オヤジのつぶやき

オヤジの経験を紹介します。

水芭蕉が咲くトップシーズンの尾瀬ヶ原

2009-09-27 | 山歩き

 6月1、2日に水芭蕉を見たくて尾瀬ケ原へ行ってきました。1日(金)の朝、鳩待峠は雨でしたが尾瀬ガ原では晴れ、水芭蕉や黄色いリュウキンカの群生の中、カッコウの鳴く湿原を楽しみました。東電小屋に泊まり、翌朝は霧に佇む白樺林の幻想的な風景も楽しむことが出来ました。2007年6月、同行者1人、車、天候:晴

 下ノ大堀川(牛首と竜宮十字路の間に桟橋のような木道が出っ張っています)

 戸倉の第一駐車場からはマイクロバスが9人乗る度に発車し鳩待峠まで行く。山の鼻までの山道の中間ぐらいから水芭蕉が咲いている。水芭蕉は山の鼻の群生が一番多い。至仏山は雲に隠れているので撮影ポイントの下ノ大堀川は後回しにし、尾瀬ガ原三又から人通りの少ないヨッピ橋方向に進む。しかしこちらの道沿いには目ぼしい撮影ポイントは見当たらなかった。

 用足しのため東電小屋に行く。東電小屋手前の水芭蕉はリュウキンカと一緒に川や湿地に群生している。この辺りは人が少なく楽園のようだ。但し300m置きぐらいに熊よけの鐘が置いてあるのでハンマーで叩いて行く。早朝は熊が散歩に出てくるとのこと。3年程前、武尊山か皇海山に登った帰りの温泉で、『熊に襲われた人を見た』と言っていた人の話を思い出した。

 東電小屋手前の水芭蕉とリュウキンカ

 天気が回復してきた。竜宮小屋に向かい至仏山の雲が取れ始めたので下ノ大堀川に向かう。今日のコース取りは正解だった、最初にこちらに来たら至仏山が見えないところだった。

 撮影ポイントはさすがに人が入れ替わり立ち代りしている。ミズバショウの白と緑が映えるが一週間程前が最盛期だったようだ。至仏山の上にかかっている雲が重たい。2時頃になると鳩待峠の最終バスが4時半なので人がいなくなる。この場所で残っているのは宿が確保されている人達のはずなのでやはり日帰りの人が多いようだ。

 竜宮十字路付近も水芭蕉やリュウキンカ等が咲いている。写真を撮っていると湿原に妙なる笛の音が流れて来る、竜宮十字路で女性が横笛を吹いていた。次々とテレビの時代劇で聞くような曲を演奏するのでプロだろうと思う、これは聞き得だった。

 東電小屋に戻りチェックインする。いつも日帰りなので山小屋の宿泊は久しぶり。内部は割りと綺麗で食事等は常連さんの評判が良かった。但し私に出た鰻の蒲焼の味はおかしかった。鰻全体的の味は普通だと思うが皮か何かがカビか薬品のような味がした。尾瀬の真ん中で高級な鰻を出せるとは思えない、地域に合った料理の方が良い。その他風呂があるので疲れも取れさっぱりする、但し排水の問題から石鹸、シャンプーは使えない。

 翌朝、カメラマンは早く出て行ったが、私は横着して寝ていたら霧が出ていてチャンスを逃したようだ。外に出ると霧が濃い。早くは山陰が見えていたらしいが山陰が見えてこない。日が昇ってくると急速に霧が晴れてくる。

 東電小屋付近の朝霧

 竜宮十字路に向かう途中の池塘に至仏山が綺麗に映っている、しかし周りは枯野なので写真にならない。竜宮十字路辺りで風が吹き出してくる、昨日、今日と風は爽やか。下ノ大堀川に向かう、思っていたより撮影ポイントの人は少なく昨日並だ。しばらくすると記念写真を撮る人やカメラマンで混雑し出した。周りの女性達は『カレンダーで見た景色だ』、『来た甲斐があった』等とお互いに喜び合っている。

