小出しのネタも、これが最後! ずいぶん引っ張ったもんだよ。
川場の2日目に、水通ししてまだ乾いていないものを持っていった。
ひーこらと、なんとかこれだけは仕上げたかったのだ。
なんでそんなに頑張ったのか、というと、自分としては新しい試みだったから。
思いつきで茶綿に茶色いぜんまい綿を混ぜて紡いだ糸が、
思いのほかいい味を出していたので、その糸を布にして形にしたかったのだ。
どんな糸かというと、
こんな感じ。 (ちなみに木枠に巻かれているのは、手紡ぎ綿マフラーナチュラルミックスに使った糸。)
弾力性がある。 軽い。 あたたかい!
もこもことして、イメージは、テディベア !?
ちなみに、ぜんまいわたはこれ。 スピニングパーティーで買った。 再掲写真で失礼。
茶綿も繊維は短いのだが、ぜんまいわたはもっと短い。
ぜんまいわただけでは糸にならないくらい。
そんな繊維をだ、カーダーで混ぜようとするのだが、もう舞い立っちゃってたいへん!!!
ほこりを立てているのか、ローラグ作っているのか分からない。
カーダーでローラグを作るときはいつも、ハンカチを三角にたたんで鼻と口を覆って頭の後ろで結ぶが、
この茶綿とぜんまいわたでは不十分だった。
目だ!
まつげやめがねに付いた繊維で、目がしばしばして涙目になってしまう。
大そう苦しい作業だった。
紡ぐのはあっという間だったんだけどね、糸が太いから。
マフラーのデザインは、太めに紡いだ綿糸が経糸 (たていと) のものと一緒。
つまり、緯糸 (よこいと) は細くて、ところどころ経糸と同じ太い糸が入って、横縞になる、ってやつ。
緯糸の細い方の糸は、茶綿にすこーしだけ生成りのアジア綿を混ぜて紡いだもの。
テクスチュアのコントラストだけでなく、少しは色のコントラストも出るかしら、と期待したが、
大したことはなかった。
まあいいや、そんなに色のコントラストを出したいと思っていたわけでもなかったし。
ちなみにこれがマフラーのアップ。
紡ぐのがあんまり大変だったが為か、触感のせいか、なかなか気に入った。
元来、こう茶色っぽくてガサッとしたようなもの作りはわたしの好むところでなかったはずなのに、
なんだか嵌っている。
そこが自分でおかしい。
まあいいや、なんでも。 自分である程度納得できるものが作れれば。
現在この色違いを製作中。
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それりゃもう大変ですよね~
ぜんまいわたとの格闘成果、
ふんわりしてて暖かそう
素朴な色合いとざっくり感、私は好きですよ。
このマフラー、織るよりも、紡ぐよりも、カーディングが大変!!
懲りました。
素朴なかんじ、まだまだ自分ではつかめていません。
まず、イメージが頭の中で固まらない。
そのイメージに必要な糸がどんなのかいまひとつ分からない。
そういう糸を自分で紡げない。
経験値が少なすぎるんだと思います。
もっともっといろいろ試してみなくっちゃいけない。
でも、億劫。 ほこりが…。