コロナ患者数、2週連続増加
厚生労働省は12月13日
全国に約5000ある
定点医療機関に
12月2日~8日に
報告された
新型コロナウイルスの
新規感染者数は
合計1万5163人で、
1定点当たり3.07人
であった
と発表した。
前週の約1.27倍で
2週連続で増加した。
昨年の同時期は、
1定点当たり3.52人
であった。
都道府県別の最多は
秋田県の9.31人。
次いで
北海道9.27人、
岩手県8.21人
と続く。
主要都市では
東京都1.72人、
愛知県3.78人、
大阪府1.36人、
福岡県1.61人
であった。
43都道府県で増加
した。
12月1日までの1週間に
定点医療機関報告された
新規入院患者数は1658人
で、前週から240人増加。
集中治療室(ICU)に入院
した患者は54人で、
前週から14人増えた。
都道府県別では、
北海道9.27人、
青森県6.03人、
岩手県8.21人、
宮城県4.02人、
秋田県9.31人、
山形県3.47人、
福島県3.78人、
茨城県3.73人、
栃木県3.71人、
群馬県4.59人、
埼玉県3.40人、
千葉県3.13人、
東京都1.72人、
神奈川県2.23人、
新潟県3.86人、
富山県1.63人、
石川県2.71人
福井県1.82人、
山梨県6.00人
長野県5.13人、
岐阜県4.48人、
静岡県3.06人、
愛知県3.78人、
三重県2.61人、
滋賀県2.43人、
京都府2.32人、
大阪府1.36人、
兵庫県1.63人、
奈良県2.30人、
和歌山県0.88人、
鳥取県2.38人、
島根県1.45人、
岡山県3.15人、
広島県2.63人、
山口県2.01人、
徳島県2.05人、
香川県1.94人、
愛媛県2.42人、
高知県2.27人、
福岡県1.61人、
佐賀県2.39人、
長崎県2.36人、
熊本県2.23人、
大分県2.05人、
宮崎県1.93人、
鹿児島県0.84人、
沖縄県0.80人
であった。
インフルエンザ感染者数、前週のほぼ2倍
厚生労働省は
12月13日、
全国約5000カ所の
定点医療機関から
12月2日~8日の
1週間に報告された
インフルエンザの
感染者数が、
1医療機関当たり
9.03人であった
と発表した。
増加は、
7週連続となり、
全都道府県で
前週より増えた。
それ故、
全国の
計1402施設で、
学校などの
休校、
学年・学級閉鎖
の措置がとられた。
都道府県別では
福岡県20.30人、
大分県13.41人、
千葉県13.23人、
長野県12.47人、
鳥取県12.14人
となっている。
全ての都道府県で
前週より増えて、
13の府県では
「注意報レベル」
の10人を超えた。
また、
12月8日までの
1週間に
医療機関を受診
した患者の数は、
推計で
34万人余りと
前週の2倍近く
に増えた。
国立感染症研究所
によると、
12月2日~8日まで
の1週間に
全国5000カ所の
医療機関から報告
された
インフルエンザの
患者数は、
前週より2万人余り
多い4万4673人で
あった。
厚生労働省は、
手洗い、
マスクの着用
を、はじめとした
咳エチケット
などの感染対策を
呼び掛けている。
風邪が2025年4月から5類感染症!
2025年4月から、
「風邪」が
インフルエンザ、
コロナ
と同じ
「5類感染症」
に分類される。
2023年5月、
新型コロナが
感染症の分類で
「2類」
から
「5類」
に移行した。
これにより、
インフルエンザ
などと
同じ扱いとなり、
新型コロナの受診
などが「自己負担」
となった。
では、何故、風邪を
「5類」に加えるので
あろうか?
厚生労働省は、
風邪の発生状況を
把握することで、
「新たな呼吸器
感染症の早期
検知対応を
目指す」
としている。
とは言え、
風邪が5類に加わる
ことで、
私たちの生活に
どのような影響を
及ぼすのであろうか?
