墓は遠方の田舎の山の中にあります。昔、石柱が30基ほどある古い墓に父親が先祖累代の墓を作った。20年程前父親が死んだ時、母親が勝手に火葬用の新墓を作ってしまい200万円払わされた。その他種々の事情があり墓は田舎にあるものだと思い込んできた。
親戚付き合いは母親に任せていた。墓参りは何年も行ってない。その後、親戚も代替わりし母親は老人ホームに入れた。最近は親戚が私に墓じまいを勧めるようになってきた。都会に住んでいると檀家である必要性は全く感じない。一族で田舎まで行くと何十万もかかるし、自身も年を取ってきて行くことも困難になってきた。
今年母親が亡くなった。親類の勧めもあり、墓を移転するつもりで田舎の坊主を呼ばずこちらで安く葬儀、49日まで済まし田舎の坊主に墓じまいを宣言した。その時の話は省略。
その後こちらで墓を探すと安いのもあるが常識的なものは高い上に、公営墓地は倍率50倍と当たりそうにない。また田舎の墓じまいの工事代だけで百万円近くかかりそう。墓を探している内に、考えてみれば少子化なので新たに墓を買っても子孫が続かず、いずれは墓じまいせざるを得ないことが解ってきた。早まったようだ。恐れ多いが天皇家の世継ぎ問題と同じだった。
現代は少子化なので子供2人産んでも女2人では墓が続けられない。昔のように子供をたくさん産まないと先祖累代の墓を続けられない。親類も子供3人女で同じ問題を抱えているしどこも子供2~3人で同じ、子供無しもいるし、最近は独身が多い。我が家も息子が2人いるが嫁の来てがいない。少子化は身近の問題だった。
墓も大小、民営、公営、納骨堂、樹木葬や散骨などもあるが、まだ固定観念があり従来型で1.8m2ぐらいから抜け出せない。そうこうしている内に宗派替えや改宗までの話になり、仏教に疑念が生じてきた。最近、神道が面倒臭くないらしいことが判ってきた。考えてみれば、仏教もキリスト教も外来で同じようなものだ。だったら日本古来の神道の方が日本人にとっては正当ではないか?。天皇家は神道だし、研究する必要が出てきた。先祖を考えると無難な所から離れられないだろう。アドバイスがあったらお願いいたします。ちなみに現在は曹洞宗で過去帳は宝永から40の戒名が書いてある。今後は檀家にはなりたくない、加えて経済性を重視したい。
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