【皮脂に関する根深い常識】
まだまだ、皮脂に関しては間違った常識が残っていて、先週ご来室下さったも某育毛サロンで皮脂が毛穴に詰まっていると説明されていました。ゴシゴシ洗われて痛かったので、止めてしまったらしいです。
私が思うに、今まで「皮脂が詰まる!皮脂が詰まる!」と言い続けてきているので、今さら「皮脂は詰まりません」とは言えないのでしょう。言えないので、間違っていたのを隠そうとして正当化する理論に変質してしるのが今の育毛業界・美容業界・化粧品メーカーです。
その典型例が、酸化皮脂と脂リスクですね。要は「皮脂が問題なのだ。」と言うことに問題をすり替えているわけです。ただ、皮脂が問題ではないので、これも嘘だとわかった時どうするんだろう?と他人事ながら心配になります。
まだまだ、皮脂に関する常識的なものには根深いものがあります。何とか間違いではないとお墨付きを得る為に、どこかの皮膚科医を出してきて皮脂を問題にしてしまうかもしれませんね。
【皮脂を問題にする人の目は悩んでいる人に向いていない】
皮脂を問題にする人は、お悩みの方の方を向いていないのではないか?と思います。理由は、皮脂は人の体を守る為に分泌されているもので、100%人の体には必要なものだからです。
現在の薄毛人口の増加、女性や若年層への広がりを見ると、その原因は1990年代に遡ります。この頃に、メディアを通じて「皮脂が詰まっているから毛が生えない。ハゲたくなければ皮脂を取れ!」と広告やTVの特集番組で放映されていたのです。
皮脂腺学説と言うのがあります。皮脂を問題にする説は、ここが発祥の元と言っても良いでしょう。元来はわき毛の脱毛処理からきています。それは、毛根をレーザーで無くしても毛が発毛してくることから、皮脂腺の存在が毛の生育に必要だと言うもの(だったと思います)。皮脂腺を塞ぐくらいに皮脂が多いと毛が育たなくなると、学説をひん曲げた結果が皮脂が毛穴に詰まって毛が生えないと言う話になったのです。
結果、今薄毛人口の増加と女性・若年層への広がりです。
おかげで、私も仕事にあぶれずに済んだ次第ですが、こんな形で仕事になってしまったのは何か複雑な気持ちですね。
【皮脂は詰まりません。】
このブログが広がらなくても良いですが、「皮脂は毛穴に詰まらない」話だけは広がって欲しいです。皮脂が問題にならないと成り立たない仕事や業界っておかしいでしょ。
人の体を守るのに必要な皮脂です。100%人の体に必要な分泌物です。
これが問題にならないことを分かって欲しいですね。
テカっているのはどうするんだ?なんて声が聞こえてきそうですが、テカっていても大丈夫です。皮脂を取らないようにしていれば、正常に戻っていきます。中々戻らない場合には、有料にはなりますが一度私のところにご相談下さいませ。
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