抜け毛に関しては、間違った認識が常識になっているので、多くの方はご自身の髪の毛のボリウムが無くなってくると抜け毛を減らそうとします。
ボリウム無くなっているのだから、ボリウムを改善する方法が必要なのに抜け毛を減らそうとするんですよね。
■毛が抜けて本数が減るからボリウムが無くなるのか？
髪の毛のボリウムが無くなるのは、毛が抜けて本数が減るからではありません。ここでの認識が間違えると、この先ずっと間違った認識を元に考慮するので育毛の世界を彷徨う（さまよう）ことになります。
なぜ髪の毛のボリウムが無くなるのか？それは、ご自身本来の髪の毛を育てられなくなっているからです。
最初は、中身の薄い髪質になってくるので、柔らかくなります。すると毛の腰が無くなって毛が寝てしまいます。それと同時くらいに、本来の太さよりも細い毛に生え替わってきます。
こうしてボリウムが無くなってくるのです。中身の詰まった毛にならないのですから、なぜそうなるのか？予測が付きますよね。血流が減る・アミノ酸不足・酵素の働き（毛母細胞での細胞分裂）が不活発になるが考えられます。
これらが原因だと推測できるので、その原因を改善する為の育毛方法を採れば良いのです。決して本数が減っているわけではないのです。
■抜け毛があるのはどうしてか？
じゃ、どうして抜け毛を減らそうとする人が多いのでしょうか？それは、毛が抜けてボリウムが減り、段々と本数も減っていくからです。と書いてしまうと、「そらみろ、毛が抜けるのが問題じゃないか！」と主張したい人は多いでしょう。
では、お聞きします。あなたの毛は抜けないのですか？
誰でも毛は抜けて、（ここが肝心なところなんです）その本数分生え替わっているのです。だから、普通は毛が抜けても薄くはならないし、ボリウムダウンもしないのです。
普通は、ご自身の毛の本数を維持する為に、ちゃんと成長して→抜けて→生え替わっているのです。その人を毛の本数を維持する為に抜けるのです。髪の毛も人の細胞の一つなので、細胞が生まれ替わっているように、常に抜けて生まれ替わっているとも言えます。
が、最初に書いた通り「血流が減る・アミノ酸不足・酵素の働き（毛母細胞での細胞分裂）が不活発になる」が起こると、ご自身本来の髪の毛に生え替わってこなくなるので、抜けた後に生え替わってくる毛が、細くなったりするので薄毛になるのです。
ちなみに、毛の中身が詰まっていない毛質になるのは、現在生えている毛なのでお間違えなきように。薄毛になる前に腰が無くなるので「あれ？私の髪の毛おかしい」と感じるようになります。
■抜け毛を減らせば毛の本数が増えるのか？
上記のように毛を作る組織が粗造化し始めるのが最初で、その後から細くしか育たなくなり、その後に成長期が短くなっていきます。
成長期が短くなるとは、頭皮の表面に生えている期間が短くなり休止期が長くなる毛が増えることなので、生えている毛の本数も減っていくと言う事ですね。生えている毛の本数が減ることなので、生え替わる毛が減り毛の本数は減っていきます。
抜け毛が減るとは、生え替わる本数が減ることでもあるので、毛の本数が減っていくのです。
ここで気を付けないといけないのは、その人の毛を維持する為の生え替わる本数には個体差が激しいと言う事。
1日20本くらいしか生え替わらないのにフサフサでとても毛の本数が多い人もいれば、1日20本くらいしか生え替わらないのでスカスカに薄くなって毛が無くなりかけている人までいます。
毛の成長期が絡むので、抜け毛が多いから悪いとか抜け毛が減るのが良いのではなく、その人の毛の本数を維持するだけの抜け毛が良いのです。
■薄毛になる時どうして抜け毛が増えるのか？
では、どうして薄毛になる時に抜け毛が増えることが多いのでしょう？それには、1本の毛がどうして抜けるのかを知ることが大事ですね。
1本の毛は成長期を経て退行期から休止期に移行すると、その毛穴の下に次に生まれる毛の赤ちゃんが生まれてきます。その毛の赤ちゃんが成長し始めると、休止期に移行した毛は押し出されるようにして抜けるのです。これが所謂抜け毛のことです。
ところが、成長期が短くなり始めると休止期が長くなり始めるので、次の毛の赤ちゃんが生まれる前に休止期に移行してしまいます。すると、押し出す毛が無い状態で刺さっているだけの毛になります。こんな毛はいつ抜けてもおかしくないので、何かの変化＝カラーや転勤等の環境の変化等々があると、その変化に反応して一気に抜けるのです。
休止期が短くなっていると言うことは、生え替わってきている毛は細くなった毛や成長期が短くなった毛ばかりになっていますから、一気に抜けた（この毛は比較的太くて長く成長する毛ばかり）後に残った毛が細い毛や成長しない毛ばかりになるので薄毛になるのです。
と書いても抜け毛に関しては不安を覚える人も多いですし、何をどうしたら良いのか分からない人も多いでしょうから、以下からご相談下さいませ。
もしくは、電子書籍
「抜け毛が多くて心配なあなたへ 抜け毛の正体を知れば髪は増える」をご参照下さい。
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