≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

さらば、ピアノ

2025-01-22 17:28:40 | 音楽

群馬の山奥に引っ越しして就職して結婚して、念願のグランドピアノを手に入れた。約30年まえのことだ。
住んでいる貸家には入れられないので、土地を借りてプレハブ建てて電気を引いて、そこにピアノを置いた。
常時 除湿機を動かしていたけれども、それでも湿度が高くて、ピアノの状態が安定するまでしばらくかかった。
実家で弾いていたのはアップライトピアノだったので、グランドピアノの幅広い表現力はとても気持ちよかった。
仕事を辞めて子どもを産んでストレスマックスなときも、まだ小さい子どもをプレハブに連れてきてお絵描きでもさせておいて、横目で見ながらピアノを弾いてストレスを解消できた。
しかし、プレハブは自宅から少し離れたところで水道もトイレもなく、夏は暑いし冬は寒い。段々おっくうになってきた。
子どもたちが別宅から学校に通うようになって、わたしも別宅と自宅の二重生活で、ピアノどころではなくなってしまった。
そうこうしているうちにプレハブの除湿機が壊れてしまったが、そのときにはちょうど良い代替品を見つけられず、困ったなあと思いつつもそのまま放置してしまった。
やっと子どもたちが別宅を離れたと思うと今度はわたしの病気が発覚して、世間はコロナ禍で、自宅で演奏できる楽器を模索するようになった。
そんなこんなでチェンバロを自宅に置くようになって、レッスンも受けて、ピアノを弾くフォームからチェンバロを弾くフォームに改造したら、もうわたしはピアノは弾けないと思うようになった。
ピアノは音が大きくて耳が疲れるし 腕の重さを指にのせるのも疲れるし、病み上がりにはキツイ。リビングルームにあって気軽に弾けて耳にも優しいチェンバロの方が、いまのわたしは弾いていて楽しいです。
それで、ピアノを手放すことにした。

グランドピアノ、楽しい時間をありがとう。


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ピアノをプレハブに届けてもらったときは、若い男性2人が来た。
なんだかプロレスをしている人たちのように見えた。
紐を掛けた350kgのピアノを2人で持ち上げるなんて凄い。

30年経って、買い取りに来たのは男性3人だった。
日本人がリーダーで、ベトナムから来た若い男性が2人だ。
ベトナム人男性も1人は日本語が堪能で、もう1人はまだ見習いなのか堪能な方からリーダーの指示を翻訳してもらっていた。
リーダーはとても丁寧に部下に説明していた。日本語が堪能なベトナム人男性が見習いにベトナム語で説明するとき、まだ見習いだから、とわざわざわたしにことわったのも印象的だ。
リーダー、気を遣うなあ。
買い取りに来たトラックはクレーンとテールゲートリフターがついていて、クレーンはとても長く伸びるタイプだし、張り出して踏ん張る足(アウトリガー)も4本もある。
30年まえに来たユニックはもっと小さかった。
30年の時間に感じ入るなあ



 
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水餃子

2025-01-18 16:15:29 | 料理

子どもたちが帰る前日の晩は水餃子をやった。
強力粉に水を加え捏ねて皮を作り、野菜を刻んで塩もみして絞り、塊肉を刻んで塩もみ野菜と混ぜて餡を作り、皮を成形して餡を包み、茹でて食べる!
野菜を刻み始めてからは休みなし。ノンストップで4時間だ。
他愛もないことをおしゃべりしながら包むのだが、クライマックスが待っているせいか、妙にハイになるんだよな。
今年は神戸の方の実家とテレビ電話をしながら餃子を包んだが、手持ち無沙汰にならずにすんでよかった。
ところで、今回はじめて過不足なく包めた。何度も水餃子はやっているけれど、餡がぴったり収まったのは初めてだ!

ああ、楽しかった! 美味しかった!
この年末年始は日程の関係で丸鶏が焼けなかったし、食べるのが忙しくてたこ焼きの写真も撮り忘れた。
次の年末年始も楽しく過ごせるといいな




 
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子どもの作ったブッシュ・ド・ノエル

2025-01-16 14:53:15 | お菓子など

年末年始に子どもたちが帰ってきてからあれこれ食べるので、クリスマスも年末も年始も一緒くたになる。
山奥なので、帰ってきてどこかに遊びに行くところもないし ヒマでしょ、ということで、ブッシュ・ド・ノエルを作らせてみた。
どれが主幹か分からない造形だが、まあそれはそれは些末なことだ。作らせたわけだし、初めて作ったんだし、多くを望んではいけない。

例年のように、ココア入りジェノワーズで、クリームは卵白入りのなんちゃってカスタードクリームに少しホイップクリームを加えたもの。
写真を撮り忘れたのだが、今年は巻き込む具にドライクランベリ-と刻んだドライオレンジを入れたのだが、見た目もきれいだし味もチョコレートに負けず、とてもよかった。次回もそうしよう。
外側はガナッシュで、期間限定でずっと冷蔵庫で保存していたイチゴ味のきのこの山を挿した。例年の普通のきのこの山がガナッシュにささっている地味さよりはずいぶんよいと思う。
きのこの山の味は、うーん、塩っぱい。味的にはなくてもぜんぜん問題ないのだけれど、これくらいは見た目の面白さが欲しいよね。
というか、来年はフォークで木目をつけてください




 
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ズワイガニ

2025-01-14 11:20:36 | 料理

奥能登の干物屋の甚五朗からズワイガニが届いた。
昨夏にイワガキ を頼んで以来だ。

ちょっと前に茹でたもの届いたので、1匹だけ夫と食べて、残りは凍らせた。
年末に子供たちが返ってきて食べる夜にあわせて自然解凍させたので、霜がついている。
小さいのはメスで、香箱カニというらしい。

いやあ、本当に美味しかった。塩加減もちょうどよく、酢とかぜんぜん要らなかった。
ミソがまた濃厚だった。なぜだか酔っぱらったような気持ちになった。
そういえば何年も前に甚五朗から取り寄せたときには毛ガニが入っていて、これがひときわ濃厚で酔っぱらった感じになったのだが、それを思い出させる。なんでなんでしょう?
カニ足の肉は、カニカマボコみたい、とか思ってしまった。本家が逆ですよ。
このまま皆 無言で食べ尽くしました。

カニの殻も捨てない。
鍋で10分ほど炒ってから水を注いで出汁を取った。
美味しいスープになりました。

奥能登の復興が1日でも早くなりますように




 
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鯛の尾頭付き

2025-01-12 16:12:36 | 料理

皆さま、明けましておめでとうございます。
ネタが古いこのブログを見に来てくださって、ありがとうございます。
今年はもうちょっと 古くならないうちに更新するのを目標とします。

これは例年 両親が明石の 魚秀 から送ってくれるのだ。ありがとう。
本当に上手に焼けている。そしてとても美味しい。
わたしは脂ののった腹側や、ぷるぷるした膠質の多い顔が好きです。鰭部分は飾り塩が塩っぱいのでムリだ。
鯛を食べた翌日は、アラから取った出汁を使ったスープを作る。
これもまた美味しい



 
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