娘と最近よく、病気や障害(おもに精神的なもの)
に関する番組を見るのですけど
Eテレで金曜九時の「バリバラ」という番組を今夜は一緒に観ました。
今夜のテーマは「摂食障害」
娘が閉鎖病棟に入るきっかけの一つとなった病です。
娘は拒食症で、一時、数字にすごくこだわり
体重計に乗るたびに数字を細かく表に記入して
元々痩せていたのですが
どんどんエスカレートして
ほとんど食事を口にしない日々が続きました。
それに加えて自ら命を断とうとしたり、リストカットやその他・・・
本当に地獄の日々と言う感じでした。
番組を見ながら、拒食・過食を克服された方々のVTRや話を聴きながら
苦しかった日々を娘と振り返りました。
あの時はこうだったね~
うん、そうだった
あーわかる わかる・・・
なんて二人で笑いながら話をしている「今」が
不思議な感覚・・・懐かしい感覚・・・
言葉では上手く言い表せないほど
これまでの日々を心の中で深く噛みしめました。
娘が快方に向かうきっかけ
それは
看護師さんだったと言います。
何もかも閉ざされた閉鎖病棟の中で
音楽も時計も・・・何もかも奪われた時間の中で
看護師さんの言葉や看護が娘の気持ちを和らげていったんですね。。。
医師や薬の力より、遥かに大きな力になったようです。
人の持つ「心」という大きな力が
娘を救ってくれたのですね。。。
看護師さんのある言葉で、娘は食事が摂れるようになり
少しずつ快方に向かっていきました。
いろいろな病気がありますが
病に立ち向かう原動力は
やはり「心」なのではないかな~と感じたりします。
自分を見ていてくれる人がいる事・・・
誰かが自分を見守っていてくれる
誰かが自分を心配してくれる
受け入れてくれる。。。
たった一人でもそんな人がいてくれたら
心はギリギリの所で倒れずにいられるのかもしれない。
娘は看護師さんの「心」に支えてもらいました。
心から感謝です。
2年と数ヶ月前のあの日々・・・
今だから笑いながら話せること。。。
今現在、苦しい日々、辛い日々を送っていたとしても
いつか必ずトンネルを抜ける日々が来るはず。
その時は信じられなくてもね
この先も大波・小波はあるでしょうけれど・・・
乗り越えなくちゃあ~
3月になりました~