6日間HDDで眠らせて,今日見ました。
どうも連続ドラマをまめに見ていくのは苦手です・・・。
しかし,毎回思うのですが,脚本がうまいのでしょうか。
小気味良いテンポでさくさくとストーリーが進むせいか飽きません。
毎度毎度登場の鹿児島名物である甲突川五石橋の一つですが,一体何処にあるのか地元の方に聞いてみたいと思います。
また,あの鶴丸城も本物を使ってのロケーションではないでしょうか・・・。
あとは,於一と峰のツーショットの際に必ず使われる場所-錦江湾と桜島御岳が見事な-は一体何処なのでしょう・・・。
実際,私のような鹿児島とは縁もゆかりもない者にとっては,嘉永年間の薩摩藩の事情など知る筈もなく,それこそ中学校の教科書程度の知識しか無い訳ですから,一つ一つの事象や馴染みの薄い薩摩の風物がどれも新鮮に思われてきます。
今回は,何と言っても題名にもある通り,高橋斉彬に尽きます。
平成2(1990)年放送の「翔ぶが如く」では以前も述べたように弟の久光役で,時節の見えない莫迦殿ぶりが結構様になっており,最終回(だったか,西郷が城山に果てた1つ前だったか),鹿児島城下で盛大に打ち上げられた花火をバックに虚しく高笑いをする場面が印象的でしたが,今回もまた圧倒的で,他の演技陣が霞んでしまう程でした。
多分,私が初めて高橋英樹の演技を見たのは,昭和43(1968)年の大河ドラマ「竜馬がゆく」の武市半平太役だったと思われますが(明治100年記念作品だったのかどうか・・・),多分次が翌年の「鞍馬天狗」,そして昭和48年の「国盗り物語」(織田信長役)だったと思います。
「けんかえれじい」や「伊豆の踊子」での二枚目ぶりを見たのはずっと後年のことで,とにかく派手な殺陣と押し出しの強い圧倒的な存在感を常に示してきた大物俳優です。
で,こうした殿様役も,浪人髷も似合う希有な役者ではないでしょうか。
私より上の年代の世代だと,「旗本退屈男」,「おらんだ左近事件帖」,「編笠十兵衛」といった70年代の作品に胸躍らせながら見入った記憶がある方も多いのではないでしょうか・・・。
尤も,時代劇スター高橋英樹の名を完全なものにしたのは,やはり70~80年代にかけての「桃太郎侍」(放送中に原作者が亡くなりましたが,原作とは全く違う代物でした)と,それに続く80年代後半の「三匹が斬る」だったと言えましょう。
とにかく,藩主となって初の登城場面や於一との出会いの場面は,演技も存在感も抜群で,改めて感心させられました・・・。
ま,島津斉彬が開明的な名君であったことに異論を挟むつもりは全くありませんが,先代が調所を登用して藩の財政を引き締めにかかったことを思うと,西洋かぶれだった斉彬を先代が敬遠した理由も分からなくはありません。
ただ,斉彬の治世は嘉永から安政にかけてのわずか数年だったのですね。
晩年は越前候の松平慶永(春嶽)や宇和島候の伊達宗城,水戸候の徳川斉昭(烈公),土佐候の山内豊信(容堂)とともに四賢候と呼ばれましたが(保守的で,勤王党を弾圧した容堂は賢候かどうか私にはわかりません・・・),もう数年の寿命があったら,公武合体を強力に推し進め,違った形の倒幕が成ったかもしれません。
・・・ということで,明日の第5回が楽しみです。
今度こそ峰,もとい瑛太くんが主役のようで・・・。
え゛,中浜万次郎が出てくる・・・???
薩摩に来たんか・・・と思って調べたら,確かに嘉永5(1852)年の帰国の際に,琉球から鹿児島に立ち寄っていました・・・。
尚くんの銅像は、10号線を挟んで、西郷さんの銅像と向かい合うような形で、地元の人もあまり知らない片隅にひっそりとあります(笑)。すぐ裏が西本願寺別館で、その裏には山形屋というデパートがあります。
こちらもさせていただきましたぁ~!
koshiさんの中では瑛太クンは峰くんのようで…(笑)
篤姫でも熱演でいい役者さんですよね!
私が最初に高橋英樹氏を認識したのは、信長役だったと思います。
松坂慶子とのやり取りにうっとりしたのを覚えています。
子供ながらにカッコイイと思いました!!
篤姫はやっぱり面白いです!
内容やなんだかんだより、見て面白い!45分がすぐ終わっちゃう~!って事ですよね。
これからも楽しみです。
これなら大奥もドロドロした感じじゃなくて、明るいドラマになるかもしれません!
また、よろしくお願いいたします
詳細な現地ガイド,ありがとうございます。
何せ,鹿児島を訪れたのは15年前なので,かなり忘れている部分も多く,助かります。
成る程,あの野原は城下の南,今和泉家の方角かと思っていたのですが磯山公園というと反対側-日豊本線の方角ですね。
成る程,尚くんの銅像は磯街道沿いですから,かつて黎明館から県立博物館~天文館通りと歩いた際に見落としたと思われます・・・。
40日も滞在されたとは羨ましい限りです。
私も,滞在できたら退屈することなく過ごせそうです・・・。
ブログ御復活何よりでした。
いやー,面白いです。
私も近世・近代は得意じゃないし,宮崎嬢にも萌えませんので全く期待していませんでしたが,予想外の面白さで,ついつい見てしまっています。
その分,「風林火山」の総集編はDVDに落として,見ていませんけど・・・。
何か全編に明るい風気が感じられるのは,主人公の性格と南国薩摩という風土だからでしょうか・・・。
更新楽しみにしています。
どうぞご無理なさらぬようお続けください・・・。