育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



【薄毛発症の初期症状】

毛に腰が無くなっている女性が多いから、毛に腰が出るシャンプーなるものが発売されていますね。
どうしてシャンプーで腰が出るようになるのか少々理解に苦しみます。理由は、毛に腰が出なくなるのは粗造化された毛しか作れなくなっているからです。

粗造化とは中身の詰まっていない毛質になっていて柔らかい毛になってしまっているのです。このような毛質になると、生えてきてもヘナっと寝てしまうのでペタっとしてしまい腰がない状態になってしまうのです。

粗造化されてしまうのは、何らかの原因があって、頭皮の血行が悪くなって毛母細胞の働きが悪くなっている状態が何年も続いた後です。

これをシャンプーを変えただけで毛に腰が出て戻るのは少々理解に苦しむのです。少なくても何らかのケアの影響で血行が良くなり毛母細胞が働くようになって、中身の詰まった毛質になって腰が出てくるのなら、最低でも半年とか1年くらいの期間がかかります。

血行が改善するのに2か月~4か月、毛が伸びるに1か月で1センチ前後。これを考えればシャンプーを変えただけで腰が出るなんてことがないのが分かりますね。

ちなみに、毛の表面に何も残らなければ毛質とは関係なくふんわかします。これだけなら、1回の温浴でも十分可能です。ふんわかと腰とは根本的に違うのです。

【毛穴掃除が一番いけない】

たまたまですが、「毛に腰が出るシャンプー」で検索していると、毛穴掃除とかシリコンが毛穴に詰まるとか、でも皮脂を取り過ぎてはいけないとか、なんか相反することを訴えている美容室のホームページが出てきました。

実は、こんな毛質にしてしまう原因の一つに毛穴を掃除するシャンプーとシャンプー法があります。
ちなみに、シリコンは毛穴には詰まりません。もし、シリコンが毛穴に詰まるならカラー剤のほうがよほど毛穴に詰まります。

毛穴を掃除するなら、毛穴内部に界面活性剤が入り込む必要があります。毛穴には皮脂腺がありますから、皮脂で毛穴自体は守られているからです。毛穴に界面活性剤が入り込んだらどうなるのか?

界面活性剤には浸透力があるので毛穴に入り込みやすく脂汚れを取り去る作用がある反面、タンパク質変性作用もあるので、毛を育てる組織を痛めてしまいます。ついでに頭皮も痛めてしまうので、血行を悪くしてしまいます。

【育毛剤の効果を出す為に】

中には、育毛剤の効果を出す為に毛穴掃除をして皮脂を取り去るケアが進められることもあります。その為にシャンプーを泡立てて1分とか2分の付け置きが進められるのです。そうすることで、皮脂膜が毛穴を保護しているのを取り去るから育毛剤が入り込みやすくなって、育毛剤が効くと言われているのです。

実は、この考え方って言うのは、20年以上も前から育毛サロン系が行ってきたケア方法で、ケアのやり始めは良いけど続ければ続けるほど頭皮が駄目になってしまい、血行が悪くなり毛母細胞の働きも悪くなっていくのです。

20年前のご相談では、毎月5人くらいのご相談者がこんな方法を採っていて、頭皮からシャンプー剤がたくさん出てきた記憶があります。当然毛穴に残留していた界面活性剤が抜けてしまうので毛がふんわかして見違えるようになることも多かったです。

ここ最近は見ませんが、3年ほど前まえまでは「トリートメント剤やシャンプーを頭皮に付け置きすると髪の毛が綺麗になると美容師さんに言われた」とおっしゃるご相談者もいました。その方々の頭皮は真っ赤で出来物だらけになっていました。当然、頭皮からはトリートメント剤やシャンプー剤がたくさん取れ、乾かせば毛がふんわりしていました。

シャンプーしながらのマッサージも上記のように界面活性剤の浸透を促す行為につながるので、絶対に止めて下さいね。



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