とかく日本人は清潔志向が強いので、「ダニや雑菌の繁殖が」と言う言葉に惑われます。
結果として、抗菌グッズが売れるのですが、育毛の世界でも同じようなことをうたい文句にしている製品や方法があります。
でも人間は無菌室で生活しているわけではありません。それどころか、雑菌や皮膚常在菌が存在することで免疫系が正常に働き、かつ毒性を持つ細菌の繁殖を防いでいると言う側面もありますから、極端な清潔志向だけは避けたいものです。
特に、現代のように世界でもマレなほどの清潔な生活をしている国民には、「ダニがどうたらこうたら」「雑菌がこうたらどうたら」と言う話は、おかしなものですね。
こんなことを書くと、すぐに極端な話になる人もいます。
「それじゃ、ジャングルで生活すれば良いじゃないか」と言うものです。
実際に、ニュージーランドに移住して、その地の原住民の方と変わらない生活をしていらっしゃる人もいます。そして、その人たちは薄毛と無縁なだけでなく、皮膚も髪も非常に綺麗で多いです。
ところが、今日本に住み生活している人が、いきなりニュージーランドに行って、これらの人たちと同じ生活をすれば、生きていけないでしょうね。まず、体を壊してしまいます。抵抗力がないから(清潔志向の副作用)。
ニュージーランドに行く前に、日本の超田舎の山の中で自給自足生活をして、野山を駆け回ることをしてみて下さい。
そうすれば、清潔な生活習慣がどれほど体を皮膚を弱くしているのかが分かるはずです。
前準備をして、自然の中で一人で生きていけるようになって、慣れてからニュージーランドに行って生活するのが良いでしょうが、普通の人は、そんなことを考えずに結論だけしか見ないので失敗してしまうのです。
清潔と一言で言っても程度や限度があります。化学的に殺菌したりするような清潔は、細菌や雑菌にも毒だが人間の体にも毒です。
過剰に清潔にすることは、一時的には良くても長い目で見ると、その人の抵抗力や防御力を弱めていくことに繋がります。
かと言って不潔な生活でいられるかとなると、現実問題できませんよね。
ここら辺の程度と限度を考えて、製品選びをすることをお勧めします。
殺菌することで結果は出たが、効果が続かなくなり、後々で皮膚疾患にかかり育毛どころの話ではなくなりますよ。
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