 帰り道、牛首を過ぎた辺りからツアー客に行き会い始め、その後はツアー客が連なって来る。植物見本園の至仏山寄りの水芭蕉の状態が良く人も少ない。山の鼻でもこちらは団体客が少ないので穴場。尾瀬ヶ原の水芭蕉は全体的に盛りを過ぎている感じだが、木道と木道の間の日陰に咲いているミズバショウは大きくて状態の良いものがある。雪は峠の近くに少し残っていたが、雪解けが進み尾瀬ケ原の中に雪は無かった。

 湿原はまだ大部分枯れ草で埋め尽くされているが一週間程で緑が出てくるらしい。山の鼻、鳩待峠はラッシュアワーだった。峠道で怪我人が6人がかりの担架で運ばれていたが、5月に来た時の木道踏み外しは危なかったと反省する。

 鳩待峠から行く尾瀬ヶ原は往復約2時間、標高差約200mの山道以外は平坦なので天気の良さそうな時、体力に合わせて歩行距離を調節すれば爽やかな散歩が楽しめると思う。出来れば平日の方が格段に静かな尾瀬を楽しめます。

トイレ:戸倉の駐車場、鳩待峠、山の鼻、東電小屋、竜宮小屋
主な費用:戸倉鳩待峠間バス往復1,800円、駐車場代2,000円/2日、ガソリン代129円/L(吉見のJA)、高速料金(往路深夜割引)等合わせて割勘で5千円。常連さんから聞いた情報では東京から戸倉、大清水までのバスが往復7千円とのことなので縦走する場合安く行けそう(但し尾瀬林業のホームページを良く見ることが必要か)。その他、宿泊費8,500円、お弁当500円。

 こうガソリンが高くなってくると東京からのアクセスは往復バス7,000円が一人で行く場合魅力的http://www.kan-etsu.net/shinjyuku/index.htm

1日起床1:45、自宅発2:10、同行者宅、東松山IC3:30、戸倉駐車場発5:30、鳩待峠発6am、山の鼻7am、東電小屋9:30、竜宮小屋、下ノ大堀、東電小屋、2日東電小屋7:30発、竜宮十字路、下ノ大堀、牛首、山の鼻、研究見本園、山の鼻10:50出発、鳩待峠11:50着、戸倉駐車場、沼田IC、東松山IC、同行者宅、自宅着3pm
静かな雪景色の尾瀬沼、目印に気を付けて。 
草紅葉の尾瀬はこちら  
晩秋の尾瀬燧ケ岳はこちら
癒される静かな盛夏の尾瀬沼

こちらも重要です。→あなたはGHQにより洗脳されたままです。    

アクセスカウンター

 

アクセスカウンター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一杯水避難小屋は宴会状態 三ツドッケ(天目山)1,576m 日帰り登山

2009-09-27 | 山歩き

 東京の奥多摩、天目山の手前にある一杯水避難小屋は小奇麗な感じだった。中で休んでいると、年輩の男女が勢い良く飛び込んできて大きな酒瓶を大きなザックから取り出した。しばらくすると大勢登って来て賑やかになる。三ッツドッケ登頂後一杯水避難小屋の中を除くと、足の踏み場も無いほど占領され宴会中だった。天目山は東京から日帰りで登れ鹿の食害を考えさせます。

 一杯水避難小屋 一杯水避難小屋内部、後から来た人は入れただろうか。

 東日原の駐車場は20台ぐらいの広さで5台ほど駐車している。トイレあり。其の先にバスの折り返し場がある。しばらく車道を登ると登山道の入口があるが目立たないため見逃した。地元の人にそっちだと言われ助かる。

 途中まで人家がある、木々で薄暗いためか街灯がついたままである。薪を積んだ人家の横を通る。その頃は今時薪とは珍しいと思ったが、今考えると将来は薪を再び利用するようになるのではないかと思う。

 人家を過ぎるとつづら折りの急登が続く。杉の植林の中を1枚1枚脱ぎながらひたすら登る。かなり登り少し広くなったところを右に曲がると傾斜が少しゆるくなる。途中右に杉の木が1回転している不思議な造形をみる。右手はかなり急な傾斜である。

