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アシェット 週刊 ウォーハンマー40000 IMPERIUM

2023-02-01 10:30:42 | その他 玩具




※今回は前置きが長いです。




昔。

そう、時代で言えば80年代から90年代初頭。

家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」では「ドラゴンクエスト」が人気を博し、世間にRPGという言葉を浸透しはじめた頃・・・

RPG(ロールプレイングゲーム)の元祖が「D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)」であると雑誌で読み、また、そのゲームであれば友人たちと複数で遊べると知り、当時高額だったにも関わらず小遣いをはたいてルールブックを購入しました・・・(当時で4800円くらいだった記憶)

こうしたファンタジー系のゲーム、TRPGがちょっとしたブームになり、田舎の模型店でもメタルフィギュアの取り扱いを始めました。

D&Dのキャラクターを出していたシタデルや、ラルパーサ、グレナディアなどのメーカーから出される、西洋のセンスをビンビンに感じる造形。

そしてあのアオシマが、ウィザードリーのキャラを日本的外連味たっぷりに造形したメタルフィギュアを出していました。

フィギュアはおよそ3センチ程度の大きさで、ホワイトメタルと呼ばれる金属で出来ていました。

当時は円高の影響もあり、価格は300円程度。

中学生のお小遣いでも集められる価格で、相当な数を集めていました。



ゲームの方は、D&Dより手軽に始められるT&Tや、一人でも楽しめるゲームブックなど、様々なファンタジー物に手を出して行きます。

特にゲームブック「ファイティングファンタジー」は本の中身もさることながら、魅力的な挿絵が私を夢中にさせました。

煌びやかなロングソードと美しいドラゴンが出てくる世界より、ファイティングファンタジーの描く世界は混沌として闇があり、毒を塗ったダガーや醜いゴブリン、オークと言ったモンスターが似合う世界観です。




そんな混沌を感じさせるダークファンタジーな世界観を、立体で楽しめるゲームが「ウォーハンマー」

シタデル社の流れを汲む確かな表現力で混沌としたキャラクター達が立体化されており、さらには舞台を遠い未来に設定しSF要素も備えた40000シリーズも展開され、今までも何度も手を出してみようか悩んでいたのですが・・・

一つ一つが高額なため、集めだしたら(お財布的に)ヤバい!と思い、思いとどまっておりました。










しかし、それが分冊百科で発売されて、お約束の「創刊号特別価格」でワンコインで2体手に入る!!

これは・・・買わざるを得ない!

という訳で、アシェットジャパンから発売された「週刊ウォーハンマー40000 IMPERIUM(インぺリウム)」です。

ウォーハンマーのミニチュア自体は、最近はその細かい造形などからプラモデル趣味の人たちにも注目され、ゲームの実用品以外にも塗装やディスプレイを楽しむ人が増えてきています。

そうした初心者向けに、ミニチュア1体のみのブラインドボックス商品も出ましたが、実売価格はおよそ1箱1000円前後。

この手の分冊百科は、創刊号をメチャ安設定にして手を出しやすくするのが通例ですが、それにしたってお得すぎます!







しかも、ちゃんと集めればゲームも出来るように、プレイマットやサイコロまでついて来るんです。

こりゃぁ、買いますよね。


ところでこの「分冊百科」、イタリアのディアゴスティーニが元祖っぽいんですが、最初は名前の通り百科事典を分割して出版したらしく、なんと刊行が1959年!

そ、そんな歴史があったんだ・・・


「週刊〇〇を作る」系は、だいたい全部集めると20万~30万くらい掛かるし、人気のないシリーズは打ち切りする可能性もあるので、今回のような「全部買わなくても、好きな物だけでも大丈夫」というコレクションシリーズはハードルが下がりますね。










そんなこんなで、せっかく買ったのに開封も出来ずに忙しくしていたら、もう2号が発売されました!

いや、大人の時間の流れで考えると週刊ってこんなに早いんだなぁ・・・






2号は価格が1299円に上がりましたが、ミニチュア3体にシタデルペイント1本、オマケに筆までついて来るので、これまた大特価!

ネクロンウォーリアーは正規品で10体6400円。

オプションが色々付いているのを差し引いて考えても、1体500円くらい?

シタデルカラーのベースカラー単品は600円くらいで、オマケの筆は品質が分かりませんが100均程度と考えても、これで合計2200円。

これまた1000円近くお得に買えるとなると、やっぱり手を出しちゃいますね。









さて、気を取り直して、創刊号を開封します。

肝心の書籍部分はブログに載せるのはいろいろ問題なので、付属品のほうだけ。

ゲームのプレイマットは紙製ですが、裏表印刷になっています。

真ん中のペラペラの定規みたいなのは、ゲームで駒を移動させる際のスケールです。

そして右側の透明プラに包まれているのがミニチュアとサイコロ。







サイコロは、見る限り特別な事は無い普通のサイコロです。

黒い円盤2枚は、ミニチュアの土台です。

ミニチュアはプラモデルのような組み立て式で、二体分のパーツがつながってランナーになっています。







これがミニチュア1体分のランナー。

この時点で造形の細かさがビシビシと伝わります。

昔集めてたメタルフィギュアでは、こんな細かくシャープな製品になんて出来ないですからね。

環境問題や原材料入手の問題でホワイトメタルからプラスチック製に変えたようですが、プラ製で正解ですね。










プラモデル素人でも簡単に作れるか?と言われると微妙です・・・

なんだか普通のプラモデルより素材が柔らかい気がしますし、ランナーとパーツを繋げているゲート位置が狭い場所や奥まった場所にあるため、ニッパーで切り出すのも一苦労です。

一部パーティングラインが目立つのも、仕方ないですが残念ですね。

ゲート処理など、模型作りの基本は知っておいた方が良いです。








こちらが帝国の軍勢スペースマリーンのパーツ一覧。

「プライマリス・レフテナント」と言う名前らしいです。

書籍を一通り目を通しましたが、専門用語や固有名詞が多く、なかなか一度では世界観を理解できません・・・









こちらは生体金属を纏った太古のアンドロイド、ネクロンのロイヤル・ワーデンのパーツ一覧。






これを組み立てますが・・・

ガンプラほど精度がある訳でもなく、部品自体が非常に小さいので破損しないように慎重に組んでいきます。

どうやら接着剤を使わなくても組み立てられるようですが、接続ピンを切り落として接着したほうがキレイに作れるかもしれません。










組み立てた姿は「カッコいい」の一言ですね。

この精密さが僅か3センチ程度とは、感覚がおかしくなりそうです。












ネクロンは骸骨を思わせる細身な造形なので、特に組み立てに気を使います。

しかし、鎧プレートの模様や背骨のような造形、そこから伸びる3本のチューブなど、スペースマリーン以上に見どころのあるミニチュアです。












もちろん、組み立てるだけでなく、ペイント塗装し、実際にゲームで対戦して遊ぶことが出来ます。

でも、何も塗らなくてもこのままで充分カッコいいです。

このくらいの金額で集められるなら・・・いや、でもすぐにバイクや戦車、大型ロボットとか欲しくなるに決まっている!


うん、気に入ったミニチュアだけ地道に集めていこう・・・


ウォーハンマーも、昔よりはるかに販路が広がり、家電量販店や書店でも置いてある所も出てきました。

それでも、この分冊百科なら小さな書店でも手に入れる事も出来るので、より気軽に集められるようになりますね。





で、今日にはもう3号発売だ!

ん~~~・・・

買うか、買わざるか























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