≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その7(マヤ1 ハイナ)

2023-08-26 17:28:38 | 展覧会に行った話
トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その6(テオティワカン5、サポテカ) よりつづく

テオティワカンの次はマヤだ。マヤにも遺跡がたくさんあるが、このページはハイナ島の土偶を集めた。
ハイナ島はユカタン半島の北西部の海岸沿いに位置している。その1(イントロ、オルメカ)の地図だと❹の北の海岸線にある。地図を見る限り、島といっても対岸から目と鼻の先だと思う。
ハイナは土偶がたくさん出土しているらしい。

支配者層の土偶。鼻梁が眉間の上まで続いている👆
👇横向き。ごっつい帯だ。


キャプション。




マヤについてのキャプション。





貴人の土偶。これも鼻梁が長い。1000年以上まえの土偶の被るつばの広い帽子は、ソンブレロへ連なる長い伝統なのだろうか。


キャプション。




貴婦人の土偶。丸い耳飾りは中心に何かついている。頭の飾りが複雑だ。


キャプション。トウモロコシ神をまねた頭蓋変形なんだそうだ。頭蓋変形は現代日本人には馴染みがなくてぞわっとするが、かつては世界中で行われていたらしい。




書記とみられる女性の土偶。首飾りがごつい。重そう。


道化の土偶。服の柄や頭飾りが凝っている。


キャプション。道化の衣装はキルティング加工の防具なのか。





球技をする人の土偶。小ぶりだが動きがあって目を惹く。腰回りのごつさは一番上の支配者層の土偶よりもすごい。


キャプション。腰でゴムボールを打つって?ピンとこない。


球技についてのキャプション。
マヤ遺跡探訪 球戯・球戯場 を見ていると、球戯場はあちこちの遺跡にあるようだ。
ウィキ 球戯 によると、腰で球を打つタイプの球戯場は、穴の開いた円い標識が壁についているそうだ。


土偶の腰についている防具を実物大にしたらこんな感じ。石製でむちゃくちゃ重いので、実際に身に着けて動けるとは思えない。


土偶と石製球技用防具とゴムボールは並べて展示してあった。


キャプション。これら3つはそれぞれ違うところのものだ。




織物をする女性の土偶。経糸(たていと)のテンションを腰で支える腰機(こしばた)だ。バックストラップウィービングともいう。本邦ならいざり機(いざりばた)が伝統的だ。
ごろんごろんと大きい球がつらなった首飾りが重そうだ。円い耳飾りはもう必要不可欠な気がする。
高い帽子を被っているように見えるが、もしかして頭蓋変形?


横向き。機の先に鳥がとまっている。


紡錘車。


紡錘。紡錘車に軸を通したもの。これで紡いでいたのは木綿かしら?


キャプション。機織りで使う糸を紡ぐための紡錘車だけれど、出どころは不明だそうだ。





    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その8(マヤ2 パレンケ1) へつづく




 
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