専門家によると、
「風邪」というのは
医学的には
「風邪症候群」
と言われ、
鼻水、
喉の痛み、
上気道の炎症
を主に
「風邪」
と呼ぶ。
「風邪」は、
数百種類の
ウイルス・細菌
が原因とされていて、
私達が風邪と呼んで
いる症状は、
現在の感染症法では
位置づけされて
いない。
それが
5類に分類される背景
には、
全世界を苦しめた
新型コロナが関係
している。
数年前、
パンデミックが私達を
苦しめたが、
中国武漢で、最初は
「謎の肺炎が出ている」
と報道された。
この肺炎が何なのかと
世界の科学者たちが
調べていくうちに、
これまでにない
「コロナウイルス」
ということが判明
した。
直ぐさま、遺伝子を
調べ、配列などから
変異していく未知の
コロナウイルスと
分かり、現在に至る。
今後、
未知の感染症が現れた
場合、早期に発見し、
次のパンデミックを
防ぐというのが、今回、
風邪を感染症に入れた
背景にある。
WHOは、
急性呼吸器感染症の
調査は、
次のパンデミックに
繋がり得るので、
世界各国で調べて
貰いたい、
と呼びかけている。
その要請に日本政府も
答えることとなった。
そんな中、
厚労省には
「5類に追加される
事で、
医療費の増大に
繋がるのでは?」
と心配する声が寄せ
られた。
新型コロナの場合、
5類になった際、
医療費の1割~3割
が、自己負担と
なった。
では、風邪が5類に
なった場合、
医療費に関して、
何が変わるので
あろうか?
答えは、
全く変わらない、
である。
この処置は
「調査に必要な
新しい分類」
ということで、
患者の医療費
などは
何も変わらない
のである。
勿論、
医療行為も変わら
ないし、
自己負担も変わら
ない。
では、
一体何が変化する
のであろうか?
答えは、
医療機関が、
大きな負担を抱える
可能性が大きい、
という事である。
今回、
5類に入れた理由は
未知の感染症への
調査が目的である
ため、
WHOは、
「咳や呼吸の
苦しさ」
「38°以上の熱」
などを報告すれば
よい
と言っている。
ここで、
議論になる所は
「発熱」という
項目が不透明な
点である。
熱がなくても
咳がある、
鼻づまりがある、
という症状を報告
するのである。
これは、
自ずと数が膨大に
なり、
医療機関には
大きな負担と
なるのは間違い
ない。
そもそも、
医療機関としては、
患者の診察が第1の
仕事なので、
それに専念できる
環境作りが重要で
ある。
この問題を解消
するには、
デジタル化を
進め、
普通に診療すれば
自動的に情報が
伝わる仕組みの
作成が不可欠で
それが、
医療機関の負担
を減らし、
未知の感染者を
見つけることに
繋がる、
と思われる。
コンゴ民主共和国における、謎の「疾病X」
アフリカ中部、
コンゴ民主共和国
で、原因不明の
病気が広がり、
海外メディア
では
「疾病X」
として
報じられて
いる。
WHOによると、
10月24日~
12月5日までに、
同国南西部
クワンゴ州で、
発熱、
頭痛、
咳、
鼻水、
体の痛み
などがある症例
が、406件確認
され、31人が
死亡した。
亡くなったのは、
半数以上が
5歳未満の子ども
である。
WHOは、
患者の一部が
「マラリア陽性」
であった事を発表
しているが、
詳細は不明である。
一体、現地では、
何が起こって
いるのか?
日本でも警戒が
必要なのか?
今後、
新型コロナウイルス
感染症のような
パンデミックを
引き起こす可能性が
あるのは、
どんな病気なのか?
