発見が常識を覆す、覆った常識が時代を変える、変わった時代が人間と政治を変える

政治は知恵を出せ
政治家よ常識を変える発見をしろ
政治家よ時代と人間を変えろ
政治は誰にでも出来る物ではない

第72話 滅びの笛 ノアの洪水 前編

2007年11月13日 | Weblog
写真はミケランジェロの洪水


物凄い地震だった。
海岸地帯は全滅した。
山間のダムは壊れ、川が鉄砲水で町を襲う
それでも人間は生き残る。
帝「いったい”何が起きた?」
武「いままで考えられていた、地球の内部構造が
  まったく違っていたのです」
帝「ふ~むそれにしても地球は人知を超えているわ、
  これで、災害はすべて終わったのか?」
武「最悪の事態です。恐れたことが、起きた模様です」
帝「なに~”どういうことだ、今度は何が起こる”
  それが解るだけでも救いになる。
  しかし、もう!国民に知らせるすべは無いが、
  それでも知りたい”申せ!」
武「申し上げます。最悪の事態です。
  天からあの南極の氷が落ちて参ります。」
帝「なぜだ?」
武「氷の衛星の軌道が変ったからです」
帝「軌道が変った?」
武「はい”自転が反転したことにより、重力の方向が
  一瞬揺らぎましたゆえに、起動が円から楕円に
  楕円からまた円に戻りました。」
帝「それで、どうなった?」
武「もう、確かめる機械もありませんから、推測です。
  氷が楕円になったとき半分が太陽の軌道になり、
  半分が軌道が小さくなり、小さくなった衛星の
  スピード不足のため落下を始めます。」
帝「それで?」
武「海面が60m上昇します。」
帝「助かる方法は無いのか?」
武「40日落下が続きます。この40日を乗り切れば・・」
帝「40日か、落下が始まるのは、いつからだ」
武「およそ、30日後です」
帝「30日の余裕か」
武「生き残った者を集めて、あの山の中腹にある、
  核シェルター非難しましょう。食料と水と種を集めて
  40日耐えましょう。
  動物も忘れないように・・・
  30日あれば可能でしょう。
  八重垣造って妻込めを造るのです。
帝「やってみよう」

賢い者は生き残る努力を始めた。


第71話 滅びの笛 信じられない三つ目の誤算

2007年11月13日 | Weblog
平穏な日々がしばらく続いたが・・・やがて・・・
地の底から不気味な音が聞こえ、だんだん大きくなって来た
「ご~ ごご~ ごごご~~」
この音がやがて人間の体に反応した
体が勝手に震えだした、
恐怖を誰もが感じた。いったい、何が起きるのかと・・・
足元から響く・・・・・・
テレビがニュースを報じていた・・・
「臨時ニュースを申し上げます。日本時間12時近辺から・・・
 地球の自転のスピードが落ち始めました」
異音は3日3晩続いた・・・
やがて・・・
音が止まった・・・・・
その瞬間
「ど~~~ん」
衝撃波が走った。人間も動物もすべて気を失った。
生き残った人間が目を覚ますと・・・・
「ぎゃ~~~~」
悲鳴を上げた
なんと~~~~
大木は根元から折れ、
超高層のビルは横倒しになり建物は跡形も無い
低い頑丈な建物は基礎からひっくり返り、転がっていた、
民家はばらばらになりぐちゃぐちゃになっている。
工場もテレビ局も建物の姿が無い
軍隊も武器も一瞬で吹き飛んだ
文明が一瞬で消えた・・・・
なぜ?
強烈な地震だった、衝撃波を持った地震だった
かって、こんな地震を人類は経験したことが無かった
生きん残った者は・・・・・信じられん・・
もう誰もが何も考えれられず、じっと・・たたずんだ・・・・
誰かが空を見上げた・・・・・
「きゃ~~~~~」
女が黄色い声を上げた
指を刺す方向を見上げた
「わぉ~~~~」
太陽が・・・・・
西に沈む・・はずが登ってきた。

東からの日の出が・・・また沈んで行った

地球の自転が止まって、反転をした瞬間の衝撃波だった
建物は、モアイが西に向いているように西から東へ
すべての建物は東に頭を向けていた
慣性の法則・・・
人間も動物は太陽を見つめた
西に沈みかけた太陽が沈まない・・・
誰かがはっと気が付いた
「津波がくるぞ~~~」
西海岸が襲われた巨大な津波だった
大勢の人間が消えた・・・・
太陽は沈みかけた太陽が真上まで来た・・・・
「ごう~~ごご~~」
再び地から音が聞こえ出した
「揺り戻しだ~~」
誰かが叫んだ・・・・
音が消えた・・・・
瞬間・・「ど~~~ん」
再び衝撃波が襲った
今度は東から津波が来た・・・
大勢の縄文人が・・一瞬にして・・文明と共に消えた・・

太陽は何も無かったように西へ沈んだ