ある夜電話が鳴った。
知らない番号だが出てみた。
『夜分に失礼致します。わたくしRの母ですが、○○さんのお宅でしょうか?』
わたし 「はい、そうです。いつもお世話になっております」
R母 『(しばしの沈黙)あのぉ。』
わたし「はい・・・??」
R母 『あのぉ、実は先ほどRから電話が有りまして、「今あきたにいる」って言っていきなり切れたんですね。それですぐに携帯に掛け直してみたんですけど、電源が入っておりませんって言うばっかりで・・・・』
わたし 「は、あ」
R母 『秋田って言ってたんですが、そんな遠くに行ったなんて、あの娘何か言ってませんでしたか?』
わたし 「秋田ですかぁ?(しばし考える)そー言えば今日わたしより早く会社出たんですが、アピタに寄って帰るって言ってましたよ。」
R母 『!!!!え????』
わたし 「ア・ピ・タです。ご近所の。」
R母 『まぁ!・・・・・でも携帯が繋がらないなんてあるんですか?』
わたし 「FKDでも中に入ってしまうと圏外ありますから、アピタもそーなんだと思いますよ。すぐに帰ってきますから待っててください。」
R母 『・・・・・・・・・・(汗)分かりました。すみませんでしたこんな時間に。失礼致します。』
とぉ~~っても分かりやすいお母さんだった。心配してる感じとか安心した雰囲気とかが受話器の向こうから伝わってきた。最初マジで泣きそうだったもん。
チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・数十分がたった頃。
再び電話が鳴った。
R本人 『あたしぃ~。ごめんね~早合点して電話しちゃって(爆笑)』
わたし 「いいええ~~(笑)ビックリしたよ。お母さんすごく心配してたからね~」
今でも思い出すと「ぷぷぷな」出来事でした。