Thundercat "Drunk"

音楽をどのソースから聴くか、というとき、わたしはラジオの音楽番組の割合が大きかったのだが、それがすっかりネットのラジオに移行し、そうなるともう国の内外が関係なくなり、まだ知らないけれどわたしが興味を持てそうなものをおオススメしてくれる、となるとYouTube でも同じで、もうラジオかどうかも関係なくなった。

というかんじで YouTube でずっとお薦めされ続けていたのがこの　Thundercat "Drunk" 。

され続けていたというのは、聴いてみよう という気になかなかならなかったから。
なんでか分かるよね？

ジャケットが怖い！


そんなこんなで聴いてみるとほんとにいい音。
ファルセットでスムーズな歌声。
エレクトロニカ（実はシンセ打ち込みじゃなくって Thundercat のベースだったりする部分が多いのだが）でファルセットの声と相まって、絶妙な音のにじみ加減が聴く者の魂を浮遊させる。
心地よくビートが刻まれる。
曲によってはネオソウルのような後ろにビートが来つつそれゆえにすごくまえにまえに引っ張られるあのグルーブだったり（Friend Zone）。
だらだらせずさっさと曲を引き上げる。結果、時間のわりに色々なテイストのよい曲がたくさん聴ける。
いやホンマ、なんで聴くのをこんなにためらっていたのか！

一度聴いたらもうそれからはヘビーローテーションですよ。
想いあまってＣＤを手に入れてしまったよ。

アマゾンのレビュー に笑ってしまった。
だって、みんな声をそろえて ジャケットが怖い、酷い って。
　マジでやりすぎだよ。
ブックレットのイラストがまた悪ふざけが過ぎている。

ほんと、いい音　なのにねぇ。


Thundercat について色々書いているサイトを見つけた。
★　少しは真面目なインタビュー。カエターノ・ヴェローゾが好きだって！
★　主に「不真面目でイカれているリリック」について
★　イカれたジャケットの製作秘話について
★　イカれたイラストを手掛けた Zack Fox と Thundercat とのイカれた対談について

イカれた を連発だけど、とにかく音はいい。歌詞のイカれてるのも聞き取れなきゃそうだって分からないし（おナラとか猫の鳴きまねとかは分かる）。
音とのギャップが激しいから連発するだけです。
いやホンマ