長岡市街地にて建築中のS邸は木造3階建て住宅です。
ユニットバスの床版としてCLTを採用し、強度と高さを稼ぐ工夫をしました。
県内初の越後杉CLTを使用した一般住宅となっています。
建て方の前にまずは土地をお清めします
1階の柱を立てていきます
安全に気を配りながら2階の横架材を組み立てていきます
1階部分は3階建ての強度を確保するために集成梁を多用します
いよいよcltの登場です
2m×2mのCLT版をそのまま吊り上げます
「空飛ぶ絨毯(じゅうたん)」とよく言われます
2階の梁にCLTを載せます
2階の梁に組み込む形になります
2階の横架材を組み上げた状態です
2階根太(ねだ)を並べます
越後杉合板(24㎜)を並べ、2階の床をガッチリと固定
3階床部分を組み上げます
3階のユニットバス部分の床にもCLTを使用します
3階床の横架材にCLTを組み込みます
3階床も越後杉合板(24㎜)でガッチリと固定
小屋部分を組み上げます
屋根垂木(たるき)を並べます
屋根が張り終わった全景です
3階建て木造の躯体が堂々と姿を現しました
2階床のCLTは1階玄関の天井も兼ねます
3階のユニットバスの床版は2階のダイニング天井を兼ねます
CLTはクロス・ラミネート・ティンバー(直交集成木材)で、木材を直交させて層にして張り合わせた板です。
2m×2mの板で柱20本以上の木材を使用し、通常では使えない材料も貼り合わせる事で大断面となり、森林資源を有効に使えると注目されている材料です。
眠っている山の木たちをCLTにする事で大量に有効に使えるのです。
欧米では高層住宅や大型店舗などに採用されていますが、日本ではようやく法整備が進み国内の工場が稼働し始めた段階で、まだまだ一般の住宅で大量に使えるほど安くはありませんが、一枚でも使ってみなければ促進はできません。
越後杉の流通促進に向けての第一歩です。
CLTについて