 尾根に出ると傾斜は楽になるが両側は急傾斜で落ち込んでいる。麓は紅葉が綺麗だったが、上の方の葉は落ちている。この横スズ尾根は昔の日原街道と云うことである。横スズ尾根は枯れ木が多いのが目に付く、鹿の食害とのことである。尾根の上の方は笹やぶとなっているが鹿に食べられているらしく笹の葉がすっかり無い、こんな笹の葉の状況は初めてだ。左側の谷の方から鉄砲の音らしい爆発音が頻繁に聞こえる。

 一杯水小屋に到着し中で休んでいると、年輩の男女が登ってきた。大きいザックなので縦走するのですかと聞いた所、ここで泊まるだけだと言い大きな酒瓶をザックから取り出した。しばらくすると大勢来て賑やかになったので小屋を出る。

 小屋裏のトイレの先に天目山への登山道の標識がある。小屋手前の標識と違うのでおかしいと思いながら登るとかなりの急登となる。ここが一ツドッケかな等と言いながら進むとまもなく天目山の小さな標識がある。

 頂上は南側が小さな崖となっていて視界が開けている。駐車場では快晴だったが、登り出すと同時にだんだん雲が出てきて、南の方は雲で隠れてしまい遠望は効かない。先客が2,3人いる。少し早いが昼食にする。登山客はその後4,5人程度で反対側から登ってくる人が多い。

 昼食後反対側へ降りる。初心者の私が先頭になったためか途中でヤブ漕ぎに近くなり、ついにルートが判らなくなった。左側へ無理に降りると山道に飛び出した。少し先に標識が見えたので標識を見に先へ行くと新しい標識が立っていて傍にガイドブックに載っている判りづらい小さな標識もある。

 巻き道を歩き一杯水避難小屋に戻る、時間的に蕎麦粒山往復は無理そうなので日原へ戻ることにする。山小屋を覗くと年輩者の団体で占領され盛大に宴会中だった。その後、銀マットを担いだ登山者と何人もすれ違うがあの団体と一緒はかわいそう、大体もう入れないだろう。そういえば銀マットを持った登山者と一杯水小屋から先で何人も出会ったがそれが原因か。後から行って入れなかったらどうなったのでしょう?。

 尾根を降りて左が崖になった辺りから眠気が襲ってくる。油断すると崖から落ちると思いながら眠気をこらえて同行者に付いていくが崖下から足を引っ張られているよう、たまらず同行者に休憩を頼む。お湯を沸かして同行者のカフェオレを戴く。こういう状態の時に滑落するのかも知れない。

 帰り道は雲が出ているせいと西側の山陰で植林帯は登り始めよりもっと薄暗くなっている。登りは苦しくて急傾斜を感じたが、降りは視覚と足首の角度と気温で急傾斜を改めて感じる。降るに従いどんどん暑くなってくる。駐車場やバスが良く見えるがなかなか到着できない。

 3:30pm駐車場着、蕎麦粒山に行かなくて良かったのだろう。車に乗ってからもえぎの湯がわからず4時頃もえぎの湯着、混んでいて30分ほど待たされる19度の鉱泉で30分待たされ750円は高いが需要と供給のバランスが良い様で上手い商売をやっている。

 青梅街道は先週の笠取からの帰りほど込んでおらず紅葉シーズンも終わったようだ。日原-天目山往復コースは十分体に良いコースであった。 2003年11月22日(土) 同行者1人 車 日帰り

 もう6年も前、登山を始めた頃の想い出になってしまった。今は状況が変わっているだろうか。なお、水場は一杯水避難小屋から蕎麦粒山方向へ少し行ったところにある。

5amさいたま市発→16号→抜け道→青梅街道→日原駐車場7:25発→ヨコスズ尾根→一杯水小屋10:45着11:10発→天目山11:30着12:30発一杯水小屋1:00着1:10発→ヨコスズ尾根→日原駐車場3:30着→もえぎの湯→さいたま市着7:30pm

