大層くたびれました。
ネット中毒のわたしがPCに一週間以上も手も触れず、
おかげでゴミメールが1000通近くも来る始末。
巻いた経糸 (たていと) は布になりました。
おつうのように、根を詰めて織った、というわけでございます。 痩せたり毛が抜けたりはしなかったけど。
群馬の森クラフトフェアが今週末に迫っているというのに、
地震騒ぎですっかり取り乱し手が止まっていた分、
まあ、いまさらのような大車輪というわけです。 ああほんとに自分がイヤになるぅ。
いちにちに1メートルの壁、これがきつかった。
ほうほうのてい、ふらふらです。
通し幅74cm、8枚綜絖 (そうこう) ともなると、
フンッ!と踏み込み、エイヤッ!と杼を投げ、バンッ!と筬 (おさ) を打ち込む、
これを何時間も繰り返せば、くたびれても仕方がなかろう。
そしてねぇ、間違える。
ええ、人間ですもの、間違いはあるでしょうよ。
でも間違えて欲しくないよ。
以前よりは杼を投げたときに、あれっ?と間違いに気付くことも増えたよ。
でも10cmも20cmも織ってから気付くと、なえます。
気付いてしまった間違いを無視は出来まい。
緯糸 (よこいと) が20/1の木綿糸、つまり単糸なんです。
もさもさして、すぐにホコリに戻ってしまう。 すぐ切れる。
だから解きにくい。
布幅が広いので、4越でも3m近くなってしまう。
ああもう、切って捨てて解く方式も使ったし、針ですくう方式も使ったし、
見た目は澄ましているけれど、じつは汗と涙の結晶、苦労を隠しているだけです。
見る人が見れば、この布からわたしのドタバタぶりが分かるであろう。
機織りは、綺麗事ではありません。
でもって、これがアップ。
ふっ、ふっ、ふっ、分かる? なぜ綜絖 (そうこう) が8枚要るか。
あれっ? この写真は横向きだ。90度回転してみてください。
綾織がベースなんだけれど、色糸の交わるところだけが平織りなんです。
あと綾織りのほかに斜子織り (ななこおり) も入ってますよー。
色々考えながら描いた、組織図。
じつは、こういうのって好きなんです。 升目をしこしこ埋める感じとか、数字を色々こねくり回すとか、そういうの。
でもなんで、チェックのところだけ平織りなのか?
色糸効果だけを狙っているわけではないです。
そうじゃなくって、組織による縮み率の差を利用して、テクスチュアの効果を狙っているんです。
でも、水通ししてみなければ、本当のところは分からない。
なにしろもたくさして、試し織が納得できないまま本番になってしまったものだから。
なんとか織り終わったの図。
ほら、糸の端が綜絖の後ろギリギリまで迫っているであろう。
10.1メートル織れました。
で、シャツが間に合うのか!!?? かなりきびしい状況だ。
また引き続き、根を詰めましょう。
機 (はた) のようにうるさくないから、夜でも出来るでしょう。
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それよりも、あの組織、ちーさん好きそうですよね(笑)
私も多分好きだけど、深みにハマる気がするので手を出しちゃいかん!ものですね。。。
良くみると技ありな所がさらに好き。
でも、期限が有って仕上げるのは辛いですね~
シャツになるのが楽しみです。
今回は織っていて元気の出る色や柄にしたかったのです。
いえデザインしたのは地震の前でした。
組織って面白いですよ!
こういう組織を作るためには、綜絖が何枚必要で、どのような順で経糸を通して、
で踏み木と綜絖のタイアップはどうにして、踏み順はこうにして…、
パズルみたいなんです。
本通りじゃオリジナリティがなくて、つまんないですもん、うんうん考えます。
期限はありがたいです。
ぐーたらなので、そういうのでもないと本当にだらだらでダメです。
ももんがさんからあずかった糸、忘れたわけではないんですよ~!
でも、でも、やっぱり待っていてください、ごめんなさい。
ももんがさんお忙しいようですね。
わたしも自分に出来る支援をよく考えてみたいと思います。
今まで何枚か織りシャツにしてきました。
色のセンスになんら進歩はないと思いますが、
手触りはよくなってきたと思います。
ネットでは触れないのが残念です。