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高崎芸術劇場 ELIANE ELIAS ☜ 公演情報
昨年も 高崎芸術劇場でブルーノート東京サポートでリチャード・ボナのライブを観た が、今回のブルーノート東京サポートは大御所美魔女のイリアーヌ・イリアスが来る!
見逃す手はないでしょう。
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イリアーヌ・イリアスはグラミー賞とラテン・グラミー賞の双方を獲得し、また全米ジャズ・チャートとブラジル音楽チャートの両方で首位を獲得した世界的なアーティストだ。
ピアニストでもありヴォーカリストでもある。彼女のピアノ演奏やボサノバの歌を生で聴きたいと思っていたのだ。
始まるまえ。写真☟だとハレーションしちゃっているけど、ステージの上で光っている文字は BlueNoteTokyo とある。
ボナのときと同じだな。
ピアノがステージの中央にある。向かって右側にドラムスのセットがあるが、なぜか左側にもスネアがある。ドラムス担当のほかにパーカッション担当のメンバーは書いてなかったけどなあ。
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予定時刻より5分ほど遅れてイリア―ヌはステージに現れた。スリットの深く入ったロングスカートがよく似合っていた。
ボサノバの歌って柔らかくて決して張り上げない声だけど、生で聴くと思いのほか迫力があった。
'VOCÊ' という曲のまえに、VOCÊは英語でYOUだけれど、日本語では何と言うの?と観客に英語で尋ねた。
あなた! と何人か答えたけれど、ああな?? よく聞き取れないわ、というジェスチャーで終わって曲に入った。
観客とのやり取りはたいていどのステージでもあるけれど、どっしり優雅な雰囲気は今までわたしは味わったことがなかったな。
イリアーヌが歌うときは最初は歌詞をポルトガル語で歌って、その次に英語で歌うことが多かった。意味が分かりやすいからね。
でもやはり言語のリズムが違うから、ボサノバはポルトガル語だよなあ、と再認識した。
イリアーヌのピアノは骨太だった。歌はボサノバで優しいけれど、ピアノは力強い。ボサノバらしい部分も多いが、ソロはジャズがゴリゴリしていた。
支えるメンバーはマーク・ジョンソン(ベース)、リアンドロ・ペレグリーノ(ギター)、ラファエル・バラタ(ドラムス)で、マーク・ジョンソンがイリアーヌの夫だ。
そういえば、まえにライブで観たステイシー・ケントはサックスの夫を だんなー、と言ってうけていたし、グレッチェン・パーラトもドラムスが夫だったっけ。
ドラムがとてもよかった。どういう曲なのか、どういう局面なのかが分かりやすくなるように音が入ってくる。
上手い人って沢山いるのねえ。
ドラムスのラファエル・バラタが、くだんのピアノの椅子の奥のスネアに移る。ギターも移動する。
「ボサノバはアパートの一室で生まれました。」とイリアーヌが言って、爪弾くギターが静かに鳴り始める。スネアはブラシだけ。
ボサノバっていいなあ、ボサノバを大事にしているんだなあ。しみじみ伝わってくる演出だった。
そのあと元の位置に戻って迫力のある演奏だ。
観客を飽きさせない演出にベテランの技を感じた。
ブルーノート東京ではなく高崎芸術劇場で観ることが出来てよかった。
ところで、イリアーヌ・イリアスの名前ってガリレオ・ガリレイみたいだね。
終わったあとのステージ。
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終わって外から眺める。
上から2枚目の写真の同じ青い電子ポスターが3枚並べてあるのがちらと見える。
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