シャンプーをするから薄くなるのは嘘でも本当でもない先日ご相談にいらっしゃった方の話。ケアを始めるとおっしゃって製品をお求めになられたのですが、1週間後にお電話で「シャンプーをしなかったら毛が増えるらしいので、それをまず試してみたい。ですので、ケアを始めると言ったがしばらくケアを中止したい。」とご連絡がありました。
私は「納得できないとケアを始める気にならないと思うので、しばらくシャンプーをしないでケアをして下さい。」と助言しておきました。
まあ仕方のないことなので、これ以上の助言はやめておきました。
実は、この方がシャンプーしないで湯シャンでケアをしたいと言い始めたのは、2013年に発売された「シャンプーを止めると髪が増える」と言う著書を読んでからだそうです。
シャンプーが薄毛の原因だシャンプーが薄毛の原因の一つであるのは、まぎもない事実です。この著者の先生がおっしゃるよりもはるか13年以上も前からメールマガジンで訴えていましたし、私の師匠筋では20年以上も前から訴えていました。
ただし、同じシャンプーでもその処方により、ケアのやり方により大きく頭皮への影響に差が出ます。「シャンプーを止めると髪が増える」の目次を見ますと石鹸シャンプーを使用してクエン酸で中和するようなことを記述しています。
でも、このクエン酸で中和する方法を採っても、シャンプーの処方次第では石鹸シャンプーの方が余程頭皮に負担になることがあるのです。ですから、一口にシャンプーと言っても、ケアのやり方と製品処方次第で良くもあり悪くもあるのです。
長年シャンプーが薄毛の原因の一つであると訴えている影響もあるのでしょうが、時折シャンプーを止めて湯シャンをしていらっしゃる方からのご相談があるのですね。と言うことは、画一的にシャンプーの全てが悪いと言うのはとても危険なことだと言うことです。
そんな方にも、必ず弊社でケアを行う場合には、弊社で取り扱っているシャンプーをお使い頂きます。ケアの中には、ちゃんと位置づけがあるので、弊社で扱っているシャンプーで指導通りのケアに取り組んで頂ければ、ほぼ間違いなく頭皮が良い方に変化してきます。そして、毛が増える方に向かい始めるのです。
ケアの中でちゃんとシャンプーを位置づけることで、湯シャンではできなかったことが出来るようになるのです。
また、シャンプーはその目的により・成分に使える原料費により大きく差が出ます。基本的に安価で洗い上がりの良いシャンプーでかつ綺麗に魅せる為・清潔にする為に、皮脂を取り過ぎ・皮膚常在菌のバランスを崩すので薄毛の原因の一つになる上に、皮膚疾患になる可能性が高くなります。
そうではなく、皮膚への負担が少なく・育毛に役立ち・負担が及ばないケアを行うなら、どうしても価格は高額になります。
旧厚生省表示指定成分に関してこの成分に関しても、間違った認識の方が多いですね。製品が天然由来であればあるほど、効果のある成分の配合量を高めれば高めるほど腐敗しやすくなります。特にヘアケア製品はお風呂場に置かれることが多いので、とても劣悪な環境で保存されます。
化粧品だって、普通は常温で置いています。夏場の暑い時期なら部屋の中は40度を超えている場合もあるのでしょう。そんな環境に天然由来成分で上質な成分の化粧品が置かれるのです。
ですから、製品の安全の為にも保存料や防腐剤は必要だと言うことです。
どんな保存料や防腐剤を使うかになりますから、一番安全性・危険性が確認されているものを使うのが良心と言うものです。それか、製造日から消費期限まで短く設定するしかありません。
原料の製造から製品の製造になり、消費者に渡るまでにどの程度の期間がかかるのでしょうか?
いつ・どのくらい売れるのか分からないのですから、とても難しいです。
旧厚生省指定表示成分とは、過去にどのくらい配合すれば何人にアレルギーや皮膚の異常が出るのかがはっきりしている成分のことです。それ以外のものは、分からないのです。
天然の成分にヒノキチオールと言うのがあります。防腐剤として良く使われますが、アレルギーや皮膚に異常が出る人がいるのです。
旧厚生省表示指定成分を使っていなくても、ヒノキチオールを使っていたら「意味ないじゃん」ってことですね。
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