結論から言うと、育毛剤が効くことで毛が増えるのは、薄毛でない時の頭皮で使う場合です。
薄毛の頭皮では育毛剤は効きません。そればばかりか、頭皮を駄目にしてしまって毛を無くします。これが結論です。
最近のご相談者には、育毛剤を使うことに抵抗を持っている人が多い。たぶん、どこかで「単純に育毛剤で毛を無くしてしまった」ような話がまかり通っているから、抵抗を持っているのだろう。
確かに、このブログでもそのようなことを訴えていたし、十年程度前からホームページやメールマガジンで訴えてもいた。
が、本当の意味を理解できない人が、伝言ゲーム的に言うものだから、本当の意味が伝わっていないのですね。
物事は、白か黒か単純に2分割して分けられないことばかりです。
「育毛剤が良いのか悪いのか」ではなく、使い方や育毛方法次第で良くもあり悪くもあり、その程度も色々あるのです。
「界面活性剤が良いのか悪いのか」ではなく、どのように作るか?由来は?処方は?グレードは?配合比率は?他にどんな成分と一緒にする?これらが絡むことで、良い悪いのの程度が決まるのです。
ところが、今は「良い」のか「悪い」のか、2者択一的な情報が多く、本当に幼稚としか思えないような情報が広がりやすくなっています。
あなたが、もし、こんな2者択一的な情報に出会った場合には、その情報発信者は、本当は何も知らない可能性が非常に高いと思ってください。
さて、育毛剤の話ですが、育毛剤は薄毛の人の頭皮で使うから効かないのです。育毛剤が効くのは、薄毛でない頭皮で使えば育毛剤は効くのです。この場合だと、頭皮を駄目にすることもないし、毛が増えるのです。
こんなことを書くと、薄毛でない頭皮だったら育毛剤はいらないじゃないか!と怒る人が出てきそうですが、そんな意味ではありません。
薄毛の人の頭皮を、薄毛でなかった頭皮に戻してあげれば良いのです。この場合、頭皮が戻れば毛も戻ると感じている人も多いでしょうが、そんなことはありません。一度薄くなった場合、頭皮が薄毛でない時の状態に戻っても中々毛は戻りません。
が、この時に育毛剤を使えば、十二分に効くのですね。
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