ケアはやればやるほど疲れるだけ、抜くこともケアに取り入れることが肝要

相談者情報 / 2012年03月28日 16時41分34秒

頭皮や体に溜まっている

私のところでは、一番最初は頭皮をお湯だけで洗います。何度か、このブログでも書いていますが、何度書いてもその趣旨が通じない方々がいらっしゃるようなので、実例を元にもう一度。

あなたの体や皮膚は、あなたそのものですよね。
当たり前です。

が、どんなに素晴らしい育毛剤であっても、シャンプーであっても、ヘアケア製品であっても、薬であっても、全てはあなたにとっては異物です。

中でも、シャンプーに使われている洗浄成分＝界面活性剤は脂汚れをよく落としますから、洗えば洗うほど、皮膚表面の角質を削り取ってしまいます。
こんなことを毎日最低でも1回、すごい人なら1日2回もゴシゴシ洗っているのですから、皮膚を傷めてしまいます。

その影響で、皮脂の分泌が増えるようになるのです。

何もないところに異物＝育毛剤を付ける

汚れをよく落とした皮膚に、あなたの体にとっては異物である育毛剤を使うのですから、育毛剤としての効果は出ますが、続けているうちに皮膚が拒否反応を示すようになってきます。

フケ症になったり、赤くなったり、痒みが出てきたり、反対に何の反応も出なくなる場合があります。
皮膚の拒否反応が出始めて、皮脂の分泌が増えている状態が続くと変な頭皮になってきます。そして、反応が出てこなくなるのがもっと怖いのです。

悪いことであっても反応している分、まだ環境さえ整えば元に戻りやすいです。反応していないのは、反応すらできないくらいにくたびれている状態＝疲弊していると言えるので、反応を始めるまで待つしかなくなります。

もっと状態の悪いご相談者

もっと悪いのは、反応してきている症状が、色々と併存している場合です。部位によって反応が異なると、部位によってケアを変えなければならないのが、とても難しいのです。

こんなご相談者の方が、いらっしゃいました。

当然毛の育ちは悪いです。
毛の育ちが悪いのが分かっていても、頭皮に何も使えないのですから育毛なんて出来ません。

こんな時に育毛の為に何かを使うと、さらに拒否反応がひどくなるか、反応すらしなくなってしまい毛を無くします。

効果ばかりを求めていると駄目なんですね。
抜くことも覚えて下さい。

プロスタグランジンについてコメントを書いた人がいます。

原因と結果を取り違えないで欲しいです。プロスタグランジンが増えるは原因ではなく結果です。プロスタグランジンが増える原因に薄毛の原因の一つがあるだけです。効果を求めるからプロスタグランジンが増えるとも言えますね。