2014年1月29日、今日は「豊かな緑が途切れなく続く散策路」と紹介されている東京都府中市の「西府の湧水と新田川緑道」を回ってみた。このルートは約8.4Kmあり、徒歩で3時間半ほどと紹介されている。
私たちにとって歩くのはきついので自転車を併用して回ってみた。約160分要した。きれいに整備された散策路で、桜や新緑の季節ならもっと感動しただろうと思いました。再挑戦するかなーー。
(散策順路)
[京王線:JR分倍河原駅]
①高倉塚古墳
古墳時代の後期の古墳。6世紀前半とされる土師器杯が出土した。
②八雲神社
祭神:素戔嗚尊(すさなおのみこと)。創建年代は不詳だが古さを感じさせる佇まい。
神社の隣に市内最大級の元応の板碑の複製がある。(板碑とは石造りの供養塔婆のこと)
③浅間神社
祭神:木花開耶姫命(このはなのさくやびめのみこと)・宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)。明治41年に稲荷社と
合祀し現在地に遷座。
④稲荷神社
祭神:倉稲魂命(うかたまのみこと)。創建年代は不詳。天正元年朝倉義景が越前で滅亡後に一族がこの地に逃れて
朝倉氏の氏神として当社を創建したとも伝えられる。
境内には府中の名木百選のイチョウの大木がある。(境内にトイレあり)
⑤熊野神社・武蔵府中熊野神社古墳
祭神:素戔嗚尊(すさなおのみこと)。創立は江戸初期と伝承。
武蔵府中熊野神社古墳は7世紀中頃から後半に築造されたといわれるわが国最大最古の「上円下方墳」で国の
史跡。
神社入り口の横に武蔵府中熊野神社古墳展示館がある。(無料、トイレあり)
⑥名木のタブノキ
府中の名木百選。クスノキの仲間の常緑高木で、内陸部ではめずらしいもの。
⑦第五小学校のクスノキ
府中の名木百選。
⑧西府崖線上の道
西府崖線とは大昔、多摩川がここまで流れて台地を削った跡。
⑨西府町湧水
湧水は東京の名湧水57選に選定されている。
この湧水は、鯉が泳いでいる池を通ったあと、すぐ下を流れる谷保天満宮のすぐ南側から始まる「下の川」へ流れ
込みます。
⑩市川緑道
府中崖線に沿って流れている農業用水路。親水路としての顔も持ち子供の水遊び場にもなっている憩いのスポット。
⑪新田川(しんでんがわ)緑道
江戸時代に農業用水として開削された府中用水の支流のひとつ。新田川がたびたび浸水し被害をもたらしていた
ため昭和56年3月に暗渠化してできた緑道。付近の住民の憩いの場所になっている。
途中には新田義貞が北条氏を破り、鎌倉幕府滅亡のきっかけとなった分倍河原古戦場の碑や、しょうぶ池と呼ば
れる池のある公園もあります。南北にまっすぐ通っている下河原緑道と交差したあと、「サントリー武蔵野ビ-
ル工場」の横を通って南へと行くと、「いこいの森」へと続き、郷土の森博物館のところで終わる。
⑫分倍河原古戦場碑
1333年5月、上州(群馬県)に討幕の兵を挙げた新田義貞は、鎌倉幕府軍を打ち破りながら南下。5月16日、
府中の分倍河原で北条泰家率いる幕府軍を下し一気に鎌倉に攻め込みました。
⑬新田川分梅公園
分倍河原古戦場碑がある。(公園内にトイレあり)
⑭しょうぶ池
新田川緑道にある地下水を汲み上げた池。春先には池のまわりの桜が咲き誇る。(南町一丁目の信号がある入り口
近くにトイレあり)
⑮下河原緑道
下河原緑道は、多摩川の砂利を運んだ旧国鉄下河原線の跡。(この道の南端にトイレあり)
⑯坪宮のムクノキ(府中の名木百選)
坪宮は大國魂神社の摂社で、祭神は、兄多毛比命(えたもひのみこと)。『先代旧事本紀』によると、兄多毛比命は、
「无邪志国造(むさしのくにのみやつこ)」
⑰高安寺
室町幕府の将軍足利尊氏が、元々この地にあった市川山見性寺を再興し、龍門山高安護国禅寺と号したのがはじまり
とされ、尊氏が改名する前の高氏から名づけられたとされています。
高安寺には源頼朝の怒りを買い,鎌倉入りを許されなかった源義経と武蔵坊弁慶が,京都に向かう途中、この地に居住
した折り、大般若経を書き写すために、境内にある井戸の水で墨をすったという伝説があり,今も「弁慶硯(すずり)
の井」と呼ばれる古井戸跡が残っています。
府中の名木百選のヒヨクヒバ、クスノキ、タラヨウ、コウヤマキ、ケヤキ並木がある。
観音堂
クスノキ ヒヨクヒバ コウヤマキ ケヤキ並木
弁慶硯の井
⑱新田義貞公の像
[京王線:JR分倍河原駅]