマス燃料を蒸し焼きにして作った炭のこと。

高火力で燃えるのが特徴なので「オガ備長炭」「成型備長炭」などと書かれて売られています。

本物の備長炭はウバメガシを材料としており、非常に高価なので、こうした成形備長炭は今や焼き鳥店などでも使われています。

それが、今回の購入した品は、ちゃんと全体に火が回って白くなっているのに、なぜか温度が上がりません。

DCMのオリジナルブランド、全然ダメだな・・・









ジャガイモのホイル焼きをやろうと思ったのですが・・・

こちらは前日のうちにイモ類を洗い、アルミホイルに包んでおきました。

普段なら焚き火や炭火の中に突っ込んで、1時間くらい放置、串を刺して抵抗がなければ焼き上がり!となるのですが・・・

火力が弱すぎて、普通に焼いているのでは何時間かかるか分かりません・・・










オガ備長炭は火が付きにくく、燃焼までに時間がかかるのですが、一度しっかり燃焼すれば高火力&長時間燃焼というのがウリなのに・・・

たまたまのハズレだったのか、オガ備長炭が2/3くらいの大きさになるまで燃焼させて、ようやく火力が安定する感じ。

その火力も炭火の割には低温すぎて・・・

仕方が無いので、それまでの調理で使っていた薪火の熾火と成型炭をジャガイモの上から振りかけて蒸し焼きにしました。











今回、いくつかのお肉は事前に下ごしらえをして、会場での時短に役立てました。

その中でも大成功だったのが「豚の塩漬け」

豚バラ肉のブロックに、まずはフォークで全体をまんべんなく刺して穴だらけにします。

そこに、塩、砂糖、スパイスを混ぜた調味料をこれでもか!と刷り込みます。

使う塩の量は、書かれている物によりバラバラですが、今回は「肉の重量の3%」程度です。

豚バラブロックが1本約700g、それを3本なので2.1kg。

使う調味料は60グラムにもなります。


刷り込んだ後の肉は、ビニール袋に密封し、冷蔵庫で寝かせます。

今回は3日間漬けました。










で、当日に焼いた姿がこちら。

いわば、パンチェッタのローストです。


よく中世ファンタジーなどにも出てくる「豚の塩漬け」ですが、そのまま塩漬けした物は「パンチェッタ」、その後に成型して茹でたり蒸したりするのが「ハム」、塩漬け後に燻製で仕上げると「ベーコン」になります。

ちなみに「生ハム」は骨付きの豚モモ肉を塩漬けして、そのまま熟成させた物です。









本来は、調理前に「塩抜き」といって、水に晒して塩分を下げる作業があるのですが、今回は3日間という短い漬け込みだったので、塩抜きも2,3分だけ水洗いして焼きました。

本来は塩漬けは1週間程度、塩抜きは1日くらい行います。


で、このパンチェッタのローストは大成功!

イベント当日は酷暑で、全国的にも熱中症への注意が呼びかけられていた日。

野外のイベントのため、みんな汗で塩分ミネラル分が体から失われていきます。

そのため、普段なら塩辛いはずのパンチェッタも、とても美味しく頂く事が出来ました。


当日の暑さを抜きにしても、中身までしっかりと味が浸透し、熟成された旨味が味わえる至極の一品となっていました。









当日は参加者の方も、おつまみや箸休め的な一品料理を提供いただいたり、その場で作られたりしていましたが、暑さ対策に趣向を凝らした品をお持ちいただきました。

かまこさんが持ってきて頂いた、きゅうりの浅漬けは定番ながらも、塩分、水分の補給に最適でした。


また、尚さんが作ったおつまみは、酸味とキンキンに冷えた冷気が抜群のバランス!

写真の左上の生ハムマリネは本当に絶品でした!

詳しいレシピは聞いていませんが、生ハム、オニオンスライス、レモン、ケッパーなどが入っていました。









また、飲み物に関しては「各自持ち寄り」にしていましたが、イベント常連のイロパパさんが、今年もドリンクカウンターを設置して頂き、オシャレな飲み物を振舞って頂きました。



もう、ブースがオシャレすぎ!!

アウトドアとは思えないBARスタイル!

