(株)藤川建設のブログ

地元の山の木を使った家づくり

N邸 建て方

2014年12月08日 | 長岡(東)N邸 伝統構法
N邸の建て方の様子です


N邸もほぼ完成になってきましたが、秋からバタバタしていて、ようやく写真をアップできる状態になりました。(最近はこういうパターンが多くなってきた・・)

越後杉をふんだんに使い、伝統構法を応用した住宅


のコンセプトは変わってはいませんが、今回はローコストの模索をしています。なるべく省力化を行い、「ここは外せない」というこだわりは残しています。



建て方の前に敷地内を清めます(結界を張る)


土台が敷き終わった状態
土台はヒノキです。


柱を立てる


渡りアゴの仕口
プレカットではありますが、渡りアゴを実現しています
渡りアゴにすることで断面欠損を少なくでき、木材の強度を損ねない強固な床になります。


鳥居の様な受けの入った柱
この上に梁が乗ってきます


まずは、梁方向を立てる
伝統構法の基本構造として、「梁」と「桁」を明確に分け、
力のかかる梁を下木にして、梁を押さえる桁を上木として渡りアゴで接続します。


梁が水平方向に並ぶ
この上に桁を直角方向に並べて行きます



2階の床部分が組みあがっている


本屋の小屋組を立てていきます


小屋組みは「登り梁」を多用しています
基本的には「渡りアゴ」で接続されます


大断面の登り梁
最終的には、この梁を室内に現わしに仕上げる予定です


登り梁の上に母屋を架けていく


上から見た方が昇り梁が良く見えるのですが、見納めになります


登り梁を下から見るとこんな感じ


おおまかな構造が組みあがった


屋根下地にとりかかっています


屋根の先端に取り付く「破風」
木口には溝を切ってあり、ここに板を挟む事で破風が反らない様にしてあります


破風板を回した状況


1階の様子
床梁が天井に並びます。これは現わしにする予定


2階の様子
登り梁の組みあがった様子


この状態で上棟式を待ちます





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このブログを開き始めてから、家づくりや環境、食について様々な想いを書き綴ってまいりました。

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