SHOUT! リキリキリッキー絶叫部屋!

リッキー・りさ・ニシザーのお部屋。
うた歌いで、ライダーで、庭師エッグです。

『この世は冗談だ』

アズナブール☆あんたそらもう、かっこええがな…

2007年02月12日 02時51分03秒 | リキ日記
行って来ましたよ~。例のライブ!

幕が上がり、上手からアズナブールが現れる。
ゆっくりと中央へ歩いて手をひろげ立ち止まり、そしてお辞儀。

そ、そ、それがなんと美しいこと!!!
もう既にここで「この人って凄い人」というのが隠せない感じ。
歌う前だよ、未だ何もしてない。
この時点でもう感動。

一生涯、磨き続けた人の所作というのは、
これほどまでに美しいのか…

あたくし実はね、そんなにアズナブールって知らないの。
もちろん「ラ・ボエーム」くらいは知ってるけどもね。

画学生なら「ラ・ボエーム」と「百万本のバラ」は思い入れ絶大の青春回顧必須曲。
まあ、わしは映像科だからちょっとちゃうけど。。。ま、ええやん。

今回は流れが「行け!」という事でしたので行きましたが、正解だね~。
なんか色々、勉強になったわー。
たぶんごっちゃごっちゃやけど、書きますね。

この会場を埋める世代があれほどまでに「欧米か!」なモノに憧れたというのも、
今回少し理解できた。
(日本的をどんどんデリしてった過程と共にある世代ですけどね)

そりゃまあねえ、これほど差を見せつけられたらね。
でもねえ、そりゃ不利、どだい無理。
ベースが「洋」なんだもん、その土俵では敵いっこない。

例えば小道具にもなるジャケット。
何気なく脱いだり、手にひっかけたり、また着てみたり、実にキマル!
アーティストとして磨かれつづけた仕草、うんそれもある。

でももう1つ大きく思ったのが、やっぱり「洋服」というのは
「洋」の人の為に造形されているぜ~、という事。
そう!そうなのよ!
きっと昔はもっと差があったでしょうね。
もう憧れざるをえないほどに。

めっちゃ似合うてんねんアズナブールに、
「洋服」って。

音楽もそうですね。(いわゆる現代の巷の音楽)
西洋音楽がルーツ、つまりこういう「洋服」を着た人の文化
から来ているものなのね~。

身体の底に流れているリズムが自然なの。
とにかく柔軟でキレがよくてかっこいい。

アタシ達、よく身体でリズムとりながら歌うけどもこの方達はそんな事はしない。
でもしっかりと身体の底でリズムが流れている動きなの。

何気なく「歩く」「手をあげる」「身体を傾ける」「立つ」「座る」
この生活動作の中にもベースのリズムが入ってる感じ。
だっから自然なのであった。

でね、時々ちゃんとステップ踏むの。ふいにね。
ここぞって時に。
そんれがまあ!かっこええ事!

言葉もね、特に三拍子の曲のフランス語がたたみかけてくる感じが
あたくし大好きなんですけどもね、あれも言語のリズムだよなー。
喋っとるだけやもんなぁ。でも音楽なんよ。
そういうベースなんでしょ。

昔見たテレビのライブ。
日本人ドラマーとアートブレーキーのドラムセッションがあって、
順番に叩き合うんだけど、あれ見た時衝撃だったもんね。

日本の人、すっごいテクニシャンで手数も凄いし派手でね、うわー上手~♪
って見てたらアートブレーキーが、ゆっくりと打ち始めて…空気が変わったの。
吃驚したなあ。
何を凄い事しとるか解らんかったけど、確実に違うた。
なんかそーゆー感じの差を、今回も感じました。

あたくしがサラ・ボーンのスキャットを1秒たりともマネできないのも、
まあ仕方がないって事よ。

んーと、話が脱線してきたですけども、でもねこういう感じ、
他にも感じた事あるよ。
ライブはじまってすぐに思ったんですけど、歌舞伎をみた時の印象と
ある種似ていたの。

たぶんこの格好良さって、伝統芸能の格好良さなのかもね。
というか世界レベルが当たり前に持つベースの気配なのかもしれんけど。

会場世代には申し訳ないが、そこ捨てたら絶対同じ土俵には立てんよ、
っちゅうもんを捨てたのかもしれんですね。


あ!そーそ! 生ラ・ボエーム聴いたじょ!
生 Sheも聴いたじょ!
やっぱり嬉しいもんだね。たははは。

なんか無駄に長文ね…

えーと、素晴らしかったっす。
ごっつい人はホントごっつい。
生で感じられて得しました。

っつー事で…




ではまた。