いよいよ夏真っ盛り、富士山を狙っている人も多いと思います。私は山登りを始めて2年目に富士山に初めて登りました。事前に登り方を調べたので楽に登れましたが、後で色々な人に聞くと殆んどの人が高山病の影響を受けており、失敗している人も多い様なので意外に思いました。一度きりの経験ですが、ウソみたいに楽に安く登れたので楽に登る秘訣、安く行く方法等をご紹介しアドバイスと致します。
インターネットで調べると、富士山の寝床の評判は悪いようだ。特に河口湖口ルートはバスが殺到するのか混雑に輪をかけているようです。外人にも人気が高く限られた期間に世界中から登山客が集中するのだからどうしても評判が悪くなると思う。どの道評判が悪いのだから逆らわず、私のアドバイス通りにすれば初心者でも中高年者でも楽に経済的に登れると思います。
まず、新宿朝発 1泊2日の激安バスツアー(10,800円から、https://www.clubgets.com/fujitozan/)で行くと安くてしかも楽。バスは中央高速を通り富士スバルラインを登り5合目の駐車場まで送ってくれる。バスにガイドはいない。駐車場から宿までは宿の人がペースメーカーとして案内してくれる。個人的に夜行強行軍で行くとペースがつかめず高度順応できないため高山病にかかる人が多いようだ。7合目と8合目の差額は払わなかったが、払った人も払わなかった我々も全員8合目の白雲荘まで連れて行かれた。宿に活発な女子従業員がいて人気を一身に集めていました。
宿の寝床は狭くかつ蒸暑く、睡眠薬(短時間睡眠導入剤)を服用しても寝られなかった.。私は睡眠薬をもう一錠飲んで熟睡したが、同行者は暑さと、重度の睡眠時無呼吸症候群である私のいびきの被害で寝られなかったようだ。耳栓、アイマスクは必需品と思った方が良い。どちらも百円ショップで売っている。仮眠環境が劣悪なので睡眠薬は必需品と思うが、高山病と睡眠時無呼吸症候群に対して睡眠薬は良くないという事を後で知った。寝床は仰向けになれるが下側のベッドは窓が無く、段々暑くなるので布団をかぶらず早く寝てしまうこと。2階の窓は開けておいて欲しいが外気は相当冷たいので誰も開けないようだ。なお、夕食はスチレントレーのカレーで朝食として弁当を貰った。
夜中に一度トイレに行くとベンチに座っている外国人親子がいる。外にも人が多いようで、岩陰で寝ている人もいるようだ。しかし外は寒いので雑魚寝でも外に比べれば天国です。交通手段は車で行ってもガソリン代、高速代がかかるので、1万円のバスの方が安全だし、宿、ペースメーカー、風呂も付くので絶対得だと思う。
深夜午前1時半に宿の人が大声で起こしてくれた。2時にヘッドランプを付けて出発する。激安ツアーなのでガイドはつかないが、人の列について行くだけで頂上まで迷わない。頂上付近は相当渋滞したがご来光には何とか間に合った。行列が動かなくなるので早目に出発した方が良い。(最近は混雑が激しくなっているようでもっと早くスタートするらしい?。)
高山病の予防としては、前日から十分に水分を補給すること(24時間以内に3Lとか4Lとか言われている)。宿までの登りは宿の人が高度順応のため、超スローペースで案内してくれる。ここで大事なのが呼吸の方法だ。息を吐くときに「ふっふっふー」と3回はくだけで呼吸量が多くなり酸素を十分摂取できる。意識して”フッフッフー”の連続で登ること。力を入れる必要はない。また登山中に十分な水分補給も必要とのこと。私は近いほうですが飲んでも発汗するため宿まで出ませんでしたし、途中に有料のトイレがあります。翌日、宿からの登りも混み超スローペースで登らざるを得ないのでペースメーカーは不要。
役に立ったホームページ(「ふっふっふー」が紹介されている)http://3776.jp/taiken/taiken03-2.html
このホームページを改めて読むと登山に失敗した例、成功事例が多いので大変参考になります。