こちらの写真に写っているのは、オレンジ、グレープフルーツの果汁にパイナップルジュースを加え、グレナデンシロップ入れたノンアルコールカクテル。

小金井公園のBBQ場で、まさかシェーカー振ったり、カクテルグラス持ち込んだりするなんて思いつきません!

オシャレすぎ!







こちらは自分も頂いたことのある、ノンアルコールカクテルの紫蘇ジュース。

紫蘇の鮮やかな赤紫もキレイですが、味もフレッシュミントが良いアクセントとなっています。












アウトドア慣れしている参加者様の中には、自分のブースを展開している方も。

こちらはたこらいすさんのブース。

完璧なコーヒースタンドとなっていました。

淹れて頂いたアイスコーヒーはビックリするほどの香りの力強さ、酸味と苦味の味バランスも素晴らしいハイレベルなコーヒーでした。

自分も、コーヒーは豆から自家焙煎し、飲む直前に豆を挽いて楽しんでいますが、アイスコーヒーというのは淹れるのがなかなか難しい物です。











もちろん、参加者の皆さんは食べるだけでなく、水鉄砲バトルも大いに楽しまれていました!








当日の酷暑に対する、熱中症対策としても役に立っており、とにかく全員頭からつま先までズブヌレになるほどバトルを楽しまれていました。







また、最近、一部のNERF会常連メンバーの間で流行っているのが、ダイソーがオリジナルで展開しているTCG「蟲神器」。

この日は、対戦用にレンタルテーブルを1台増やし、一日中誰かしらが対戦していました。






そんな私も、1.5mもの大きさのマテル社のドレッドノータスを会場に持ち込みました。

皆さん、そのバカみたいな大きさに驚き、楽しまれていました。








他にも、アル。さん作のファーストグレードのガンダムや、あどさんのシルバニアファミリーなど、各自が色々な玩具を持ちより、おもちゃ談義を楽しまれていました。









そして!

肉もまだまだ止まらない!

自分が主催で行うBBQでは、野菜メニューはほぼありません。

イベント開始から終わりまで、ひたすら肉が出されます。







網で焼かれているのは、豚のベイビーバックリブと牛バラ肉。

ベイビーバックリブも、自分主催のBBQでは人気メニューなのですが、今回は諸事情により提供できた量がほんの僅か。

こちらは来年以降にリベンジしたいです。







牛バラ肉は、そもそも日本のスーパーなんかでは薄切りで売られていることが多く、ブロック肉はなかなか見つけられません。

今回はブロック肉をスパイスソルトで1日だけ漬け込み、焼き上げました。








牛バラ肉はモモ肉ともまた違う味わい。

薄切りにしてお肉のうま味をしっかり味わう事が出来ます。

牛肉はあまり火を通し過ぎずに提供するので、調理に手間も時間も取られなくて良い反面、筋や繊維が残りやすく、嚙み切れなくなります。

なので、ローストビーフなどは薄切りにカットする事で口当たりが良くなります。

薄くとも、ちゃんとお肉のうま味は伝わります。

焼き肉のような薄くカットされた肉を調理した味と、塊の肉を調理してカットして食べるのとでは、全然味も食感も違います。

どちらが良いか?という話では無いですけどね。











そして最後は、これまた自分のBBQでは定番のデザート「焼きパイナップル」

口の中の肉脂をさっと洗い流してくれる、さっぱりメニュー。


でも、そろそろ新しいレパートリーも増やさなきゃなぁ。







また、デザートではありませんが、今回は以前に作ったクラフトコーラシロップも振舞いました。

個人的にはまだまだ成功と呼べる味には達していませんが、シナモンが強めのシロップは意外にも肉との相性がバッチリ。

ご参加頂いたウ三ワタリさんは美味しい美味しいと飲んでいただき、石玉さんは持ち込んだかき氷機で氷を削り、このシロップをかけて召し上がっていました。

クラフトコーラはコストがソレナリなので、何度も気軽には作れませんが、皆さんからの声が励みになったのでまたいつかチャレンジしてみたいと思います。











最後は皆さんで記念撮影。

今回も、初参加の方も多数いらっしゃり、25名+子供たちという大所帯となりました。


とりあえず、今回も参加頂いた方にはご満足いただけたんじゃないかと思っています。

例年なら次回は2月に府中で極寒BBQですが、スケジュール調整中です。


ご参加頂きました皆様、そして写真提供頂きました皆様、ありがとうございました!!!






















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