発見が常識を覆す、覆った常識が時代を変える、変わった時代が人間と政治を変える

政治は知恵を出せ
政治家よ常識を変える発見をしろ
政治家よ時代と人間を変えろ
政治は誰にでも出来る物ではない

第75話 滅びの笛 智恵の実は残った

2007年11月14日 | Weblog

いつの世でも、どんな危機が来ても、
運の良い奴と、賢い者は生き残る。
運の良い奴は自分しか助けられない。
賢い者は家族を助け、親戚を助け、友人を救う。
賢さが大きくなればなるほど、
親戚の和と友人の和が広がって行く。

草原をおびただしい動物が走る。
山に向かってひた走る。
「氷の人工衛星が落下してくる」
人工衛星なぞ知るはずも無いのに危機を感じる
何処に逃げればよいか?
本能が知る?
それとも、神のお告げを聞いたのか?
山に向かって走る。
早く”早く”急げ”急げ”・・と
山を登る”
山の中腹の洞窟は動物で一杯になった
呉越同舟・・・
草食動物も、肉食動物も争いもせずに、じっと動かずにいる
ひたすらに、耐力を温存して眠っている。

ネズミは船が沈むのを知ると言う。
しかし、危機を悟るのは最初の一匹である。
その一匹が逃げるのを見て、一番賢いネズミが後に続く
賢いネズミが逃げるのを確かめて、後に団体になる。

さて、人間は・・・・
救命ボートに乗るもの、
あらかじめ船を用意してた者
高地にシェルターを準備してた者
潜水艦に乗って海に潜ったもの
土壇場の智恵を神はためす。
誰も戻って来なかった

神は自ら救うものを救う

生き残った者は
西洋はノアの子孫
日本は高天原の子孫
だと言う
助かった命は圧倒的に動物達の方が多かった
 

第75話 滅びの笛 智恵の実は残った

2007年11月14日 | Weblog

いつの世でも、どんな危機が来ても、
運の良い奴と、賢い者は生き残る。
運の良い奴は自分しか助けられない。
賢い者は家族を助け、親戚を助け、友人を救う。
賢さが大きくなればなるほど、
親戚の和と友人の和が広がって行く。

草原をおびただしい動物が走る。
山に向かってひた走る。
「氷の人工衛星が落下してくる」
人工衛星なぞ知るはずも無いのに危機を感じる
何処に逃げればよいか?
本能が知る?
それとも、神のお告げを聞いたのか?
山に向かって走る。
早く”早く”急げ”急げ”・・と
山を登る”
山の中腹の洞窟は動物で一杯になった
呉越同舟・・・
草食動物も、肉食動物も争いもせずに、じっと動かずにいる
ひたすらに、耐力を温存して眠っている。

ネズミは船が沈むのを知ると言う。
しかし、危機を悟るのは最初の一匹である。
その一匹が逃げるのを見て、一番賢いネズミが後に続く
賢いネズミが逃げるのを確かめて、後に団体になる。

さて、人間は・・・・
救命ボートに乗るもの、
あらかじめ船を用意してた者
高地にシェルターを準備してた者
潜水艦に乗って海に潜ったもの
土壇場の智恵を神はためす。
誰も戻って来なかった

神は自ら救うものを救う

生き残った者は
西洋はノアの子孫
日本は高天原の子孫
だと言う
助かった命は圧倒的に動物達の方が多かった
 

第74話 滅びの笛 ノアの洪水 後編

2007年11月14日 | Weblog
いよいよ、氷の人口衛星の落下が始まった。
大気圏に突入した氷は大気との摩擦で高熱を発した
その高熱で氷が解けはじめた。
解けた氷がたちまち水蒸気に変った。
水蒸気の帯の尾を引きながら地表に衝突する。
溶けきれず燃え残った氷が衝突の衝撃を轟かす。
ズ~~ン、ズ~~ンズ、シ~~~ン
水蒸気が大気圏の冷気と熱交換を始める、
雲を呼び、
風を起こし
雷電を巻き起こし
津波を起こす
水滴となり
水滴が雨となり、
氷の量の多さが、洪水となる。
「ご~~ご~~」
ひゅ~~ひゅ~~
氷が隕石となり空気を裂く不気味な音が響く
「ピカ~~ぴか~~~」
稲妻が切れ目無く光り
雷電がはらわたを裂くように体に伝わる
地表に雨が滝を思わせるように地響きを立てて落下する
たちまち、地面に水がたまる。
山から、鉄砲水は平野を襲う。
川はたちまち氾濫した。
たった数時間で、平野は水で埋まった
海面の水位が見る見る上がりはじめた
間断なく稲妻が闇を照らす。
雷がまた、絶え間なく落ちる。
「ピカ~~~~ド~~~~ン」
「ピカ~~~ ド~~ン」
耳を劈く大きな雷鳴
どどどどど~~~~水の流れる音
来る日も来る日も続いた。
昼と夜の区別が付かない。
永遠の闇夜がつつくように思われた
陸地がすべて水に覆われた・・
雨が、豪雨が、滝が降り注いだ
その合間に隕石が衝撃を与え、
この世の地獄が続いた・・・
これが、40日続いた・・・・