 天目山には車で1142mの峠からも行けます。奥多摩の山に楽に登れる名も無い峠

こちらも重要です。→あなたはGHQにより洗脳されたままです。    

アクセスカウンター

 

アクセスカウンター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金色に輝く沢、砂金?唐松尾山日帰り登山 2,109m

2009-09-27 | 山歩き

 今日は遅くなり9時半頃三ノ瀬の駐車場に着き真面目に500円払う。三ノ瀬集落の桜は過ぎているが花桃やシャクナゲ、芝桜が咲いている。唐松尾山は以前に二度撤退している。最初は雨天撤退、二度目は私の股関節痛のせいなので今日は足を引っ張るわけには行かない、十分にストレッチを行う。 無料カウンター

 沢が車道を横切っている場所で黄金色に輝く物体が多数沈んでいるのを見つける。物質は砂よりも軽そうだしどれも薄く輝きがイマイチなので黄銅鉱ではないし砂金でも無いと思った。しかし金色の鉱物は他に心当たりは無かった。後で調べたら金雲母のようだ、この鉱物は山の神土から先にも見られた。同行者はこの沢水を飲んでいた、水場は七ツ石尾根から先には無いが車道を行けば途中のムジナの巣と将監小屋にある。

 こんなのが沢一面に光っていました

 天気は晴、登っていくと段々暑くなりTシャツ一枚になる。笠取山と同じく熊笹の背が高く登山道は良く整備されている。後方の梢越しに富士山、大菩薩嶺や南アルプスの山々が見え始める。上の方になるにつれ鹿による樹木の食害が目立ち登山道への倒木もある。

 登山客は牛王院平分岐まで3人とすれ違っただけ、GWの次の休みなので登る人が少ないのだろう、山へ向かう道路も空いていた。やっと山の神土に着く、以前この辺りで二度撤退を余儀なくされている。牛王院平分岐で和名倉山(白石山)へ往復してきたと言う人に出会った。山の神土から和名倉山への藪道が分岐している。

 山の神土から唐松尾山に向け登り出すと崩壊の跡が2,3ケ所あり道が険しくなってくる。以前二度の撤退は正解だった。所々で富士山を見ながら休み休み登る、富士山の上部に雲がかかり始める。スローペースでやっと頂上に辿り着く、頂上には誰もいない。



 下山途中、和名倉山が見える。標識が傾いていて登りでは気がつかなかった西御殿岩への分岐の標識を見つけるが同行者が15分も登る気が起こらないと言う。西御殿岩から360度のパノラマと書いてある、もう遅かったしそう言われると登る気も起こらなくなる。牛王院平分岐から将監小屋までは防火帯を行く方が広々として見晴らしも良く気持ちが良い。牛王院平のピーク1,860mからは270度くらいの展望が得られる。ここでドライバーの練習をやったら気持ち良いだろう。将監小屋付近でやっと何人かの登山客を見る。水場の水が冷たくありがたい。トイレがあるがいつも利用しない。

 唐松尾山は距離は長いし若干ハード。見ものは途中の富士山と牛王院平ピークからの展望とゴルフコースのような防火帯と最初の沢の金色の砂。頂上では石楠花が目立ったので登るなら6月頃のシャクナゲの季節が良いのだろう、我々はリベンジに燃えて来てしまった。

 将監小屋からは車道を降りて来.る。下山は5:15、今日は砂金騒ぎ等で随分時間がかかってしまった。丹波山温泉のめこいの湯は入場が6時まででギリギリ間に合った。600円

 5月4日の尾瀬ヶ原で雪焼けしたがまた日焼けしてしまった、もう山は紫外線が強いのでご注意。ガソリン価格127円/L 川越市小仙波2-17-1 ENEOS Dr.Drive川越店

2007年5月12日 同行者2人 天候:晴 車。

9:20登山口-林道分岐10:00-牛王院平分岐11:25-山の神土11:40-1:00頂上2:00-山の神土3:00-牛王院分平岐3:10-牛王院平ピーク3:15-将監峠3:30-監将小屋3:40-ムジナノ巣4:20-登山口5:15



