最悪の状態へ陥るとき、そこへ向かって急激な変化が起きると人はその変化に気づき、その変化を止めようと対処し、最悪の状態までには至らないことが多いものです。
しかし、徐々に日々少しずつ変化が起きているとき人はその変化を変化と感じることなく時は過ぎ、気が付くと最悪の状態にどっぷりつかっているという事態に。。
大切な家族の一員を亡くしたという大きく深い悲しみと喪失感。
この1つだけのストレスだったら個人にもよりますが、周囲の人との優しさに触れ心の傷が少しずつ癒され、生態が生命を維持しようとして脳内の忘れる機能をセットし時間とともに少しずつ悲しみが癒えてゆき大事には至りません。
しかし、この大きな喪失感を伴ったストレスを対応しているところへ別の問題が起きて、ストレスが加わる。
更に別の問題が起きてまたストレスが加わる。
傷を癒すべきところへ使うわずかなエネルギーを新たに舞い込んだストレスに使い、、
そうすると傷が癒えないばかりかアリジゴクにはまったように、もがけばもがくほど深い闇の中へ沈み込み、ついには疲れ果てて絶望感が頭をもたげ、この世に存在したくないとさえ。。
実際、ママもチャー君を亡くした悲しみから立ち直ろうともがいていた時に、別の問題が発生し、その問題は昔解決しておくべきだったことと関連し遂に自分をコントロールできなくなり、、ストレスが新たなストレスを生み、打ち寄せる大きな波のように次々と襲い掛かってきて。。
鬱とは知らずに通常では考えられないような落ち着きがない、気ばかり焦る、全てにおいてそうでしたが例えば洗濯物たたみが3分と集中してできない、人と話すのがわずらわしい、夜眠れないし、朝起きれないといった症状がどんどんひどくなっていきました。
2012年春くらいから鬱の症状がひどくなりましたが病気に気が付かず、鬱だとわかり病院へ行ったのは今年の春のことです。