専門家によれば、
コンゴ民主共和国で
原因不明の病気が
発生し、
WHOが調査に
入っている。
WHOは
12月10日の
ブリーフィングで
最初に集めた
12サンプルのうち
10サンプルが
「マラリア陽性」
であったと発表
した。
他の感染症の可能性
もあるが、
マラリアが関係して
いる可能性は高い。
今回の場合、
病気が発生して
いるのは
コンゴ民主共和国
の中でも、特に
奥地である。
雨季で道路状況が
悪く、
首都・キンシャサ
から
2日以上かかる
という。
殆どの人が発熱
しているので、
原因不明の
「熱性疾患」
と言っても
よい。
現地では、
呼吸器の症状が
出ている人も
いるし、
他の感染症の
可能性もあるが、
雨季の流行と
なれば、
考えられるのが、
まず、
「マラリア」
である。
常時、
流行しているが、
マラリアを媒介
する蚊が増える
ため、
雨季は特に
流行しやすい
のである。
ただ、
マラリアでは
説明がつかない
部分がある。
その理由だが、
呼吸器症状を訴えて
いる方が多いが、
マラリアの場合、
こうした症状は
あまり見られない。
それ故、
他の病気も関係して
いる可能性がある。
実のところ、
熱帯では
インフルエンザ
などの
呼吸器感染症は
雨季に流行する。
日本では、
空気が乾燥する冬に
インフルエンザが
流行するので、
雨季の流行は
不思議に思われる
かもしれない。
ただ、日本で冬に
インフルエンザが
流行するのは乾燥
しているからだけ
でなく、
寒さで家の中に
こもる事が多くなり、
人と人との距離が
近くなるからで
ある。
熱帯では、
雨季と乾季しかないが、
雨季になると家にこもり
がちになる。
それ故、
熱帯で雨季に
呼吸器感染症が
流行しやすい
のである。
今回も、
マラリアのほか、
インフルエンザ、
新型コロナ
などの可能性も
指摘されている。
マラリア以外にも、
こうした
感染症が複数流行
している可能性が
ある。
その理由だが、
亡くなってる方が
多いのである。
WHOは、406人が
感染し、31人死亡
としているが、
この数字は
あくまでも
病院で亡くなった
数である。
国際感染症学会の
メーリングリスト
の情報によれば、
自宅等で亡くなった
人も含めれば100人
以上になる
とされる。
マラリアの場合、
大人よりも子どもが
亡くなる場合が多い。
今回の病気で
亡くなっているのは、
子どもが多いが、
マラリアであれば
矛盾は無い。
WHOによれば、
非常に貧しい
地域で、
栄養状態が悪い
子どもが多く、
そういう人が
亡くなっている
とのことだ。
こうした
「謎の病気」
が発生するのは、
よくある事なのか?
実は、
コンゴ民主共和国
では
年に何回か、
こうした原因不明の
病気が発生している。
交通の便が非常に
悪いところが多く、
第1報として
「何か流行が起きて
いるけれど、
原因がわからない」
ということがよくある。
コンゴ民主共和国
政府の調査チーム、
今回は
WHOのチームも
入っているが、
こうした調査
チームが調べて、
何の病気なのかが
分かっていく。
マラリアのことも
あれば、
インフルエンザ、
新型コロナ
のことも、
あるいは、
エボラ出血熱
のこともあり得る。
また、
はしかも流行して
いる。
言うまでもなく、
既知の病気の場合
には、
比較的早めに原因
が判明する。
ただ、
それほど頻繁では
ないが、
やはり、
新たな感染症の発生
も、起こりうる。
例えば、
エボラ出血熱が
最初に発生した
のも、
コンゴ民主共和国
の奥地であった。
エボラ出血熱の
ウイルスは、
もともと動物の
ウイルスである。
奥地に開発が進み、
人が入れば
これまで接した
ことのない動物
とも接する。
ブッシュミートと
呼ばれるが、
そうした動物の肉を
食べることもある。
そのようにして、
未知のウイルスが
広がることが
起こり得るので
ある。
今秋にも、
ルワンダで流行した
「マールブルグ熱」
という病気も、
動物から人に感染が
広がった
と考えられる。
それ故、
今回も動物から
感染する未知の
ウイルスが
原因となっている
可能性は大いにある。
石川県、コロナ・インフル・溶連菌・感染性胃腸炎・手足口病・流行性角結膜炎・マイコプラズマ肺炎の現状
<インフルエンザ>
県全体2.73人、
金沢市3.12人、
南加賀1.00人、
石川中央4.00人、
能登中部2.17人、
能登北部2.75人。
<コロナウイルス>
県全体2.71人、
金沢市1.59人、
南加賀1.40人、
石川中央3.55人、
能登中部5.00人、
能登北部5.00人。
<A群溶血性レンサ
球菌咽頭炎>
県全体1.52人、
金沢市1.45人、
南加賀0.67人、
石川中央2.17人、
能登中部2.75人、
能登北部0.00人。
<感染性胃腸炎>
県全体7.34人、
金沢市10.09人、
南加賀3.67人、
石川中央9.50人、
能登中部5.75人、
能登北部0.00人。
<手足口病>
県全体0.86人、
金沢市0.36人、
南加賀1.50人、
石川中央1.50人、
能登中部0.75人、
能登北部0.00人。
<流行性角結膜炎>
県全体1.57人、
金沢市2.00人、
南加賀0.00人、
石川中央5.00人、
能登中部0.00人
能登北部0.00人。
<マイコプラズマ
肺炎>
県全体3.60人、
金沢市0.00人、
南加賀6.00人、
石川中央4.00人、
能登中部4.00人、
能登北部4.00人。
<コロナウイルス>