★冷たいものの暴飲は控えよう唐松尾山   撤退 2006年7月15日 雲 同行者1人 車

 昨年10月雨天撤退のリベンジ。以前行った笠取山の登山口より少し手前、三ノ瀬の先の中島川橋に路駐し登り出す。中腹を通って行く道はうんざりするほど距離が長い、行き会う人はおらず一度だけ道の整備をしている人に出会っただけだった。

 準備運動不足だったせいか途中で左足の付根が痛くなる。歩いているとどんどん左の股関節が痛んでくる。以前に来た山の神土にやっと出た。休んでいると甲信武ヶ岳から縦走して来た人が来た。後どのくらいですかと聞くと、ここまで2時間かかったと言う。そんなにかかるとは思えないが同行者にご迷惑をおかけし撤退の口実が出来たので撤退にしてもらう。

 症状として登りは痛いが降り、平地はなんとも無い。ただし三の瀬集落に降りてから車道を歩くと登りなので痛くてピッチが上がらない。車が通りかかったので手を振ったが乗せてもらえなかった。とうとう同行者が1人で車を回収に行ってくれた。

 痛みの原因はインターネットで調べると冷たいものの飲みすぎという事が出てきて心当たりがある。→http://www.biwa.ne.jp/~chiro-/rinnsyou/sokeibu.htm
消化器科の医者に言っても整形外科の問題だと言って相手にしてもらえなかったがその後、年相応に冷たいものを控えたところなんとも無くなり再発も無い。

 その後、たびたび左股関節が痛くなる、やはり股関節の障害でした。



★唐松尾山 雨天撤退 2,109m 雨 同行者1人 車
2005年10月

 三の瀬集落で登山道入口を探すと判りずらい小さな標識が見つかった。丸太の車止めバリケードが少しずれていてそこから車で林道に入れてしまった。七ツ石尾根を経由し山の神土から暫く登ると雨が強くなってきたので撤退にする。帰りは将監峠、将監小屋経由で降りてきた。車で林道に入ってしまった罰だったのか。

こちらも重要です。→あなたはGHQにより洗脳されたままです。    

アクセスカウンター

 

アクセスカウンター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蝶が舞う雪原 GWの尾瀬ヶ原1日探検

2009-09-27 | 山歩き

 冬の尾瀬を見たかったのでゴールデンウィークの5月4日に鳩待峠から行ってきました。尾瀬ケ原は大部分雪原で木道はほとんど雪に覆われています。雪原をのんびり行くと竜宮の手前辺りで蝶が一匹舞っている。天気は午前中ピーカンで暑くもなく寒くも無く爽やかで景色も良く最高でした。但し木道の踏み抜きによる怪我の可能性があるので十分な注意が必要です。2007年5月4日、晴れ、単独、車

 至仏山と下ノ大堀川

 至仏山と雪原  雪原の状態はこんな感じ、登山靴でどこでも歩ける。雪だるまはおまけ。

 鳩待峠駐車場に前日夜11時頃着いた時は車が一杯、車中泊している人も多いようだ。寝袋にもぐり込んで寝るが3時半頃寒さで目覚める、ダウンコートを2つもってきたのでかぶり熟睡。5時10分頃目覚めると駐車料を徴収していた、朝5時には駐車場の門番が来ていたようだ。駐車料金2,500円は高いが需要は多い。

 至仏山(至物山ではない)に登る人が多いので登ろうとも考えたが、今日は冬の尾瀬ケ原を隅々まで見たかったので自重する。

 サングラスを忘れてしまった。山の鼻に出るといきなり目への刺激が強い、雪目が心配になり帽子を目深にかぶる。雪目にはならなかったが雪面からの照り返しによる日焼けの被害が重かった。

