前回の反省 をふまえて今度は思いっ切り香りが際立つようにした。
クッキー生地は 上野万梨子 『パリのお菓子屋さんのレシピ』 に載っていたサブレ・パリジャンのレシピのアーモンド粉を全粒粉に替え砂糖の一部を黒砂糖にしたもの。そしてアニスシードをどばどば投入。深みを出すためにフェンネルシードもちょっと混ぜ、あとオールスパイスとかクローブも少し加えた。シナモンはあえて入れない。アニスがシナモンと違うってことをはっきりさせたかったので。
1994年の本ですね、古い。まあでももうお菓子作りのトレンドを追う気力がないので、かつて作ったレシピで気に入ったものを何度も使う。己の年齢を感じます。
生地をのして型で抜きシリコンマットを敷いた天板に並べてゆく。溶き卵に牛乳を混ぜたものを刷毛で塗り、フォークで模様を入れる。けっこう手間です。
焼き上がったら網の上に移して冷まし、2個一組にして、舌が痺れる自家製マーマレードを挟んで一晩以上おく。水分がクッキーに移ってしっとり馴染んでからが食べごろ。
大きくひとつに焼いて切り分けて食べるお菓子の方が作るのは気を使わないし楽だよ。でも一人分ずつ作るお菓子ってなんか小さい世界があって、面倒くさい分 作品を仕上げた達成感がある。
アニスがメインの香りの生地にマーマレードが組み合わさって、うん、納得の仕上がりになった。
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