体表面に皮脂がないと生きていけません私たち人間は、皮膚表面が皮脂で覆われていないと、生きていけません。人間だけでなく動物や魚でさえ皮膚を覆っている油がないと生きていけません。
皮脂で覆われている膜があるからこそ、乾燥しないで保湿されて、生きているのです。
ですから、皮脂を悪者にする方がおかしいと思った方が良いです。
毛穴は詰まらないし皮膚で呼吸もしない毛穴が詰まることもないし、人間は肺呼吸なので皮膚呼吸もしません。当然ですが毛穴で呼吸もしません。
今までいろんな解剖図を見てきましたが、皮膚内や毛穴内に呼吸器官があるのを見たことがありません。
あるなら、教えてほしいです。
何故、こんなことを書くのかと言うと、お電話でご相談下さった女性の方が相談に行かれた育毛サロンで、「毛穴が皮脂で詰まっている」と言われたらしいからです。
皮脂は体内から分泌される油です皮脂は、人間の体内から分泌される油です。油ですから、体表面や毛穴内部に存在している限り、固まることはありません。
例外として皮脂が固まるとすれば、その人が死んで体温が10度を下回った時くらいです。
今回ご相談下さった女性の方は、お話を聞く限りでは皮脂の分泌が少ないタイプなので、元来毛も細くて少ないタイプなのです。
女性に多いタイプですが、こんな人が皮脂を取るケアを始めると、こじらせてしまい、抜け毛は減り、毛の本数も減っていくので、後々で非常に難儀するようになります。
上記のことから、効果があってもしない方が良い方法の代表が、皮脂を取ることをメインに考えている方法です。これを海外の製品を使ってするなら、本当にしない方が良いです。
対象としているお肌質が根本的に違うのですから。
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