後に生き残った人物の名を採って、ノアの洪水と呼ばれた



第73話 滅びの笛 ノアの洪水 中篇

2007年11月14日 | Weblog
帝が武に問いかけた。
「お前もこに残れ”一緒に40日を耐えよう」
武は丁重に辞退した。
「作戦の失敗の責任を取ります」
帝「何を言う!どの道人類は滅亡する運命だったのだ。
  おとなしく、座して死を待つのは悔しいではないか
  その点、地球に一泡吹かせてやったではないか。
  バンアレン帯とハレー彗星を創ったではないか。」
  後世において称えられる輝かしい功績だ。
  しかし、勲章はもう出せないがな。 
  あははははは~~~~」
帝は豪快に笑った
武「それと、もう一つ、太陽を西から昇らせた」
帝「そうだったな。わははは~~」
武も笑った。
帝「地球の方が一枚上手だったな~~。」
武「また、南極は沈み始めます。7千年の時の彼方で
  同じことが起こります。子孫に忘れることなく
  伝えてください。必ず」
武は帝の元を辞して妻の待つ大阪へ去った。
 「お~~い”帰ったぞ~~」
妻「お帰りなさい”」
武「娘達は?」
妻は涙を抑えながら首を振った
武「そうか・・・・」
もう会話にならなかった

卑弥呼はこの夫婦を見続けた。
 「地球と戦った男だいったいどんな生い立ちをしんなだろう」
そして、時間を50年ほど巻き戻した。
大和武の生まれる瞬間を見た
未熟児で、弱々しい赤ん坊だった。
祖父母と夫婦と父親の兄弟と武の姉の少女が見えた。
にぎやかな家族が生まれる瞬間を見守っていた。
母親も産後のひだちが悪く、母子共に不安の種だった
しかし、危機は乗り切りすくすくと育った
 「なんという父親だ。子供を一度も抱いたことがない
  子を可愛いと思わないのか?この父親の生い立ちが、
また、知りたくなった」
時間をゆっくりまた、巻き戻した。
 「あ~そうだったのか、この父親の心が死んでいる。
  戦争が、優しい青年をすっかり変えてしまったのか」
  時間を早めて、また、武の成長を見た。
 「やはり、この夫婦は離婚したか”仕方があるまい。
  傷ついた深い心の中まで妻が知る由も無い、まったく
  働く気力を失った男に哀訴を付かした、この離婚も
  運悪く家業が傾き、祖父が財産を騙し取られ、住む家をなくすとは、
  これが、きっかけで、家族がばらばらになった」
母子3人で暮らし始めたが・・・
なんと、父親の戦争の呪いが祖父に取り付いた”
祖父母が自殺の相談をしてる。
 「もう生きていても仕方がない、明日、死のうか」
 「そうね”それもいいね。おじいさんや」
明日死ぬ”そう思った祖父は死ぬ前に孫の顔が見たくなった
そして、孫に会いに行った。
卑弥呼「あ~~なんと”年端も行かぬこの子が、祖父に
    取り付いた死神に噛み付いた、この子は死神が
    見えたのか?母親はまったく気が付かぬが・・」
祖父が帰る時間が来た、抱いていた子を母が受け取ろうとして
手を伸ばした、母の手を振り払い振り払い最後母の手に噛みついた。
  「お~~か見つかれた母親が母としての自身を失った」
祖父が誤解をした
 「母より祖父が好きだという子がいるはずが無いのに」
祖父がこの子を連れて行った。
祖母は孫を抱いて帰ってきた祖父の顔から死相が消えていた
死神はどこに行った?
今度は、この子に取り付いている”
待てど暮らせど母は迎えに来ない・・・・
母に見捨てられたと悟るのに長い時間は要らない。
元気を失い、心が痛み傷つき高熱が出た、40℃を超える
熱が子のこの肉体を弱らせている、しかし、4日後に熱がさめた。
「死神を封印した”記憶と共に」
母と暮らした記憶も、姉と遊んだことも・・・
いやいあ、母は姉も父もいなかった。
目を覚ましたとき・・祖父母しかいなかった
「なんと不幸な生い立ちなんだ”」
「お~~この不幸な生い立ちを補ったのが、この妻か”」

武「妻よ”死ぬ時期がきた、一緒に死んでくれるか」
妻「いまさら、もう”何処にもいけないわよ」
・・・・・・・
座して死を待った・・・