ここ5年くらいのご相談者は、薬飲用者か使用者ばかりになっています。男性の場合はミノキシジル系育毛剤とフィナステリドとデュタステリドで、女性の場合は美容外科か理美容室でのサービスですね。
【元々髪の毛が多かった】
弊社のご相談者の中には、若い頃は元々髪の毛が多くて困っていた方がいらっしゃいます。そんな方は、若い頃にご自分が薄毛になるとかハゲるなんて思いもしないので、カラーや脱色・パーマに縮毛矯正と、髪の毛にはやりたい放題であることが多いです。
20才代や30才代の頃は大丈夫でも、若い頃に頭皮に負担をかけまくっている場合、年齢を重ねて体の回復力が落ちてくることが加わると、頭皮に本来の毛を作り育てる力が無くなるので薄毛になってくることが往々にしてあります。
女性で言うところの更年期の頃になってくると、男性も同様に毛の育ちが悪くなるのが表面化するのです。
【問題と原因はヘアケアと心身の老化】
今回紹介するご相談者の男性は、まさにその通りの方でした。問題と原因はヘアケアの習慣と心身の老化により、頭皮の毛を回復する力が衰えてしまっていることなのです。
だから、どんなケアをすると良いのかは、普通に考えて少なくとも「頭皮を本来の状態に回復すること」になるのですね。心身の老化は変えることができないのですから。
そんな方法を採る必要があるのに、多くの方は薬に頼ることが多くなっているのです。今ネットで検索をかけると美容外科や病院が上位に出てくるのがほとんどで、通販で5,000円以内でケアに取り組むことが可能になっています。ケアじゃなく治療かな?
その上コロナワクチンを2回以上打っていると、毛細血管に血栓ができやすくなっていることがあるので、その影響で毛が生育しなくなることもあるのです。
完全に頭皮を含めて薬漬け状態ですね。
【薬を使う・飲むのは畑違い】
医薬品を使うとか飲むのは全くの畑違いなのが分かりますよね。
疲労が溜まって熱が出ているだけなのに、解熱剤で熱を下げようとするのと同じです。疲労が熱の原因ですから、体を休ませることが必要なのに、解熱剤で熱を下げると熱は下がるでしょうが、疲れが改善されていないので過労で寝込んでしまうこともあります。
頭皮の弱り衰えと老化が原因なのに、医薬品でなんとかしようとしても治るはずがありません。世間の情報自体が「薄毛を治すなら薬だ」と言うものばかりですから、薬を選択する人が多いのでしょうが、原因が違うのですから治らないのです。
【育毛剤でも発毛剤でも治らない】
原因に対するケア方法でないので、薬に頼る治療では治らないだけはなく、薄毛なのに薄毛が治る効果ではなく脱毛症が治る効果で治そうとしているところに落とし穴があります。
以下のように前号で育毛剤の役割と発毛剤の役割を解説しています。
これを見て頂くと分かる通り、この男性の薄毛を治す為に使ったミノキシジル系の発毛剤では、作用が強いだけに頭皮への負担も強くなり、今生えている毛の状態が悪いのではないか?その上フィナステリドとデュタスセテリドの影響が髪の毛の残っているのかどうか?の疑問もあります。
この男性は弊社ではケアに取り組みませんでしたが、「もし、弊社で取り組まれる際は、薬の使用と飲用を止めて半年か1年くらいの経過を必ず教えて欲しい。そして、できれば薬を止めて3年後くらいに再度ご相談の上で弊社のケアに取り組んで下さい。」とお願いだけはしておきました。
そうすれば、弊社でケアに取り組んだ時の経過が予測できるので、どの製品をどのように使うのか?どんな方法を使うと有利に取り組めるかが予測できるからですね。
いずれにしても、ご自身のことが分からないで取り組むのが一番駄目です。