ツアーには若い女性が多かったので彼女が欲しい男性諸君にはチャンス(品行方正が絶対条件)。家族連れの子供もいた。なお、お鉢巡りは左回りに行くと良いそうだ、右回りだと恐い断崖の上に間違って入ってしまうらしい。左回りだとそこへ行く道に入らないようになるのが最後に解る。
”食べる酸素”は高山病にかかった同行者に差し上げたら少し元気になったが、お鉢めぐりには同行できなかった。私も”食べる酸素”を食べ、昨夜一睡も出来なかったもう一人の同行者と早足でお鉢巡りを廻ったが全く問題なかった。あとは”903プロジェクト”(乳酸を溜めにくくする飲料500ml、最近は売っていないので梅干等クエン酸食品が良さそう。)はまずかったので水を足していったが1本で充分。水はバスの中含めて合計2.5Lとゼリー飲料3本ぐらい。翌日お鉢巡りをしたのち走って降りてきたがもう一度登れそうな感じがした。ちなみに500mlの水は八合目、頂上で500円/本、五合目で200円/本。最近は下界で酸素入りの水を売っているが、飲むと目がくっきり見えるようになるので登山には効果があると思う。
高山病に罹った同行者は帰りの風呂でやっと体調が元に戻ったと言っていた。私は常に水分補給とゼリー飲料でカロリー補給していたためか帰りの温泉で量ると体重が2kg増加していた。実はインターネットで色々調べて持って上がったが使わなかったものが多かったのでザックは同行者よりかなり重かった。用意が万全過ぎた感がある。
睡眠時無呼吸症候群でかつ睡眠薬を倍も飲んでしまった私に高山病の症状は全く出なかったので、私の実践したことは間違いでは無いと思います。一番効果的だったと思うのが 『ふっふっふー』 です。高山病にかかった同行者はこの呼吸方をアドバイスしてもやらなかったようだ。この呼吸方法は一般的でないようだが理屈は(私が)常識的に考えれば十分適っていると思う。しかし何故かこの方法は一般に紹介されてない、3回も息を吐くと言うことで敬遠するのかバカにされるのでしょう。この呼吸方法が有効または無効だったと思う方はコメントください。
もし天候が悪かったら‥天気の悪い時に登った報告を見ると悲惨なようです、天気の悪そうな時には絶対行かない工夫をして下さい。あと下山道は絶対間違わないこと。下山道はざらざらで滑りやすく慎重に降りていたら滑って仰向けに転び肘を擦りむいてしまった、走って降りてくるとかえって転ばず楽でした。
2004年8月11、12日 同行者2人 ツアーバス利用 費用:10,800円+新宿までの交通費+昼食代2食+金剛棒代
初心者、初めての方へ持ち物、装備のアドバイス:(登山に興味がある方でしたらできるだけ高機能で軽い(=高い)登山用の製品を揃えたほうが後々安く上がる。1回きりでしたら他のHPを研究し最悪の状況に対応できるよう工夫してください。)前に述べた持ち物の他、ザック(登山用35L程度がお勧め、ザックの内側に45Lのゴミ袋を広げその中に荷物を入れ防水対策をする、ザックカバーが役に立たないことがあるらしい。)、レインウェア(天気が悪い場合、上下セパレートタイプでないと悲惨らしい、ゴアテックス製品は高いが優れものなのでお勧め)、化繊のTシャツ(下着代わり)。長袖のシャツおよび長ズボンとパンツは登山用が良いが化繊なら濡れても乾きが早いでしょう(登山に綿の衣類は不適)。その他、薄手のフリース、登山靴、登山用ソックス、ゼリー状の膏薬、手袋、帽子、タオル、ヘッドランプ、芯を抜いたトイレットペーパー、ポリ袋、好みの食料、サングラス、キズテープ、ウェットティシュ、リップクリーム、日焼け止め、タオル等です。
なお、私は登山用のステッキを購入して行き、尚且つ記念に金剛棒を五合目で買ったが金剛棒は後で役に立たず邪魔なだけ。私はLEKIのSIERRA PHOTO(写真一脚兼用スティック)を張り込んだ。しかし写真用としては長さが足りない場合がたまにあるし、一眼レフだとサスペンションが付いているので逆にミラーブレが治まらない。一脚兼用にするなら大きいカメラ屋で専用品を選んだ方が良いかも知れない。
こちらも重要です。→あなたはGHQにより洗脳されたままです。