育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



秋口になると、異常な抜け毛になる方がいます。そんなかたは、以前投稿した「夏こそ体を温め汗をかこう」をご参照下さい。


今回のテーマは、薄毛と言ってもいろんな症状がありますが、薄毛になっている状態はたった一つなので、その状態を改善するような効果を求める方が改善率は高いですよ、と言う話です。



■男性:M字・O字・河童ハゲ・つむじハゲ


男性の薄毛には、生え際がM字型に薄くなる人・生え際がO字型に薄くなる人・河童で言う皿の部分が薄くなる人・つむじが薄くなる人と4つのパターンがあります。


その薄くなっている部分の毛が細くなり成長しなくなっていき、成長期と太さがゼロになると毛が無くなりハゲになっていくのです。それがM字型に進行するのか?O字型に進行するのか?河童の皿型に進行するのか?つむじ型に進行するのか?と言う違いがあります。どういう風に薄くなっていくのかは、毛細血管への血行の良し悪しで決まると思っていただければ良いと思います。


ただし、M字やO字に進行し始めても、後からつむじ周辺が薄くなり始めて、最終的にM字部分やO字部分とつむじ部分がくっつき、全体の髪の毛が無くなりハゲになっていくと言う経過を辿ることが多いです。


実際にご相談を受けていて「生え際が生え際が」とおっしゃる方々のつむじを見ると、つむじが薄くなっていることが多いです。最終的にハゲにならない為にはつむじのハゲを防ぎ・生え際の進行を止めることが必要じゃないのか!って思うのですね。血行の良し悪しが影響するので、生え際が薄くなり始めたら、つむじも薄くなり始めているのです。


また、例えばM字に後退した場合、後退して毛が無くなっているところに発毛させて毛を取り戻そうとする人や、そんなことが出来るような広告が多いです。が、毛が無くなってところに発毛させて毛を取り戻すはほぼ不可能です。そうではなく、毛のある部分の際なら可能性があります。写真で説明します。


以下の写真はM字に後退した右側の拡大写真です。「1」の部分は太さも成長期もゼロになってしまった毛の跡なので、次に生まれる毛の種が無くなっている部分でもあるので取り戻すのは不可能に近いです。でも今生えている毛の際=「2~8」の部分には、まだ太さも成長期もゼロになっていない毛の種が毛穴内部に残っている可能性があるので、成長する毛に回復する可能性があります。血行の良さを取り戻せば、毛の種が残っていれば5ミリとか1センチ程度なら前の方に改善できるのです。


そんな育毛方法を採っているとつむじの髪の毛も成長し始めるので、M字部分とつむじがくっ付いてハゲになるのを防ぐことができます。O型・河童の皿型・つむじ型でも同じことが言えます。


■女性:分け目・生え際・つむじ・全体


女性の場合は、分け目が広がって地肌が見えるパターン・生え際から分け目にかけて地肌が見えるパターン・つむじから分け目にかけて地肌が見えるパターン・全体が薄くなり地肌が見えるパターンの4つの型があります。


いずれも、生え際・分け目・つむじと繋がっていくこともあります。最初は繋がっているだけだったのが、ケアの方法を間違ってしまい全体に広がっていることも結構多いです。


これらの薄くなって地肌がよく見える部位とそうでない部位をマイクロスコープで見て比べてみると分かることがあります。それは、薄い部位や地肌がよく見える部位に生えている毛は、そうでない部位に比べて半分くらいの太さしかないのです。


その上、薄い部位の髪の毛と比較的しっかりしている部位の髪の毛を触って見ると、明らかに薄い部位の髪の毛の方が柔らかいのです。


以下の写真は分け目の広がりですが、パッと見ると毛が無くなって地肌が見えるように感じます。がマイクロスコープで周囲の部分と薄い部分を比べてみると、生えている本数が変わらないのに薄い部位の髪の毛の太さが半分以下になっているのですね。


■男性も女性も状態は同じ


女性の場合は毛が柔らかくなり細くなっている人ばかりですが、男性も同じように柔らかくなり細くなるのが最初だと言うのが同じです。違うのは、女性は太さや細さがゼロになって、毛が無くなることはほとんどありませんが、男性の場合はそれがあると言うことです。


男性であっても女性であっても、髪の毛を作るのはご自身の体です。毛細血管を通じで血が毛母細胞に供給され、そこでの細胞分裂でアミノ酸が角質に変換されて、角質が積み重なることで髪の毛として伸びていくのです。


この血の流れに問題がある=問題を起こすことが薄毛の原因でありハゲの原因でもあるのですね。


ここで待った!性ホルモンの影響を無視しているじゃないのか!っていう意見があるでしょう。私から言わせると「血行を改善することもできないのに、ホルモンを触るなんて100年早いわ」って思うのですね。


何はともあれ、人の体は血行・血流が全てなのですから、取り組むべきことの優先課題は血行・血流の改善です。それをすることで、男性なら7割くらい、女性なら9割5分くらいの方に効果があります。


この効果とは40歳の人が20歳の頃の髪の毛に戻る効果ではありません。


今よりも少し髪の毛の元気が出て腰がでて、生え変わってくる毛が今よりも少し太くなり、生え変わって来る毛が今よりも少し成長期が伸びるようになり、今よりも少し地肌が隠れるようになるような効果を半年単位で積み重なるように繰り返していく効果と言えば良いでしょう。


こんな効果を積み重ねることで、その人の年齢本来の髪の毛に戻っていくようにするのです。


■原因は人様々だから、対処法も様々


血行・血流を良くすると言っても、その人がなぜ血行・血流が悪くなっているのかが分かりません。こればかしは、詳しく調べてみないと判断が付きません。


一つ言えることは、世の中には血行・血流が悪くなりやすいタイプの人がいて、血行・血流を悪くする習慣を続けてきたから、本来の固さじゃない髪の毛・本来の太さじゃない髪の毛・本来の成長期じゃない髪の毛しか作れなくなっていたと言うことです。


と言うことは、発毛させるは畑違いの効果になりますし、抜け毛を減らすは血行・血流が悪化するだけだと言うことですね。


育毛相談WEB/サイトで詳しく色々とお聞きするのは、それらを探り血行・血流が悪くなっている原因を明らかにする為です。




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