 ヨッピ橋で景鶴山から下りてきた人に出会う。景鶴山は今の時期しか登れないと聞き、時間が無いと忠告されたが少し登りたかったし時間は十分と思ったので景鶴山に向かう。11時半頃、降りてきた人に時間を聞くと大目に見積もって6時間と言われたので諦め東電小屋に向かう。

 水芭蕉は尾瀬が原の手前と山ノ鼻の先、および東電小屋付近に咲いている。東電小屋付近は雪解けが進み春が来ていて黄色い花(リュウキンカ)も咲いている。水の中にリュウキンカらしき球根が一杯転がっている。東電小屋前のフキノトウは塔が立ってしまっている。途中の雪原でも蝶(確かビジターセンターで見た赤い斑だったと思う)が飛んでいるので尾瀬の春はそこまで来ているのでしょう。雪原の上をダイナミックに飛ぶ蝶を見たときは大丈夫かなと心配になりました。水芭蕉は霜で痛み先が黒ずんでいるので写真には難しい。東電小屋のトイレは閉まっている。東電小屋から先の踏跡は無い、静かな林間の路に暫く踏み跡をつけたが熊に出会ってもいやなので戻る。

 東電小屋付近の水芭蕉

 午前中は尾瀬ガ原を隅々まで歩いたがヨッピ橋の橋板が無い以外は歩行上の問題は何も無かった。東電小屋で昼飯を食べヨッピ橋を渡った辺りで木道を踏み外した。木道の近くは空洞になっているが、午後になると雪が緩むので木道の近くは反って危険だ、ということを理解するまで何度も木道の脇を踏み抜く。コースに沿って真面目に歩く場合は、木道の踏み跡から1~2m離れた所に踏まれている踏み跡の上を歩くとOK。川と橋の付近は雪が解けて木道が露出している。竜宮付近まではスノーシューやスキーで歩いている人もいたが東電小屋で出会ったプロカメラマンは長靴だったしヨッピ橋を渡って景鶴山に登る人は登山靴で歩いていた。

 ヨッピ橋から牛首に向かう木道は1ケ所水没していたのがわかっていたので拠水林に沿って迂回したが距離が足りなかった、木道に戻ると水没箇所に出会ってしまったのでもう一度大迂回する、これで時間がかかった。こちらのコースは人が歩いていない、大方の人は山の鼻から竜宮辺りまでをのんびり歩いている。

 鳩待峠からの山道は雪道で滑るが運動靴で歩いている若者もいた。アイゼンを付けていない人も多かったが軽アイゼンはあった方が良いでしょう。

 今日は自由に歩いたので歩き過ぎか木道の踏み抜きのせいか、膝が痛くなり鳩待峠までの登りはやっとだった。雪の尾瀬ケ原を一日中、隅々まで堪能できたのでストレス解消には役立ったと思う。

 下界の戸倉は桜が満開で春真っ盛り。戸倉から沼田までの一般道はいつもに比べ空いている。高速は前橋辺りまで空いていたが高崎ICから花園ICまで渋滞していた。

静かな雪景色の尾瀬沼、目印に気を付けて。
草紅葉の尾瀬はこちら  
晩秋の尾瀬燧ケ岳はこちら  
水芭蕉の尾瀬はこちら

6:20pmさいたま発-7:50東松山IC-関越-沼田IC-11pm着、鳩待峠駐車場、5:40発-山の鼻7am-竜宮十字路9:40-竜宮小屋-ヨッピ橋10:50-11:30着、東電小屋、12:30発-3:30着、山の鼻、3:45発-鳩待峠5pm-沼田IC-関越-東松山IC-さいたま市10時頃 単独 晴のち曇り 車

 初心者、初めての方への装備や心がけ等のアドバイス;尾瀬の天気予報が良ければ大丈夫でしょう、悪ければ行くのは止めた方が良いと思います、快晴なら行くしかない。持ち物の必携品は手袋、帽子、サングラス、滑らない靴。念のために防寒着、雨具上下。あった方が良いものはスパッツ、アイゼン。後は鳩待峠から山の鼻までの山道で滑らないことと木道を踏み外さないこと。

