koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

「篤姫」第6回:女の道

2008年02月11日 18時38分51秒 | 篤姫

峰,もとい尚くん,玉砕の巻でございました。
相手の知らないところで終わってしまうというのも,ある面辛いものがありますね・・・。
その後2度にわたって会うことになるとは針の筵でございます。
好きな女性から貰った酒飲んで,西郷の祝言の席でべろんべろんになるのも,ある面無理なきことかと・・・。
しかし,ああしたちょい情けない役柄はぴったりですね。
映画版「電車男」の引きこもり青年役も好演でしたし・・・。


後半は,斉彬に対面した於一が,自らの意志で養女となるくだりでした。
運命と時代の波に翻弄された感のある篤姫が,自らの手で人生を切り開いていく,というのが,多分本作のコンセプトなのでしょうから,今回のようなエピソードを入れたということなのでしょう・・・。
しかし,実際のところ,どうなんでしょうね・・・。
私自身,前にも述べましたように天璋院篤姫の生涯に関しては,何の知識も持ちませんので,推測・憶測の域を出ませんが,斉彬のお眼鏡にかなったというのは多分事実でしょうし,対将軍家対策として養女を送り込むことは,ギネス記録保持者である11代将軍家斉の奥方の前例もありますので(島津家出身で,家斉は比較的長生きした),将軍継嗣問題に絡む斉彬の江戸城中大奥に打ち込む楔だつたということでしょう。
当然のことながら,将軍家定の正室にするには,島津本家養女でも家格が低すぎる,という批判があったことでしょうから,近衛家の養女としたのでしょうし,宮尾登美子さんの原作では斉彬の密命を受けて・・・という設定らしいです(読んだこと無いので詳しくは分かりませんが・・・)。


ただ,不幸なことに,篤姫の周りの人々は,皆足早にこの世を去っていきます。
父忠豪,斉彬,長兄忠冬,小松帯刀,そして西郷に大久保・・・。
そうした中で,江戸城中にあって孤軍奮闘,自らの人生を切り開いていったと思われる篤姫の生涯は,この後どう展開するのでしょうか・・・。
まだしばらく薩摩編は続きそうですが・・・。


尚くんが,万次郎や千賀と歩いた(そして簡単にべらべら喋ってしまった)海岸は一体何処なのか,ちょっとばかり気になりました。
薩摩半島のいずれかの浜,と考えるのが妥当でしょうが,ロケ地に下田市が入っていましたので,島嶼の多い複雑な地形はむしろそちらかと・・・。
蘇鉄などの亜熱帯植物は,伊豆半島でも十分育つでしょうから・・・。


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2 コメント

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こんばんは (オオカミ)
2008-02-11 22:51:28
尚くんの歩いた場所、どこだか確定はできませんが、桜島の見え方から推測するとあの辺りなのかなという予想はあります。錦江湾の中でも位置によって見え方が変わるので、それを考えるのも楽しみですね。
ところで、今回の万次郎は格好良すぎるって気がしてます。

江戸屋敷生まれで鹿児島の生活経験が少ないままに藩主にならざるを得なかった斉彬の心境、似たような境遇の自分としては、共感をもって観ています(笑)。
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成る程・・・ (koshi)
2008-02-12 22:41:28
オオカミさん,今晩は。
成る程,錦江湾も場所を変えるといろいろな見え方をするということでしょうね。
ロケ地を探すのも大変でしょうが,今回のようにどんぴしゃ填ると,見ていても心楽しいものがあります。

斉彬があのような開明的な君主となった理由はいろいろあると思われますが,まず江戸藩邸の暮らしが長く,松平慶永,伊達宗城,阿部正弘,水戸斉昭といった人物との交流が大きかったと想像されます。
この人にもう数年の寿命があったら,幕末維新史は大きく違っていたでしょうね・・・。
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