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本日1月14日は,この地方では「どんと祭」と称し,神社においてご神火を焚き正月に使った注連縄,門松等を燃やす習慣があります。
地方によっては,「どんど焼き」とか「どんどん焼き」とか異なった名前で呼ばれているようですが(一昨年の拙エントリ参照),いずれにしても無病息災を願う民間信仰として長年伝承されてきた年中行事です。
ご神火にあたることで風邪をひかない,とか,書き初めを燃やして高く舞い上がると上達するとか,宿願が叶った時に願掛けしただるまを燃やすとか,いろいろな言い伝えがあります。
私の住む地域には松川だるまという藩政時代以来の伝統工芸があり,大きな神社では必ず売っているようですが,本殿が国宝という八幡宮は付近の道路がいつも大渋滞なので,一昨年から隣の区にある熊野神社に行っています。
ここは,田圃の中にぽつんとただずむこぢんまりとしたなかなか風情のあるお社なので,気に入っています。
二週間前に初詣に行ったばかりなのですが,どんと祭は3年連続で行くことになりました。
生憎駐車場がごった返していて,午後5時の火入れ式には間に合わず気がついたら火が大きくなっていたのが残念でしたが,何とも言えない雰囲気を味わうことが出来ました。
灯明の淡い火に宵闇に映し出される社殿と,錫杖の音が厳かな裸参りの人たち,地元の方々による味噌おでんと甘酒の振る舞いもいただいた後(御神酒もありましたが,さすがに遠慮しました),ゆっくりとご神火にあたり身も心も暖まった感じです。
「どんと」にせよ「どんどん」にせよ語源は「尊ぶ」から来ているそうです。
生活様式や生活習慣が如何に西洋式になっても,こうした古来の伝承はぜひ残していかなければならない,と改めて思いました。
南町通りの駐車場が閉店になるらしく、開運酒を頂きました。寂しくなります。そして、印象に残ったお客さんにお酒を配るなんて、涙が出るほど、その、粋なはからいにびっくりしました。風情が無くなっていくような切ない1日でした。
桜ヶ岡通り(西公園通り)も通行止めだったと思います。
以前は,八幡様もそんなに混まなかったんですが・・・。
どんと祭はあちこちで御神酒の振る舞いがあるようですね。
私が例年初詣に行く諏訪神社も御神酒の振る舞いがありましたが,昨今の事情を踏まえて今年はどうだったのでしょうか・・・。