アクセスカウンター

 あなたはGHQにより洗脳されたままです。

2020/3/24 6,7年前水芭蕉目的で4月末に行ったが水芭蕉は終わっていた。ビジターセンターによればその年は雪が少なく3週間前のGWが水芭蕉mの見ごろだったたとのことだった。

アクセスカウンター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京都民は登るべき山 笠取山日帰り登山 1,953m

2009-09-27 | 山歩き

 作場平の広い駐車場には1台のみ、割にきれいなトイレがある。作場平登山口を登り始める。檜の植林がされていて檜の上側にカラマツが植林され、カラ松の落葉で地面が赤くなっている。上の方は紅葉が終わっているがフカフカの落葉道は気分が良い。

 登山道は良く整備されていてさすが東京都水道局の予算は凄いと思わせる。埼玉県の両神山等は道が崩壊したままだ。ただ登山道のすぐ脇に小鳥用の巣箱が無数に架けられているが、高さが低く登山者と目を合わせてしまいそうで小鳥が住めそうに無い。

 東京都の水源となる沢の音を聞きながらひたすら登る。11月とは思えないような暖かさでTシャツ1枚になる。両側の熊笹の背丈が高い。水は計2L持ってきたが水源があるとのことなので後で補給すれば良いと思い途中で0.5L捨てる。これが後で祟った。

 急傾斜の一休坂を避けヤブ沢峠へ向かう。斉木林道と出会い車道を登ると広い広場のある笠取小屋に着く。小屋の管理人が軽4WDで到着し小屋を開け始めたころから登山者が増えてくる。水場は2分との表示があったが面倒なので先に水源があると勝手に判断して汲みに行かず。

 小屋から先のコースは防火帯が1直線に幅広く伐採されており、なだらかな傾斜と開放感が気持ちが良い。途中に小さな分水嶺があり多摩川、荒川と富士川の表示がある。もう一つ小さなピークを過ぎるといよいよ笠取山の最後の登坂に取り付く。下から見上げると北斎の赤富士のように上部ほど傾斜がきつくなっているのが分かる。

 最初のピークは見晴らしが良い。同時に登って来た夫婦が2つの地図を出してきて南西の方のきれいな山映が金峰山、あれが雁峠山荘と教えてくれる。次のピークが最高点1,953m、ピークが後2、3ケ所あり石楠花が多い。黒エンジュ山への分岐点を水干へ向かう。

 水干は『みずひ』と読み、祠が祭ってある。多摩川の最初の一滴が滴るのを見た。東京都民は心身のリフレッシュと東京都水道局の予算監査を兼ね、天気が確実に良さそうな時、笠取山を訪れるべきだと思う。シャクナゲの咲く頃が人出も最高だろう。東京都の水源が見られるし何より良い運動が出来ます。

 水干は水源なので水場かなと思っていたが水源ではあるが水場ではなかった、干なだけに。鍋焼きうどんを用意し始めたところひっくり返し水をこぼしてしまった。幸い同行者から新品のボトルを貰ったのでお茶で鍋焼きうどんを煮込まずに済んだ。水を無駄に捨てた戒めだったのか。この頃は水を捨てたりこぼしたり登山初心者でした。

 帰りは黒エンジュ山分岐に戻り中島川口方面を目指す、3時頃登山道入口に着く。此処から作場平までは車道を歩く。


4:15am起床-5:00さいたま市発-一ノ瀬-7:15作場平登山口発-7:35ヤブ沢分岐-8:50ヤブ沢峠-9:55笠取小屋着-笠取山11:00-12:00黒山分岐-12:10水干、昼食12:50水干発-1:00黒エンジュ山分岐-馬止-3:00中島川口-3:30pm作場平着

2003年11月8日(土) 同行者1人 天候:晴れ 車

その後2007年5月に隣の唐松尾山に登りました、時間と体力があれば唐松尾山まで縦走できるらしい。唐松尾山には将監小屋という山小屋があります。

こちらも重要です。→あなたはGHQにより洗脳されたままです。    

アクセスカウンター

 

アクセスカウンター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする