風雅庵の日々

園芸、屋上、近所の散策を中心に記録します

風雅の意味

風雅とは、自然の中に趣や味わいを感じること・さま。
風雅を目指し、自宅を風雅庵、ダイニングを風雅亭と呼ぶことにしました。

杉本寺、宝戒寺

2010-10-03 10:31:47 | 鎌倉33観音
季節も良くなってきたので、
鎌倉三十三観音霊場の巡礼スタートです。

掛け軸にしたいので納経軸を買い求めました。
地球の歩き方の「御朱印でめぐる鎌倉の古寺」も買いました。

いつでも来れるし、早く廻るのももったいない、
ゆっくりじっくり回りたいと思い、
1日2~3寺とし、順番通りに巡ろうかと思います。

第1番 大蔵山・杉本寺(天台宗)【十一面観音】
鎌倉幕府が開かれる500年も前に建てられた鎌倉最古の寺。
734年(天平六)に光明皇后が藤原房前と行基に命じて堂宇を建立し、
行基が自ら刻むところの十一面観音を安置したとの寺伝です。



円仁(慈覚大師)が851年に、源信(恵心僧都)が985年に刻んだという、
合わせて3体の十一面観世音菩薩が秘仏本尊です。
1189年の火災の際、本尊三体自ら大杉の下に避難したので、
それより杉の本の観音と今日まで呼ばれたと吾妻鏡は伝えてます。

その後1191年には源頼朝が再興、3本尊を内陣に安置し、
運慶作の十一面観音を寄進したとのことです。

↑十一面観音(頼朝が寄進)、学研ムック「鎌倉仏像めぐり」より


山門仁王尊 運慶作

第2番 金龍山・宝戒寺(天台宗)【准胝観音】
北条義時、高時など、歴代の北条執権の館の跡地です。
1335年、北条一族の霊を弔うため、
後醍醐天皇が足利尊氏に命じて建立したとのことです。

本尊は子育経読地蔵菩薩、梵天と帝釈天を脇侍に従えてます。
初秋の白萩が有名で「萩の寺」として有名です。


今日は2つのお寺を巡りました