毛が抜けるから薄くなるのでない。脱毛するのが問題ではない
メールでのご相談者に多い育毛の効果の出方って何だと思います？これが分かれば、多くの人が間違った効果を求めて薄毛を治せないのが理解できます。
何故？って。
私のところにご相談のメールを下さったり、相談室にお越しになる方はご自分が求める効果で毛が増えると思って取り組んでいるからです。それで上手く行かない、失敗するからご相談のメールを下さったり・相談室にお越しになるのです。
では、どんな効果を望んでいらっしゃるのでしょうか？一番多いご相談者が望む効果は。
【薄いところに発毛させて】とか【生えていないところに発毛させて】とか、発毛と言う言葉を選びます。
こういった効果を望んでいる限り、毛を無くすことはあっても現状維持すら難しいと言えますね。
悲しいかな一時的に増えることはあり得る
ただ、悲しいから時折「発毛」を志した人に毛が増える場合があるのですね。一時的ですが。これがあるから、みなさん発毛すれば毛が増えると思わされているのです。
また、抜けることが毛が無くなる原因になっている人の場合、発毛のケアで増えることが往々にしてあります。例えば、円形脱毛症やびまん性脱毛症の場合です。これらの脱毛症の場合、本当の問題は抜けることには無いのですが、抜けた後に生え変わって来ないのです。
だから、急激に毛が無くなります。
所謂男性型脱毛症と言われる症状や女性の薄毛の場合、抜けて生え変わってきているのに薄くなっていくのです。一気に進行する人とそうでない人がいますが症状は同じです。
どのように進行するか？と言えば、
一番最初は、毛が傷みやすくなります。
二番目には、心なしか毛に腰が無くなってきます。
三番目には、毛が細くなってきて、短くしか育たない毛が少し生え変わってきます。
●この三番目の頃の前後には、抜け毛は少なくなっていることが多いので、抜け毛が気にならなくなっている人が大多数です（ここが大きなPointです）。一番目～三番目は、ヘアケア製品の影響で、分からずに進行する場合もあります。
四番目には、抜け毛が増える様になります。
五番目には、細い毛と短い毛が混ざって抜ける様になります。
●四番目と五番目は入れ替わることがあります。
また、三番目のところで抜け毛が減っていた分、少し抜け毛が増えただけで凄く抜けているように見えてしまうので、抜け毛が減れば何とかできると思ってしまいます。
密度が広がるようになるので、見た目では発毛させたら毛が増える様に錯覚してしまいます。広告宣伝に「抜け毛を減らす」とか「発毛させる」と言うのが多いのは、表面的なものしか見ていない人が多いからです。
六番目には、抜け毛は減っていきます。
七番目には、毛の本数が急激に減っていきます。
毛は抜けながら減るけど、毛は抜けながら増えるのです。
上記の経過を見れば分かる通り、毛が成長しなくなって薄くなるのであって、抜けるから薄くなるのではないのです。
ですから、脱毛症と言う言葉を使わないようにしないと、本当にあなたの薄毛を治す方法や製品に巡り合いません。
男性型薄毛・女性型薄毛と言うのが本当のところです。
現実に、ご自身が薄いなら、生えている毛を観察してみて下さい。毛がたくさんあった頃に比べて、極端に細くなっているはずですし十分成長せずに抜けている毛が多いはずです。
と書くと、「成長するようになれば抜け毛は減るじゃないか！」とおっしゃる人は多いでしょう。では、あなたの毛はどこまで成長するのですか？そして、フサフサの毛の量って何本なんですか？
これらを考えて、「成長するようになれば抜け毛は減るじゃないか！」とおっしゃるのでしょうか？
これらを元にすると、毛が増える様になってくるとその人の総本数に応じた抜け毛になってくるのが毛が増える為の最初です。
薄毛の人は、抜け毛が減っていることも多いので、抜け毛が増えることもあるのです。
まあ、毛が減る時も毛は抜けるし、毛が増える時も毛は抜けるのです。抜け毛で育毛の効果を計っていてはいけませんし、発毛させることを考えていると間違えるのです。
理論ではなく、ご相談者の頭皮や抜け毛の変遷を見ていての現実と事実です。
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